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テラスハウスで話題の新野俊幸×パントビスコが初対談!“にいにい”たちのオシゴト&セルフプロデュース論

2020.04.21

「テラスハウス TOKYO 2019-2020」出演で、各方面からいろんな意味で悲鳴を浴びている、ビンスイにいにい”のあだ名でおなじみの新野俊幸さんと、「#ViVi保健室」のイラストを手掛ける人気クリエイター・パントビスコさんが初対談! 共通の知人を通して、プライベートで意気投合したという2人。このにいにいたちが、Zoomでのオンラインインタビューでオシゴト論やセルフプロデュースのすすめを語ってくれました。

※ “ビンスイ”は、新野俊幸さんのSNS上での通り名。テラスハウスで同居中の女の子が飲んでいるビールの瓶を「一口ちょうだい」と、間接キスで吸ったことからYouTubeの『山チャンネル』で、“ビンスイ”と名付けられる。
※ “にいにい”は、お兄ちゃんという意味と新野の“にい”からつけられたあだ名。

28歳で起業と実はかなりのやり手! ビンスイのオシゴトが知りたい!!

パントビスコ(以下パ):今日はオンラインインタビューとなりますが、よろしくお願いします! 実は僕、新野さんが出ているアノ番組を観たことがなくて(笑)。噂だけは聞いていたので、コワイ……というかきっと変わっている方なんだろうなと思っていました。実際お会いすると、なんて物腰が柔らかい人なんだ!とびっくり。SNSでネガティブなことをどんなに言われても、ポジティブに捉えているのもすごいなと思いました!

新野俊幸(以下に):僕は元々パントビスコさんの大ファンでした! LINEシリーズも大好きですし、サイコパスオもめちゃめちゃ面白い! ハマった作品を友達と送り合っているくらい、リアルにファンです。ユーモアがある人って、ちょっと毒づいているので、僕もお会いするまでパントさんのこと、ちょっとこわかったです。松本人志さん的な尖っている感じの方かなって。お会いしたら、めちゃめちゃ優しくて感激でした。僕のような人間すら、全てを包み込んでくださって(笑)。

パ:そんな風に言っていただけて、ありがとうございます。僕自身、誰とでもすぐ会いたいってタイプじゃないんですが、事前に話を聞いて、新野さんにはお会いしてみたいと思ったし、会ったその日に信用したんです。仲良くなりたいと思ったので、失礼がないようにしてました(笑)。

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パ:ここからは、真面目なオシゴトの話。本題へ移っていきましょう! 退職代行という、新野さんのお仕事について、詳しく教えてもらえますか?

に:会社を辞めたいけど辞められないっていう方々をサポートする、『EXIT』という会社を運営しています。今は、大体平均して毎月200から300人くらいの依頼を日本全国からいただいています。

パ:依頼された方とミーティングをして、退職を進めていく感じですか?

に:主に依頼者の方とはLINEでのやりとりになるのですが、会社名と人事担当者の連絡先を伺って、連絡を代行しています。本人が退職届を会社に送ってからの動き出しになります。

パ:そんなサクッとした感じなんですね。

に:そうです、サクッと(笑)。例えば、「まだ給料が振り込まれていない」とか、「会社のパソコンや備品を返したい」とか、そういう事務的な話でさえ、辞めたいと言った後だと、なかなか気まずくて連絡し辛いことも多いので。それを全部EXITが代行しています。退職の中で1番メンタル食らう作業を自分でやらなくて済むっていうところで、ヒットしています。

パ:もし上司や会社が、ゴネたらどうするんですか? 辞めさせないぞ!的な。

に:たまにあるんですけど、実は会社側に拒否する権利ってないんです。退職届を送ってさえしまえば、法律上、もう辞めさせるしかないんです。

パ:へぇ! そうなんですね。

に:パントさんもイラストはもちろん、他にもお仕事されていると思うんですが、どんな内容なんですか?

パ:基本的に僕はずっと広告を扱う仕事をやっています。趣味でイラストを描いていたら、4年前ぐらいから、イラストの依頼が増えてきたんです。今は、パントビスコ運営事務所というのをつくって、イラストやコピーライティング、映像も表現手法を問わず、僕がクリエイティブするものはそこから出しています。

「インスタ見てます!」とか「ずっとフォローしてます!」と言ってくださる方からの依頼が多いですね。インスタのおかげで、知らない方からのお仕事をいただけるようになりました。

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就職した会社は全部辞めたけど、自分の会社だけはあきらめなかった。byビンスイ

パ:起業のメリットとデメリットが知りたいです!

に:メリットはやっぱり……上司がいないことです。自分の行動についていちいち報告する義務もないし、やりたいようにやれるのが、もう最高ですね。サラリーマンのときは上司を納得させるための資料作成が、かなりストレスだったので、それがないのが一番のメリットです。

その一方で、やることを全て自分で決めないといけないので、そこは大変です。自分で課題を出して、そこに向かっていくので、果たしてこれで合ってるのか?みたいな不安とは、常に戦っています。

パ:経済的に不安はなかったんですか?

に:最初の1年間は給料0円だったんですけど、今はおかげさまでサラリーマンのときより稼げているので、やって良かったなぁって思います。あきらめないのが大事ですね。僕、今まで就職した会社を全部1年で辞めてるんですけど、自分の会社だけはあきらめなかったんです。

あとは共同代表の存在も大きいです。1人だとメンタルが持たなかったので、仲間がいたので続けられたなと。パントさんにも聞きたいです。クリエイターであるメリットとデメリットは?

パ:メリットの方が完全に多いことは確かです。今、こうして話している新野さんやViViさんもそうですけど、普通に生活していたらなかなか触れ合う機会がないような方たちとも会えますし。

大変なことは、自分の名前を出して表に立つということですかね。SNSで発信する言葉のリスクはやっぱりいつも考えています。

に:パントさんならでは悩みですね!

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誰かの言葉をリツイートするだけってカッコ悪い。自分のポジションを確立して、意見を発信すべき。byビンスイ

パ:SNSの話の流れになりましたが、そもそも新野さんってセルフブランディングを考えてますか?

に:僕は、とにかく何かにつけてポジションを取ることを大事にしてます。僕自身のことを勝手に、会社を辞めた第一人者だと思っていて(笑)。「会社を辞めた結果、今がめちゃくちゃ楽しい!」ってことを広めるのが役割だと思っています。ある意味、これがセルフブランディングなのかなって。

パ:たしかに会社を辞めた第一人者ですね(笑)。

に:例えば、副業を頑張ってる人って、Twitterで馬鹿にされることが多いんです。「本業全然できてないくせにwwww」みたいな。そういう時に、本業しょぼいけど、副業うまくいってます! 副業最高!”的なポジションを堂々と取ってもいいと思うんですよ。もはやどっちが本業なのか分からなくって面白いじゃないですか。それがセルフブランディングかなって。

パ:なるほど!

に:何者でもない個人が際立つための1つのやり方なのかなという例です。最近、Twitterで自分の顔を晒して意見を言う人が増えてきているんですけど、これは非常に良い流れだなと思っています。逆にアイコンなしで、他人の意見をあたかも自分の意見のようにリツイートしているアカウントを見ると、もったいないと思います。

パ:ずっとリツイートだけの人いますよね。

に:あと、ニュースにコメント言うみたいなツイート。あれってみんながやってることなんですよね。競合が死ぬほどいて、よっぽど面白くない限り際立たないんですよ。ホリエモンさんとか田端信太郎さんとか猛者がウジャウジャいて、そこに勝つのは相当難しい。だったらその土俵で勝負するより、まだ何も成功もしてないのに語っちゃう社会人2年目って立ち位置でつぶやいてみる方がよっぽど面白い。

僕は、成果なんてまだまだの初々しい感覚すら価値だと思うので。パントさんも先ほど仰ってましたが、言葉を発信するリスクはあるけど、自分のポジションを取ることが、まず第一歩かなと。

パ:それでバズるかもしれませんし、意見は言った方がいいですよね。新野さん自身がSNSで気をつけていることってあります?

に:虚像を演じないようにしています。こういう役回りをした方がおもろいから、といっても嘘の自分を演じない。嘘はつかず、自分の延長線という気持ちでやっています。

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パントビスコとして意見を発信しよう!と心境に変化が出てきました。byパントビスコ

パ:僕は実はまだまだネットの世界って怖くて……。家が燃やされたらどうしようとか(笑)。あまりしゃしゃり出ないようにしようと、常に臆病な部分を持ちながら運営しています。もちろん作品は、全て自分が思った事なんですが、それをキャラクターに乗せて言うということで、ワンクッション置いて表現しています。

に:それも手法ですよね! ちゃんとキャラクターから意思と感情が伝わってくるから面白いんですよ。

パ:キャラクターのおかげで世間の皆さんが興味を持ってくださって、フォロワーが増えていったので、僕自身の露出は制限していたんです。どんなに世間に影響力がありそうなお仕事でも、ミスマッチなものは断ったり。

でも最近はちょっと心境に変化があって……。まさにさっき新野さんが仰っていたみたいに、として、パントビスコとしての意見を求められることが増えてきたので、自分自身の声として発信する場を増やしていこうかなと。

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おっぱいは永遠の憧れ。決してそれが全てな訳じゃない。byビンスイ

パ:ここからは主に新野さんへ質問なのですが、ViVi読者が興味のある恋愛ネタについて。新野さんの好きなタイプってどんな人ですか?

に:一番はギャグセンが合う人。

パ:大事。

に:同じことで笑えるかどうかはめちゃくちゃ大事です。例えば自分はキモ面白いっていうキャラなんですけど(笑)、それをシンプルに「キモい」って終わっちゃう人とはやっぱり合わないですよね。「キモいけどウケるね」みたいに思ってくれる人がタイプです。

パ:ちなみにルックスの好みはありますか?

に:可愛い子はめちゃめちゃ好きです。男子校出身なのもあって、声や仕草が、いわゆる“女の子っぽい”のには弱いかもしれないです。ぶりっこ、超好きです。でもファッションはカッコいいほうが好きです。自分がそんなおしゃれじゃないのでおこがましいんですけど、ダサいと萎えちゃうっていうのはあります。ダサいっていうのはもちろん主観ですけど。

ViViのライターさんから突っ込まれましたが、おっぱいも好きです(笑)。ただ、おっぱいが全てじゃないので!! 番組のおかげで、おっぱいが好きだと思われているんですけど、まぁそれは事実なんですが……、それよりもギャグセンを重視しています! おっぱいは、単純に永遠の憧れですね。

パ:こうやってオンラインインタビューで、ライターさんと編集さんの顔が映っている中で、新野さんが真面目な顔で、ものすごくくだらないことを話していているのが何ともシュールです(笑)。

PROFILE
EXIT株式会社代表取締役
新野俊幸
平成元年、神奈川県鎌倉市に生まれる。大学卒業後、とりあえず大手に就職するも1年で退職。暗黒のニート時代を経て、再就職するが、またもや1年で退職。退職の際、両親や上司に猛反対され精神的な苦労を味わったことから、日本独特の「やめる=悪」という空気感に問題意識を抱き、「退職代行」を発明。日本で大流行させる。この世から退職できずに悩む人をなくしたい。
Instagram: @niinotoshiyuki
PROFILE
マルチクリエーター
パントビスコ
Instagramでフォロワー数約55万人を抱えるマルチクリエイター。これまでに3冊の著書を出版し、雑誌・WEBにて6本の連載を抱える他、三越伊勢丹、花王、SONYなどとの企業コラボや広告ディレクションなど、業種や媒体を問わず活躍の場を広げている。
Instagram: @pantovisco

Text: Yumiko Ito