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旅行に戸籍謄本を持参!?宇垣美里が旅に出る前に必ずすること

2020.07.30

宇垣美里さんのエッセイ連載。今週は旅行好きの宇垣さんが、旅行に行く前に必ず行うことを綴っていただきました。一人で旅をしても、一度も危ない目にあったことがないという用心深い部分も教えていただきました。宇垣美里の【私から見えている景色】

第十三章 『繰り返し繰り返すこと

(四)

旅に行く前に絶対にすることがある。
徹底的な掃除だ。

机に出しっぱなしの本もマンガも全部本棚にしまって、いつもは見ないふりする部屋の隅々まで掃除機をかける。テレビの上や窓のサッシも雑巾で拭いて、冷蔵庫の中も整理整頓。最後に水回りも掃除する。
風呂場の排水口、トイレの便器、洗面所のシンクの水垢。まるでモデルルームのように部屋を整えたら、ようやく一息つける。

これで、何が起きても大丈夫。

遠く海を越え言葉も満足に通じない土地へ行く、ということは、当たり前に何が起こるかわからない、ということだとちゃんとわかってる。

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だから毎回、何か大変なことが起きて、親や友人がいきなり私の部屋を整理することになってもいいように、丁寧に丁寧に掃除をする。
できるだけ短い時間で国に帰れるよう戸籍抄本も携帯する。

気にしすぎだろうか?
でもここまで用心しているからこそ、今まで海外に一人旅に出たとしても、何も怖い目に遭わなかったのだとも思う。それに疲れて帰ってきた自分を迎える部屋が綺麗に整頓されていると気持ちがいい。

懐かしい香りに居心地の良いソファ。やっぱりここが私の帰る場所なんだと心底安心することができる。
旅の醍醐味って、もしかしたらこの瞬間にあるのかもしれない。
まるで青い鳥みたいだ。

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宇垣美里にQ&A

Q. 嘘つきと悪口どちらが許せませんか?理由も知りたいです(ねず 20代女性)

A.え、どっちもめちゃくちゃどーでもいいです。いや、言われたらムカつきはするんですけど、許せないとか思うほど心のキャパを割く価値もないじゃないですか。誰かを守りたくてついた嘘なら、あらまあ……って思うけど、自分を守るためなら、愚かだなあって呆れちゃう。まずばれるような嘘つくって、それ単純に才能がない。嘘つき通す自信ないならやめとけばいいのに。悪口は、どんな物語でも基本モブかザコキャラしか言ってないので、あ、道端の小石だーって思います。他に話すことないのかしら。まあ嘘も悪口も、言った人や信じた人の品位が下がるだけなので、私はなんとも。

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宇垣 美里(うがき みさと)
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。

宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg

宇垣美里『私から見えている景色』 連載一覧

※赤ワンピース/スタイリスト私物
Text:Misato Ugaki Photo:Kota Shouji Styling:Mana Kogiso(io) Hair&Make-up:NAYA Composition Mayuko Kobayashi