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宇垣美里はまだ旅の途中。出会いも別れもすべてを抱きかかえてまた旅に出る

2020.03.26

宇垣美里さんのエッセイ連載。今週は、一つの場所に落ち着くことができないという宇垣さんに、その理由について綴っていただきました。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。宇垣美里のエッセイ連載【私から見えている景色】

第十章 『仰げば尊し』

(四)

神戸に生まれ、大学で京都へ、就職で東京へと移ってきた。
まだまだ移動の最中で、なんとなく落ち着く場所が見つからなくて、ふらふらとここまで来たような気がする。多分、東京にも定住はしない。

見たいものがあって、行きたいところがあって、食べたいものがあって、それを全部全部手に入れるために生きてきた。
無理にでもその場所にとどまろうとすれば、多分枯れてしまうに違いない。不幸にも移動の中でしか生きられない、根っからの旅人に生まれてしまったものだから。

これはもう直しようもない悪癖であり、業であり、宿命なのだから哀れむほかにできることはない。

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旅に別れはつきものだ。
きっとこれからもたくさんの人と出会い、別れることだろう。けれど、そのことを恐れたりはしていない。

だれかとサヨナラするとき、谷川俊太郎さんの詩『あなたはそこに』の「ほんとうに出会った者に別れはこない」という一節を思い浮かべる。
名前もしらない、旅先で毎日入り浸ったカフェの店員さん、潰れてしまった本屋、遠い国で働く幼馴染、空へと旅立った大切な人。

共に過ごした時間が短くても、二度と会えなくても、忘れることなんてない。その全部を抱きかかえて私は生きてゆくから。

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宇垣美里にQ&A

Q. メイク前のスキンケアで必ずすることはありますか? メイク前のスキンケアはどのくらい時間をかけていますか?(abz 女性)

自分でメイクするときはまず顔を洗ったらスチームを浴びます。肌がほかほかになったら導入美容液、化粧水、オイル、乳液、クリーム、日焼け止め。なんだかんだそれで15分くらいかけてる気がします。スチーム浴びながらその日のメイクプラン考えてるので、下地以降は複雑なメイクでも割と手早くぱぱって終わります。結局肌が潤ってキメ細かければ化粧も映えるようになるので、化粧するまでの肌を作るのが1番大切な気がする……。

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宇垣 美里(うがき みさと)
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。

宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg

宇垣美里『私から見えている景色』 連載一覧

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Text:Misato Ugaki Photo:Kota Shouji Styling:Mana Kogiso(io) Hair&Make-up:NAYA Composition Mayuko Kobayashi