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インドで感じた大きなパワーと心の揺らぎ。水原希子の不思議なスピリチュアル体験

2020.04.12

米国人父と韓国人母の間に生まれ、日本で育った水原希子。国籍はアメリカ。母語は日本語。果たしてアイデンティティとは何なのか……? そんなクエスチョンと共にHuluで始まった新番組で、希子が世界一周ひとり旅を決行。フラットな一人の地球人=“Earthling”としての大冒険。自らの目で見て体験し得た気づき。新しい“私らしさがここに。インドの旅で希子が感じたこととは。

「心が揺さぶられている」説明できないエモーショナルな感覚を初めて体験できたの。

たくさんの人で溢れかえる街、目の前に広がる野良牛や物売りに大量のゴミが入り乱れる無秩序な空間。最初は嫌悪感を抱いていたというインドの旅では、今まで経験したことがない大きなパワー、不思議な心の揺らぎを感じることに。

インドは、もう凄すぎちゃって、トラウマくらいのインパクトが残っています。

ガンジス川で全身沐浴もしました! 衛生的にかなり問題があるとは言われていて、生活排水はもちろん、ゴミをそのまま捨てていたり、宗教上の理由で水葬をする場合もあるみたいで……。さすがに死体は見なかったですけど(※国家政策として浄水活動をしているので、現在は大分改善されている)。臭くはなかったけど、すごい絵力でした。

これからも旅は続くし、体調を崩してしまったら撮影に支障が出るから、当初はガンジス川には入らない予定だったんです。でも実際に行ってみたら、インドに来たからには、インド流でやってみたい! って私が入りたくなっちゃって。完全に目に見えない『気』に引っ張られた感じですね。

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インドのカオス感を最初は、ううう……って思っていたんですけど、街で見たお祭りをきっかけに、インドがすごく好きだ! って感じ始めて。音楽も民族衣装のサリーも、見るもの、触れるもの、感じるもの全てが、特別なことのように思えてきたんです。

とは言いながらも沐浴は結構怖かったので、インドの人に「ガンジス川って実際どうなの?」って聞いてみたんです。そしたら、「これはホーリーウォーター(holywater神聖な水)で、生活に欠かせないもの。ここに入れば君のカルマも取れるよ!」って話をされて。本当!? と思いつつも、ガンジス川をボーっと眺めていると不思議な気持ちになってきて、洗礼を受けることにしたんです。

急遽、カメラのセッティングをしていると、ひとっ風呂浴びるみたいな感じで、ふんどしを巻いたおじいさんがやって来て、ゴシゴシ股間を洗ったりしていて(笑)。「うわぁ〜、今ここでやる!?」とは思いましたけど、どこもかしこもそんな感じなので、そこで入りました。

そのおじいさんは一つの小さな例なんですが、インドではコントロールできない巨大なパワーを至る場面で感じました。誰も何もコントロールできない感じが、逆に結構気持ちいいんです。

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日本で生活をしているとルールがあるし、ある程度コントロールがきくことが多いけど、インドは、もうなるようにしかならないんです。流れに身をまかせることって意外と経験したことがなかったんですよね。大きな渦に巻き込まれることで、どうにもできないことがあるということ、“無力な自分”を受け入れられました。

沐浴の時は、母親や家族にスタッフ、今ここに居られることに感謝しました。そうすると心の底から湧き上がるものを感じて……なんだろう、あの感覚。心が“揺れて”きたんです。それで涙が出てきちゃって。喜びに満ち溢れて、心が開いていく感じです。チャクラ的なものなのか、すごくエモーショナルになっちゃったんです。

私は目に見えないものを信じすぎるのが嫌で、スピリチュアルなものをあんまり信じないようにしているんですが、あれは私のスピリチュアルな一面を引き出してくれた体験でした。

未だに自分の心に何が起きたのかは分からないですけど、自然のパワーや信じることの美しさを感じた、この旅で一番不思議で忘れられない出来事です。インド、恐るべしですね。

ドレス ¥2002000、スカーフ ¥229000(共に参考価格)/MARCJACOBS バッグ/モデル私物 スカーフ/スタイリスト私物

INFORMATION
水原希子のひとり旅世界一周旅行にHuluが密着!
旅費と旅の記録の独占配信権を交換条件に、世界一周旅行計画をHuluに提案。アイデンティティとは何か? バックパック1つで希子が世界へ。半分ドラマ、半分ドキュメンタリーのHuluオリジナル『ブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜』大好評配信中。

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Model: Kiko Mizuhara Photo: Ittetsu Matsuoka Styling: Masako Ogura Hair & Make-up: Rie Shiraishi Composition: Yumiko Ito