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バカリズムの理想の職場⁉︎台本がいらないほどスムーズだった撮影を振り返る

2020.02.28

バカリズムが主演・脚本をつとめ、OLを演じたことで話題となったドラマ「架空OL日記」が待望の映画化。職場の同期で親友を演じた二人が語る撮影の裏話とは?

もう台本いらないんじゃないかって思ってました(笑)

今回新たに脚本を書かれる上で、どんなことを意識されましたか?

バカリズム:ドラマ版の方は、10年前に書いていたブログがベースになっていたんですけど、当時の銀行の世界と今とじゃルールや常識が明らかに違っていたので、今の銀行員の方が観た時に、「これ内部の人が書いたんじゃないの?」って思われるくらいリアリティにこだわりました。

実際に銀行で働いている20代のOLの方に何度か会って話を聞いたんですけど、この10年で女性の管理職の方が圧倒的に増えていて、しかもそれが話題にもならないくらい当たり前になっているんですよ。考え方や価値観も全く変わってきているので、それを微調整しながら、ドラマ版の面白さもちゃんと引き継いでいけるように意識しました。

職場で繰り広げられる同僚5人の会話が作品の肝ですが、ギスギスすることなく最後まで仲良しなのが観ていて心地いいですよね。

バカリズム:あれが僕の理想の職場なんですよね。自分がOLだったらこんなところで働きたいなという願望が入っていますね。

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撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

夏帆:劇中の延長っていう感じですね。空気感はもちろん、不思議と立ち位置まで変わらないんですよね。

バカリズム:本当にたわいもないことを待ち時間の間、1時間とか2時間ずっと話してましたね。撮影現場に給湯室があったんですけど、そこでお茶を飲みながらみんなで立ち話したりとか。

夏帆:普通のお芝居とは違うけど、完全に素っていうわけでもなくて、5人が集まると自然とそのスイッチが入るっていう感覚でした。

バカリズム:だから僕は、台本はもういらないんじゃないかって思ってましたね(笑)。5人集まれば成立しちゃうから、台本を書いてるうちに馬鹿らしくなるんですよ。普段から喋っていることを改めて本にしているみたいな感覚になってくるから、「いる? これ?」みたいな(笑)。

夏帆:雑談と何も変わらなかったですもんね。でも台本は要ります(笑)。

もし今後、OL以外に「架空◯◯日記」をやるとしたら何がいいと思いますか?

バカリズム:ドラマ版の撮影の頃から現場でも話していて、色々意見は出たんですが、その時は受付って案で落ち着きましたね。会社の中で一番最初に目につくところだからちゃんとしなきゃいけないんだけど、たまに足元にヒーターを置いてるのが見えたりするんですよ。動きが少ないからこその楽しみ方があるかなとは思いますね。

INFORMATION
『架空OL日記』
憂鬱な月曜日の朝。銀行員OLの“私”(バカリズム)の1週間が始まった。満員電車に揺られ、職場の最寄り駅で合流するのは社内で一番仲良しの同期=マキ(夏帆)。会社の更衣室で後輩のサエ(佐藤玲)と小峰(臼田あさ美)、酒木(山田真歩)が加わり、いつものように就業前のおしゃべりに華が咲く……。2/28より全国公開。
©2020『架空OL日記』製作委員会

Photo/tAiki Hair&Make-up/Yoshimi Arima,Naoki Ishikawa Stylist/Megumi Takahashi,Naomi Shimizu