愛される人って、どんな人だろう? 優しい人? 正直な人? その答えは、King & Princeの愛されリーダー・岸優太さんを見ていればわかる気がする。真似できないユーモアと“陽”のオーラの持ち主で、何事に対しても常に全力。あざとさは一切ナシ。何度だって「岸くん!」と呼びたくなるこの愛おしさ。今日も明日も明後日も、いつだって岸くんは最高!!
愛されてる自覚はあります。でも、みんな愛されてるんじゃないですか?
岸くんのいい人伝説や愛されエピソードは、調べるとキリがないほど出てくる。以前、メンバーの神宮寺(勇太)くんは、岸くんの人柄を「飾らない、気取らないところが好き」とベタ褒めし、平野(紫耀)くんは「バカ可愛い」と表現していた。
「愛されている自覚ですか? 人々に支えられて生きているので、もちろんあります。この楽しい毎日のLIFEは、僕だけじゃつくれないので。なんか幸せっすね、生きていて。でもみなさんも愛されているんじゃないですか? 僕には僕の愛され方、その人にはその人の愛され方があるんだと思いますよ。」
「“愛される人って、どんな人なんだろう?”と考えたとき、最初に思い浮かぶのはメンバーの顔。紫耀は、ふざけるところと真面目な部分のメリハリがあるし、人としてしっかりしているので、なんか愛しちゃいますね。いわげん(岩橋玄樹)は、あの柔らかい可愛さがプライベートでもあるんですけど、時にはなかなかクレイジーなこともするし、男らしい部分もあって面白い。」
「神宮寺は、物事をいろいろな角度から見られる人。けっこう僕のことをいじってきますが、それはちゃんと僕を見てくれてるからだと思うとやっぱりうれしい。(永瀬)廉は、とにかく素直で純粋。だからどうしたって憎めないし、(髙橋)海人は、誰が何に困ってるとか、周りが見えるタイプなので、すごく信頼しています。」
「年齢差関係なく、僕から相談することも多いですね。うん、だからやっぱり、僕の中では愛される人=メンバー。みんなからの愛を強く感じますし、僕も強く出しています!」
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結果が出るまでやりたいタイプ。人生、長い目で見ないと
“愛され論”がいつの間にか“メンバー論”へと変わったところで、理想のリーダー像を聞いてみると、「本物のリーダーっていうのは、学級委員長みたいな感じ」との答えが返ってきた。
「他の人のことを把握したり、意識を高めたりできる人じゃないですかね? だから僕とはかけ離れています(笑)。今のところ達成率はギリギリ1%か、1%にもいかないくらい。リーダーという肩書がなくならないようにがんばるしかない、それだけです。でもいいんです! この先何十年もやって最終的に100%にいければ!」
こんな風に岸くんはいつだって、ずっと先のことを見据えているようで、努力が結果に結びつかないときはどうしますか? との質問にも、「結果が出るまでやりたいタイプではあるので、人生を長い目で見ています。今を大切にというのも、もちろんあるんですけど、焦りすぎてもダメなので」と少し悩みながら答えてくれた。
鍛え上げられた身体にしなやかなダンス、グループ随一の美声からもわかるとおり、ストイックで真面目なイメージがあるが、本人はこれを「いやいや、全然です!」とブンブン首を振りながら全否定。「何をもって真面目なのかわからないですけど、もし真面目に生きていたらもう少し頭が良くなって、それこそ結果が出ていると思います(笑)。」
「でも、そういうイメージを持ってくれるのはありがたいですね。ときには楽していますし、ジャニーズに入りたての頃には、ちょっと天狗になるというか、カッコつけていた時期もありました(笑)。歌やダンスに関しても、グループみんなでレッスンを始めましたが、それは普通のことなので。僕はボイトレにまだ行けてないけど、通っているメンバーもいるし、それぞれが自分なりにという感じです!」努力家なのも謙虚さも向上心も、岸くんにとってはどれも当たり前のことなのだろう。
最後に、岸くんがさらに愛おしくなるエピソードをひとつ。スタジオに入れば「床暖だ♡」とうれしそうに足踏みし、撮影の小道具としてコーヒーを渡せば「あ〜、美味しい!」、フルーツを持てば「いい香り」と、とにかく反応がイイ。思わず口から出た一言なのか、気を使ってくれたのかわからないけれど、小さなそのつぶやきが、フワっと幸せな空気感を作ってくれた。岸くんの愛され力は、そんな些細な瞬間からも溢れ出していた。
1995年9月29日生まれ。埼玉県出身。King & Princeのリーダー。メンバーカラーは紫。CDデビュー前から俳優業をこなし、昨年は舞台『DREAM BOYS』で座長を務めた。5/27にKing & Prince最新シングル『Mazy Night』が発売予定。その美しい筋肉にも注目が集まる。