晶ロスの今! 歓喜です。ViViに2号連続、またまたの登場です! 超話題のドラマ「中学聖日記」で、先生に恋する黒岩晶役を演じ、日本中を毎週キュンと、切ない思いにさせてくれた噂の俳優、岡田健史さん。ドラマのファンならずとも、その真っ直ぐな眼差し、そして静かで熱いハートに惹かれないわけなんて……、ないっ! 晶と自分、芝居について、いろいろ聞いた一部をご紹介しますっ。
Q1.自分の好きなところ、嫌いなところは?
好きなところは、熱中したらそのことしか考えられないこと。良くも悪くも、余計なことを考えずに突っ走ってしまうことがあります。晶じゃないですけど(笑)。そういうところが強みだと思ってはいますが、逆を言えば頑固ってことなので(笑)。でも、長所短所は表裏一体ってよくいうので、ネガティブではなくいいことと捉えてます。そして、嫌いなのはすごく心配性なところ。「よっしゃ、出かけよう」って、靴はいてドアをバって開けて出ると毎回、「あれ? ガスの元栓締めたっけな?」、「ベランダの窓締めたっけな?」って心配になって、確認しに戻ります(笑)。ガスの元栓は、母がそうだったので、自分も外出するたびに締めてます。危ないですから。
Q2.ハマっていることは?
お芝居。常に晶のことを考えてました(笑)。自分が情熱をそそいだ分、スタッフの方々、自分を応援してくださっている方々への恩返しにつながると思っていますので。すべては繋がっていて、今一生懸命やることが役者としてのこやしになっていくし、それで評価していただければ次のお仕事をいただけて、将来自分に家族ができたときは、家族を養うためのものにつながっていくと信じています。だから今、俺がやっていることは間違ってないって、胸張って自信もって言えます。
Q3. 最近泣いたのは?
9 話の『中学聖日記』ラストシーンの台本を読んで泣きました。聖先生とのシーンなんですけど、胸がキュッてなりました。
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Q4.ドラマ「中学聖日記」で演じた黒岩晶と似ているところはありましたか?
「周りのことが見えなくなるくらい先生のことが好きでした」っていう、晶のその思いはすごくよくわかります。劇中のセリフですが、自分も、本当の好きっていうのは、それくらい好きになることっていう、基準みたいなものがあります。なので晶のその感情は、共感できる部分でもあります。でも、19 歳の今の自分の立場だったら、周りの方々に迷惑かかることはできないので、15 歳の思春期に突っ走ってしまう晶が羨ましくもあり、尊敬もしています。
Q5.思い出のシーンは?
9 話の山奥で雨が降るシーン。自分のなかでは、『中学聖日記』史上一番大変でした。ちょっと雨が降るシーンで、それも山奥で気温も低くてすごく寒いなか雨もあたるんです。もう、風邪をひかないほうがおかしいっていうくらい、本当に寒い過酷な条件のなかでのお芝居をしたっていうのが、思い出深いです。そんななかでも、お芝居はちゃんとしたいって頑張ったんですが、100%やりきれなかったのが、まだまだだなって思いました。晶としてその場にいることを、もっとうまく表現できたんじゃないかって。一方で、そんなロケ地だからこそ、夜になったら家の明かりもなく真っ暗なので、上を見たら満天の星が広がってるんです。「すっげー」って感動しました。
Q6.デビューしていきなりのお芝居。共演者の方から学んだことは?
夏木マリさんも、夏川結衣さんもおっしゃってた言葉ですが、わたしたちも今までの役者人生で、これは完璧、100%出来上がったっていうシーンはひとつもないんだよって。でも、だからこそ正解はないし、自由にできるし、お芝居ってそういうもの。そして、オンエアを観たときに、こうしてればよかったとか、こういうふうに映るんだ、じゃあこうしとけばよかったとかっていうこともある、ともおっしゃっていて。100%に近づけるための準備は常に怠っちゃいけないんだなって、そこで学ばせてもらいました。現場では、学ぶ要素がたくさんありました。やるからには、絶対に自分のものにしたいという性格なので、デビュー作だとしても、先輩方にも自分から話しかけて、アドバイスをもらうようにしていました。最初はちょっと緊張しますが、うまく話しかけられるように頑張りました。
Q7.キスシーンは緊張しましたか?
緊張している場合じゃないです。やるしかない。やることをやらないとって、挑みました。演じるのは岡田健史の体ですが、実際にキスしてるのは聖と晶なので、照れてる場合じゃない、ビビってる場合じゃなかったです(笑)。そして、たとえそれがキスシーンにしろ、日常のシーンにしろ、前日からの気合の入れ方は同じです。熱量は変わりません、すべてのシーンが大事ですから。
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Q8.印象的だった撮影現場への差し入れは?
脚本家の金子ありささんからのフルーツの差し入れです。一番驚きました。フルーツバスケットじゃないんですけど、フルーツがいっぱい刺さった大きなタワーを3つも!いただいたんです。夏川結衣さんも、「うわぁ〜! すごい!」って感動されていて、皆さん驚いてました(笑)。糖度が高くて、ジューシーで美味しかったです。
Q9. 共演してみたい役者さんは?
山田孝之さんと菅田将暉さん。すごい鮮やかに、表情や感情が動いてるなっていうのを感じます。もし共演できたときには、「このときのシーンって、どういうふうに演じてたんですか?」って聞いてみたいです。そして、生でお芝居を拝見したときに、自分はどう感じるのか?っていうのが、すごく楽しみです。
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Q10.既存の役で、もし演じられるなら、やってみたい役はありますか?
「タイタニック」が好きですが、あの映画に美しくて切ない感動があるのは、レオナルド・ディカプリオさんが演じたからだと思います。なので、今ある作品でやってみたい役っていうのはないですが、戦国武将の織田信長や真田幸村をやってみたいっていう気持ちはあります。過去にいろんな方が演じられてきて、いろんな作品があるなかで、それらを超えようとするなら、並々ならぬ努力、覚悟が必要になると思います。でも、いつか演じさせていただけたらって思います。あと、体を動かす、アクションものもやってみたいです。
コート¥78000、フーディー¥32000/ネオンサイン その他/スタイリスト私物
1999年5月12日生まれ。福岡県出身。180㎝。O型。高校時代、甲子園を目指す野球部に所属。演技に目覚めたきっかけは、野球部を引退後、演劇部の助っ人として声をかけられて演じたとき。その後、5年間スカウトされ続けた事務所へ入り、500人超えの応募があった「中学聖日記」のオーディションに見事合格。ドラマの放映中、黒岩くんを演じてるのは誰?、黒岩くんにキュンキュンと、話題を集め一気に人気が急上昇。今や日本中の女子をときめかせるIT BOY。趣味は筋トレ、好きな食べ物は、美味しいものは何でも。なかでも一番は地元のとんこつラーメン。
Photos:Motohiko Hasui(W) Model:Kenshi Okada Hair&Make-up:Katsuhiro Yamauchi Stylist:Taichi Sumura Composition:Orie Nakamura