みなさんは、東大生にどんなイメージを持っていますか? クイズ番組などで人気者が爆誕している一方で、超変人? ダサい? コミュ障? など、マイナスな妄想も広がっているかも……。現役東大生の永井志帆が“マイナスなイメージを持たれがちな東大生”にリベンジを果たすべく、素敵な学生をご紹介! 今回は、ミス東大コンテスト2018ファイナリストでありながら、サイバーエージェントCAmotion代表という、すご過ぎる肩書きの持ち主・後期教養学部学際科学科4年の村岡紗綾さんにお話を聞いてみました!
東大生って本当に変人だらけなの?

Q1.東大女子ってどんな感じの子が多い?
そもそも東大生ってだけで、変人とか、高圧的とか勝手なイメージで言われちゃうことが多いんだけど……。大きく分けると、テレビとかで取り上げられるような学外で新たなことに挑戦している人、学内で研究を頑張ってる人の両方がいると思うけど、どっちにも共通するのは“意志が強い”ってことだ思う! 肝が座ってる人が多いイメージ。
Q2.東大だからできたこととか出会えた人はいる?
自分の疑問の続く限り、質問しても丁寧に応えてくれる教授陣。スマホの中の世界だったものが、スマホに連動して実際に楽しめる現実になった。単純に熊本の田舎から東京に出てこれたことも大きかった。もちろん、東大っていう肩書きはメリットだけじゃなくて、気が強そうとか……いろんなデメリットもあるけど、今あげたようなメリットの方が大きかった!

Q3.東大で実行した新たな挑戦とは?
元々音楽が好きで、個人的にDJをやったりしてて……。自分が好きなことをクラブに行ったことがない東大生にも楽しんでもらいたくて、学校内でのDJイベントを思いついたんです! “好き”からはじまる挑戦だった。
Q4.大事にしてるマインドは?
何事も本気でやるということ。
これもヒップホップのスタイルなのかな(笑)。そのマインドがあると、他人に伝播してさらに良いものが作っていけると思う。あとは常に一歩引きながら状況を見て、カウンターを取りに行くこと! それは日々忘れないでいたい。
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東大生にとって、勉強と恋愛はどんな存在?

Q5.勉強ってぶっちゃけ、将来の役に立つと思う?
大学の勉強って諦めないで考え続けることそのもので、これは今やってるビジネスでも役立ってると思う! 日々どんなニーズがあるんだろう?って突き詰めて考えていくことでサービスは生まれる。あとは言語化して自分の論理をズバリ伝えられる力ってコミュニケーションの基礎だと思う。それも大学のレポートとかを書いていく中で学んだこと。だから、答えは『勉強は役に立つ!』です(笑)。大学に入って「考える」ことをするために受験は意味あることだと思います。
Q6.受験中は恋愛をやめるべき?
大人がよく言いがちな、勉強のために一分一秒もムダにはできないから、たしかに悩む時間がもったいないというのも間違いないとは思うけど……。恋愛も受験と同じく人生を決める一大事なわけだし、自分でちゃんと悩んでから決めるべき。恋愛に走り過ぎて、たとえ受験に落ちたとしても、その経験が生きる場面もあるよ。わたしだって恋愛にのめり込んじゃって、留年しちゃったし(笑)。自分がしっかり考えて出した結論なら、どんな結果だとしてもいいと思う。どっちの人生だって自分次第で楽しくしていくことはできると思う。

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東大生の仕事術!
Q7.将来は何をしたい?
世の中にはびこっている、たくさんのナンセンスな概念をひっくり返すことで社会に影響を与えられるような人になりたい! でもそれを叶えるためには「すごい!」と思ってもらえる人にならなきゃダメだと思ってる。大きな組織の中にいても、本当にすごい人って、実は“ちゃんと挨拶をする”とか“人の目を見て話す”とか“遅刻しない”とか、普通のことを徹底できている人だと思うの。「東大生ってスカしてる」とか勝手なイメージを持たれて、人に応援してもらえないことが多いのかなって、私は感じることが多くて……。“人”として、きちんとした対応をすることができるようになったら、たくさんの人に応援されるようになるのかな。それができるようになれば、目標である、社会に影響を与えられるような人になれるのかもしれない。もっと努力していきたいです。
Q8.すごいと思う人は?
ZOZOTOWNの前澤社長。彼自身はファッションにすごく興味があるっていうわけではないと思うんだけど、頭の中で「きっと将来は試着がいらなくなる」って逆算して考えて、今までの業界をひっくり返したのは革命だなと。あとは同世代の東大生でホテル経営をしている龍崎翔子も尊敬してる。ホテルをメディアとして捉えているんだけど、そういう彼女の未来思考も、いつかホテル業界をひっくり返しそうだなと注目してます。

Q9.チャンスはどうやって手に入れる?
好きなことには積極的にチャレンジして、機会を広げていくこと。あとは、自分のプロフィールに「●●できます!」とか「●●やってました!」とか書いておくだけでも仕事の幅はもっと広がると思う。私はそのために、ミス東大にもチャレンジしました。どんなときでも相手に興味をもってもらった上で、自力で取りに行く!っていう姿勢は大切だと思う。
Q10.東大で学んでよかったことは?
東大に行って、いろんな物事を言語化する力が磨かれと思う。それは就活にも役立っているし、きっと社会に出てから必要とされることだと思う。わからないことも、諦めない思考力によって問題の突破口を見つけていく。論理をずらさずに書くことはレポートで磨かれた力だと思う! 東大を目指している人たちには、知りたいことはなんでも知れるよーって伝えたいです(笑)。

勉強も仕事も、その背景や本質をしっかり考えた上で物事を選択する姿勢があれば、おのずと結果に結びつくのかも!! すご過ぎる経歴!と思った村岡さんも、きっかけは“好き”だという気持ちや小さな機会をチャンスに変え、日々努力を重ねていった結果だということに気づかされました。
これからも、すごい東大生を紹介していくので皆さまお楽しみに♡
■ PROFILE
村岡紗綾(むらおかさあや)
1994年4月7日、熊本生まれ。ミス東大コンテスト2018ファイナリスト。サイバーエージェントCAmotion代表。ファッションライターやイベント運営、DJなど。
Instagram: @saaya_47z
Twitter: @sayakkuma47
<撮影場所>
FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア1F
【営業】月-土/10:00 – 22:00 日/10:00 – 20:00
※ イベントなどの都合により変更する場合があります
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Photos:Tohru Daimon Text:Shiho Nagai(ViVi Creator)