ほぼすべてのコンサートやライブが中止となってしまった昨今、SuperMがオンライン専用コンサート・Beyond LIVE(ビヨンド ライブ)にて「SuperM – Beyond the Future」を開催! 何と世界109カ国、7万5千人が視聴したというそのコンサート。オンラインライブの使用感は? 恒例のアンコールはあるの? など気になるオンラインコンサートを実際に体験してきました!
オンライン上で生ライブが鑑賞できるBeyond LIVEの魅力とは
コロナ禍による外出自粛をきっかけに、様々なシーンでオンライン化が進んでいます。仕事、飲み会……、そしてコンサートもその1つに!
そんなオンラインコンサートの先陣を切ったのが、韓国の”V LIVE”アプリと連携してスタートしたBeyond LIVE。ここでは様々なデジタル技術を駆使し、無観客で生配信ライブが行われます。
デジタルペンライトを用いてアーティストを応援したり、リアルタイムでアーティストとコミュニケーションを取ったりできるなど、これまでの生配信ライブとは違った魅力が多数あり、まさに今のステイホーム時代にピッタリのコンサートとなっています。

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第一弾のアーティストはSuperM
そのBeyond LIVEにて初となるライブをおこなったのが、SuperM。
SHINee、EXO、NCT、WayVという、アジアでも有数の人気を誇る4グループから選ばれた7人で構成されたダンスボーカルグループで、昨年10月に全米でデビューすると、デビューアルバムは「ビルボード200」で何と1位を獲得。韓国アーティストとしても初の快挙を成し遂げました。
彼らは4月26日に、日本でも東京ドーム公演が決まっていましたが、残念ながら見送りに。ガッカリした人も多かったと思いますが、このたび、Beyond LIVEにて世界中のファンの前に姿を現してくれたのです。
Beyond LIVE『SuperM – Beyond the Future』
そのBeyond LIVE『SuperM – Beyond the Future』が開催されたのは、4月26日(日)の15:00から。事前にV LIVEアプリにて視聴権を購入します(今回は日本円で約3500円)。
あとは公演開始時間に画面を立ち上げれば、彼らの生ライブを観覧できるというもの。
ちなみに一回購入すれば、その後アーカイブで何度でも再生できるので、生ライブとライブDVDを同時に購入したようなもの。ある意味、お得です。
いざライブスタート! チャットでメッセージを送ってメンバーとやりとりできる!
メンバーの紹介動画が流れ、ステージ上に本人たちが登場。ファーストアルバム収録曲の『I Can’t Stand The Rain』を披露。
映像なので7人のパフォーマンスがかなり近い距離でしっかり見えます。彼らが今まさにオンタイムで踊っているかと思うと、普段の生ライブとはまた違った高揚感があります。
会場のスクリーンには、世界中のファンから書き込まれるチャットメッセージが表示されるのですが、彼らの色気溢れるパフォーマンスに、「カッコよすぎて死にそう」「心臓が足りません」なんて熱いメッセージが続々。
英語、ハングル、日本語など様々な国の言葉で届くところにも、世界中とつながることのできる「Beyond LIVE」ならではの良さを感じます!
何より、会場で遠くから鑑賞するのとは違い、メンバーが目の前で歌い踊る姿は、自分一人に向けてパフォーマンスしてくれているような気分にさせてくれます。
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世界中のファンとリモート接続できるトークタイムの魅力。Red Velvetも登場!
このトークタイムこそが、「Beyond LIVE」の醍醐味。
トークタイム中は、抽選で選ばれた多くのファンの姿が、会場の画面にズラーッと映し出されるという仕掛けもあり、メンバーたちも、「リアクションビデオみたい!」「360度、ファンの皆さんといるみたい」と、その新鮮な臨場感を楽しんでいました。
オンタイムでファンがメッセージを送り、オンタイムでメンバーが応えてくれる。このインタラクティブな交流は、会場でのコンサートでは難しいのでかなり嬉しいですよね!
ファンがメンバーに質問をし、それに答えていくというコーナーでは、日本からつながった女性が、ベクヒョンに「もうすぐ誕生日ですが、20代最後にしたいことは?」と質問。ベクヒョンは「体型維持のためにピラティスとかしたい」と答えていました。アメリカ在住のファンには、カナダ出身のマークが流暢な英語で回答。
メンバーたちも、世界とつながっていることを意識して、日本語、スペイン語、インドネシア語など様々な国の言葉で会話します。
メンバー自身が話せる言語が多く、世界中のファンと直接やりとりができるのも、SuperMとBeyond LIVEの相性のよさを感じました。
ちなみに今回のライブでは、メンバーたちは基本、韓国語でトーク。
字幕機能で「日本語」を選べば日本語訳が出るのですが、これは生ライブかつメンバーが7名のため翻訳が追い付かず、メンバーの話していることすべては分からなかったのが、ちょっぴり残念ではありました。
さらに、同じくリモート接続で、Red Velvetのアイリーン、スルギ、ジョイが登場したり、SuperMメンバーが画面上のファンに指示して、みんなで大きなハートマークを作ったり。
視聴者参加型のコンテンツも充実しているのも印象的でした。
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パフォーマンスとデジタルの融合も満載!ARの虎も出現!
ライブ終盤には、初披露となる新曲『Tiger Inside』を熱唱。キレッキレのダンスが迫力満点。そんなメンバーの前をARで表現された虎が駆け抜ける様も、圧巻。生パフォーマンスとデジタル装飾が融合した舞台は、Beyond LIVEでしか味わえないカッコ良さといえるでしょう。
いよいよライブも終盤に差し掛かると、メンバー7人が登場し、最後の挨拶。
「いい経験でした」「感謝しています、愛しています」といった心のこもったメッセージに、会場に映し出されたファンたちの歓声が響き渡っていました。

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アンコールもアリ!?
最後は、大ヒットしたデビュー曲『Jopping』を熱唱。
この後、画面はミュージックビデオに切り替わり、この時点でライブは終了……したのかと思ったら、第2部ということで再びメンバーが登場!
これは一種のアンコール!? そしてしばしのトークタイムの後、メンバーたちは会場を後にし、3時間ほどのライブは終了したのでした。
「Beyond LIVE」は、今回のSuperMのライブが初ということでしたが、リアルなコンサートとは違う、デジタルと融合したステージならではのカッコ良さ、そして世界中のファンとつながっている様を実感できたことも新鮮でした。
お気に入りのパフォーマンスシーンはアーカイブで何度も楽しめるし、かなりおすすめです。
今後、WayV、NCT DREAM、NCT 127など多くの人気グループも、Beyond LIVEの開催を予定しています。まだ続きそうなウィルスとの戦い……。
リアルなライブが開催できない中、Beyond LIVEは間違いなく新しいエンタメコンテンツとなっていくだろうと感じました!
Beyond LIVE
https://campaign.naver. com/pr/v/beyondlive/ja/
Text:Naoko Yamamoto
SuperMとは?
2020年新プロジェクト『Super One』
