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花見が大好きな宇垣美里による2020年自分流の楽しみ方

2020.04.16

宇垣美里さんのエッセイ連載。今週は宇垣さんが「花見が大好き」と話すその理由や様々な思い出、そして今年ならではの宇垣さん流・花見の楽しみ方を綴っていただきました。さらにQ&Aでは波長が合わない親子関係の悩みについてスパッとお答えしてくださいました。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。宇垣美里のエッセイ連載【私から見えている景色】

第十章 『春、前を向いて』

(二)

ただ花が美しいから、そんな理由で気の置けない仲間と昼から酒を酌み交わす。こんなにも贅沢なことって他にあるだろうか。

私は花見が好きだ。高校生の頃は、始発に乗って学校へ向かい、授業までの時間、水筒に入れてきた緑茶とコンビニで買った三色団子を頬張りながら、中庭でずうっと桜を眺めていた。

大学時代を過ごした京都は、春になるといたるところで桜の花びらのじゅうたんができるような様子で、バイト帰りにちょっと遠回りをして、缶チューハイ片手にふらふらと最高の桜を探し求めてさまようのが楽しみのひとつだった。

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東京に出てきてからは、各地のお花見スポットの甘酒を飲み比べるのがマイブームに。あの花の淡い薄紅色の美しさ、可愛らしさはもちろんのこと、少しの風ですぐに花びらを散らしてしまうところがいい。

この瞬間の美しさは次の瞬間にはもう失われているかもしれない、だからこそしっかり目に焼き付けねば。そんな気持ちになるから。

今年は花見には出られないから、桜の枝を一把買った。だんだんと蕾がほころんでいくのを見守りながら、毎晩ちびちびと日本酒を飲む。
こんな花見の楽しみ方も、悪くない。

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宇垣美里にQ&A

Q. 私はもう30歳になるのに、母が干渉してきます。仕事や恋愛について自分の意見を言うと、母親は逐一否定し、勝手にアドバイスしはじめます。宇垣さんなら、こんな母親にどう対処しますか?(みー 女性)

親が子を選んで産んだわけでも、子が親を選んで産まれたわけでもないです。親子だってどうしようもなく相性が合わないこともあるし、合わない時期って場合もある。もう一人でも生きていける経済環境なら、距離をとった方がお互いに楽なのかな、と思います。おそらく四半世紀は生きているであろうお母様の性格はもう変わらないです。かと言って、愛故のアドバイスだったとしても、それ聞いてて疲れるのって精神衛生上よくないし。まあ私なら500%離れますね。お互いが心穏やかにいられる距離を保ちます。親であろうとなんだろうと、あまり人を嫌いになりたくないし、悪口も言いたくないので。

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宇垣 美里(うがき みさと)
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。

宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg

宇垣美里『私から見えている景色』 連載一覧

※白ブラウス/スタイリスト私物
Text:Misato Ugaki Photo:Kota Shouji Styling:Mana Kogiso(io) Hair&Make-up:NAYA Composition Mayuko Kobayashi