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「ギャラ飲み」「パパ活」って犯罪?トラブルになる前に弁護士に相談【ViViホットライン】

2020.03.19

最近よく聞く「パパ活」「ギャラ飲み」。年上の男の人に会って、お金をもらってご飯を食べるというものですが、ときには、その先までいっちゃう……なんて噂もチラホラ。それって見つかったらヤバいんじゃないの? 犯罪にならないの? そんな疑問を弁護士・嵩原安三郎先生に聞いてみました。

今回の相談者

最近わたしのまわりで「パパ活」とか「ギャラ飲み」をやってるコが増えてるのですが、それって犯罪じゃないの? ―22歳・学生

教えてくれたのは……
嵩原安三郎 弁護士
フォーゲル綜合法律事務所 https://www.vogel-law.jp/
1970年沖縄県生まれ。京都大学卒業後、2000年に弁護士登録。情報商材や副業詐欺の悪徳商法案件、退職代行など数多くの案件を手がける。「情報ライブ ミヤネ屋」などメディア出演多数。

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・食事だけならお金をもらってもセーフ
・パパ活は“特定のパパ”なら……
・売春で罰せられるのは体を売った本人ではない
・未成年のパパ活は違法の可能性も

食事だけならお金をもらってもセーフ

「お金をもらって飲み会に参加する」「お金をもらって食事をする」実はこれらの行為自体を規制する法律はないんです。つまり純粋に「食事だけ」してお金をもらうことは、法律的には問題はありません。ただ実際は食事だけではなく、性的な関係も求められることも多くあるようです。

パパ活は“特定のパパ”なら……

ギャラ飲み、パパ活、援助交際……どのような呼び方をしても、お金をもらって性的関係を持ってしまえば、その時点で広い意味での「売春」です。

そして売春には3つのパターンがあります。

① 違法じゃない売春
② 違法だけど罰せられない売春
③ 罰せられる売春

売春を罰する法律に「売春防止法」というものがあるのですが、これで罰せられるのは「お金をもらって“不特定多数の人”と肉体関係を持つこと」なんです。

つまり「決まった人とだけ売春する」のは法律では禁止されていないのです(18歳以上の場合)。

よって特定の「パパ」のみからお金をもらうこと自体は、犯罪にはならないということになりますね。

売春で罰せられるのは体を売った本人ではない

女性が不特定多数の人に体を売ってお金をもらうことは、違法です。しかし法律で罰せられることはありません。

というのも世の中には「体を売らないと生活することができない」という人もいるからです。とても悲しいことですが現実です。法律では「売春は禁止するけど、罰するのではなく助けてあげるべき」という考えを基本にしているからです。

刑罰の対象になるのは、体を売った本人ではなく、女性に売春相手のお客さんを紹介したり、女の子を集めて売春させるお店を経営する人です。

ただし、ネットで「愛人募集!」なんて書き込みをすると、それだけで書き込みをした男女とも売春防止法で罰せられます。

未成年のパパ活は違法の可能性も

東京都の「青少年健全育成条例」では、お金を払ったかどうかにかかわらず、また不特定多数かどうかにかかわらず、18歳未満と性的関係を持つと違法になります(2年以下の懲役または100万円以下の罰金)。

このとき、18歳未満のほうは逮捕されませんが、補導などの対象になります。

また、たとえ食事だけでも、性的な関係の有無以前に、未成年の飲酒がもちろんダメなのは言うまでもありませんね。

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びびねぇ

「ギャラ飲み」「パパ活」は、それ自体は犯罪にはならないみたい。

でも、嵩原先生の話によると、「裸の写真を撮られてネットにばらまかれて大変なことになったり……なかには暴力を振るわれるなど、別の犯罪に巻き込まれるケースも多くあります」とのこと。

先生もこれまでに、パパ活の相手から無理やり覚醒剤の注射を打たれる被害にあった女性を担当したことがあったそう。また“パパ”が既婚者の場合、その妻側から「不貞の慰謝料請求」をされることも……。

法的な問題よりむしろ、心身に傷の残る被害に遭うかもしれないことに注意してね!!

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illustration/Hikaru Tanaka Text/アケミン