胃がキリキリと痛むけれど、病院にかかるほど辛いわけではないから放置しているというViVi世代が少なくない一方で、もし、大きな病気だったら……と不安を抱えているとの声も。地味に痛いし、不安だし、この胃痛はいったい何⁉︎ そこで、専門家に胃痛の原因となる“悪習慣”と健康な胃を保つための手段を教えてもらいました。
ViVi世代が気になる悩みを解決する手段をリサーチし、信頼できる専門家からアドバイスをもらおうという企画「こっそり相談。ViVi保健室」。
Q.ちょくちょく胃が痛くなる! いったい、なにが原因? どう気を付ければいいの?
A-1:空腹の時間が長すぎると、胃酸で胃を傷つけるケースも!
A-2:激辛料理やお酒などの刺激物や冷たいものに、胃は悲鳴をあげている!
A-3:胃痛は、便秘や生理前のホルモン分泌とも関係している!
A-4:現代人の誰もが陥りやすい“ストレス胃”
A-5:「腹八分目」&「食事は寝る3時間前までに」が健胃のカギ
A-1:空腹の時間が長すぎると、胃酸で胃を傷つけるケースも!
ダイエット目的などで極端に食事の量を減らしている場合や、たとえば“夜ご飯抜き”など、食事を摂らない時間が長く続くことが多いなら、それは要注意です。空腹が続くと胃酸が胃の粘膜を傷つけ、胃痛の原因になります。胃もたれや胸やけが起こることもあります。
“胃酸ダメージ”を防ぐには、ある程度、定期的に食べ物や飲み物を摂ることが大切です。そうはいっても、必ずしもしっかりとした食事を摂る必要はありません。食事の時間がとれない場合やダイエットのことを考えるなら、牛乳や豆乳、ヨーグルトなど、胃の内部に膜を張って胃酸から守る働きをするモノを少量摂るだけでも胃痛を回避できます(できるだけ常温で摂るのが理想的!)。
A-2:激辛料理やお酒などの刺激物や冷たいものに、胃は悲鳴をあげている!
辛い料理に含まれる香辛料やアルコール、カフェインなどは、胃を刺激し、胃痛をもたらす要素のひとつ。とくに胃の不調を感じるような時に摂ると、症状が悪化しやすいので注意が必要です。
また、ViVi世代に多いのが、冷たいものの食べすぎ&飲みすぎで、胃を冷やすことからくる胃痛。胃は冷えることで働きが弱まり、圧迫されるような痛みが起こりやすくなります。人気のタピオカドリンクも警戒すべき! ボリューム満点の冷たいものを一気に飲むと胃の負担になるので気を付けましょう。
胃痛を感じたら、温かいものを飲む、お腹まわりを外から温めるなどして対応を!
A-3:胃痛は、便秘や生理前のホルモン分泌とも関係している!
胃と腸は、体内でひとつの管でつながっています。便秘になり、腸が詰まれば、おのずとその上にある胃にも負担がかかり、胃痛が起こることがあります。腸内環境を整え、便通をよくすることで、胃痛が改善したというケースも少なくありません。
また、生理とも関係が! 生理2週間ほど前の排卵期に、ホルモンの影響で生理痛のようなお腹の痛みを感じたり、便秘ぎみになることから胃が圧迫されるような痛みが出ることが考えられます。
A-4:現代人の誰もが陥りやすい“ストレス胃”
ストレスも胃痛に直結する要因の一つです。ストレスが自律神経を介して消化管を刺激し、過剰に胃酸が分泌されると胃粘膜はダメージを受け、胃が荒れる原因になります。“ストレス胃”の根本的な原因であるストレスを避けて通るのは難しいという方も多いと思いますが、普段からできるだけ胃を健康で、ダメージを受けにくい状態に整える努力をしましょう。
A-5:「腹八分目」&「食事は寝る3時間前までに」が健胃のカギ
お腹が苦しくなるまで食べたい、満腹でも甘いものは別腹……など、胃のキャパぎりぎりか、それを超える量を食べる習慣を卒業しましょう。食べすぎは胃にダメージをあたえるので、健胃を目指すなら“腹八分目”を心がけるべきです。「もう少し食べたい」と感じるくらいで食事を終えるよう心がけて。
食べてすぐ寝るというのも胃の大きな負担になるので、就寝予定時刻の3時間前までには食事を終える努力をしてみてください。
この2つを習慣づけると、胃をケアできるだけでなく、ダイエットにもなるので、キレイになりたい女性にとって一石二鳥ですよ!
先生のアドバイス
“胃痛が起きたら、放置するのではなく、冷たいものを飲みすぎていないか、食べすぎていないか、ストレスを感じていないか……など、一度生活を振り返り、原因を探る習慣を。そして同じことを繰り返さないため、悪い生活習慣はできるだけ避けるよう努力しましょう。また、胃痛が長く続くとき、発熱などの他の症状を伴うときや痛みが激しいときには、病院に行くことをおすすめします”

この前男の子とご飯食べた後にこっそり胃薬飲んでたら、胃薬の匂いが彼まで届いたみたいで「ViVi子ちゃんってなんだか50歳男性の香りがするね!」と言われてなんだか余計に胃がギュン!!ってなったわ★
illustration/Pantovisco