今回は、長引くマスク生活で気になる肌のトラブルや、暑さによる熱中症問題をクローズアップ。まだしばらくマスクが手放せそうにもないからこそ、今きちんと正しい知識を身に付けたい。そこで、専門家に美しく涼やかにマスクを使いこなす方法を教えてもらいました。
ViVi世代が気になる悩みを解決する手段をリサーチし、信頼できる専門家からアドバイスをもらおうという企画「こっそり相談。ViVi保健室」。
Q.マスクをしていると、マスク内がムレムレでとにかく暑い! 肌もあれるし、熱中症にならないかも心配。こんなマスクトラブルを避ける方法は?
A-1:高温多湿のマスク内は、雑菌が繁殖しやすい状態!
A-2:1日数回のふき取りケアでマスク内に潜む菌が簡単にスッキリ
A-3:鼻や顎に出る赤みの要因は、摩擦!放置すると色素沈着に!
A-4:首の後ろを冷やして、“マスク熱中症”を回避して
A-5:紫外線はマスクを通過。マスク部分もUVケアは万全に
A-1:高温多湿のマスク内は、雑菌が繁殖しやすい状態!
マスクをつけていると、その部分に体温がこもりやすくなります。さらに、呼吸によって湿度も上がるため、菌が繁殖しやすい高温多湿状態に。定期的に肌を正常化するようなケアを習慣にすると、ニキビや肌あれの防止につながります。
A-2:1日数回のふき取りケアでマスク内に潜む菌が簡単にスッキリ
肌をクリーンな状態にリセットする手軽な方法がふき取りケア。化粧水と乳液を混ぜたものをコットンに含ませて携帯し、暑さやベタつきが気になる時などにマスク内部の肌をサッと拭くだけでOK(マスクを外すので、できるだけ人けがなく、換気のいい場所を選びましょう!)。
その際、手に力を入れず、優しく拭き取るのがポイント。マスクで蒸れて肌表面の角質がやわらかくなっているので、力が強すぎると肌に刺激をあたえ、かえって肌あれを起こす原因になるので注意が必要です。
A-3:鼻や顎に出る赤みの要因は、摩擦! 放置すると色素沈着に!
マスクがフィットせず、ズレたり、動いている人をよく見かけます。そのような状態では、肌に摩擦が生じる可能性があり、そのダメージから鼻や顎などの突出している部分に赤みが出ることも。マスクがずり落ちる、浮く、ズレるというような時には、マスク上部の内側に両面テープなどでコットンを張り付け、鼻部分に固定するのも手です。
また、マスク着用前に肌が乾燥していると摩擦によるダメージが大きくなるので、きちんと保湿ケアをしておくこともおすすすめです。
A-4:首の後ろを冷やして、“マスク熱中症”を回避して
この先、気温の高い日が続くと、マスクをつけているのが辛いと感じる日も増えるかもしれません。暑さで息苦しいけれど、マスクを外すことができないという環境であれば、体温を速やかに下げるようにしましょう。
即効性を求めるなら、首の後ろに冷たいものを当てるという方法が有効です。また、クール感が得られる“冷感コスメ”などを使うのもおすすめです。人けのない換気のよい場所で、一度外して体温を調節するという習慣をつけるのもいいかもしれません。
A-5:紫外線はマスクを通過。マスク部分もUVケアは万全に
「マスクをしている時は、肌が露出している部分しか日焼け止めを塗らない」という話を耳にするのですが、それは大きな間違い! 肌にダメージをあたえ、シミやしわ、肌老化の原因にもなる紫外線ですが、マスクだけでは完全に防ぐことができません。
5月頃から紫外線量はぐっと増えます。肌が露出した部分だけに日焼け止めを塗るような状態で春夏を過ごすと、無防備なマスク部分だけが日焼けして顔が2トーンになるなんていう悲劇も……。ご注意を!
先生のアドバイス
セーフティエリアを見つけたら、マスクをほんの少し外すというのも、快適な“マスク生活”のコツ。そのタイミングで肌を清潔に整え、体温を調節し、マスクのズレや浮きを修正しましょう。

この前「通気性が良いマスクを買った」ってツイートしたら「それじゃマスクの意味なくね?w」ってクソリプが知らないおっさんからきたからスパムとして通報しといたワ★
illustration/Pantovisco