イケメン

我らが山P主演!『THE HEAD』の撮影裏バナシ【山下智久のP’s STYLE】

2020.07.03

“山P的なもの”を発信していく山下智久のViVi連載“P’s STYLE”。今回は超大型国際ドラマ『THE HEAD』の撮影についてインタビュー。通訳もマネージャーもいない、一人で足を踏み入れたアイスランドの撮影現場で山Pが得たものとは……。

スペインのテネリフェ島約2ヵ月半のひとり暮らし

ドラマ『THE HEAD』はスペインのテネリフェ島とアイスランドで撮影してきました。

今回の作品は、南極の科学研究基地が舞台の、連続殺人を描く究極の密室サスペンス。その研究基地の巨大セットがテネリフェ島に作られていたんだけど、大きすぎて驚いたね。

テネリフェ島は海も空気も人も街も全てが美しくて、現地の人が「7つの気候がある」と言うほど表情豊かな島で。山に登ればスノーボードができて、山を下りればそのまま海でサーフィンができる。日本じゃ考えにくいよね。でもドラマの演出上、日焼けは御法度。大好きな海を楽しむことはできなかったよ(笑)。

約2ヵ月半にわたる撮影期間中、僕が滞在したのは必要最低限な物だけが揃ったシンプルな部屋。電子レンジを自分で買って。チンしたのは日本から持ち込んだレトルトの白米。すぐ近くの美味しいステーキ店や歩いて10分くらいの場所にある韓国料理店にも通ったけど、やっぱり日本の食事が恋しくなる瞬間はあったよね。

滞在中、お気に入りの場所もできた。それは滞在してた場所の隣にあるカフェ。中庭が綺麗で心地良くて、そこでよく台本を開いていた。スーパーにも行ったけど、買ったのは主に缶詰(笑)。本場のオイルサーディンの缶詰を開け、それをつまみに一人でお酒を飲む。週に一度あるかないかのその時間が密かな楽しみだったかな。

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たくさんの刺激を受けた『THE HEAD』の撮影現場

通訳もマネージャーもいない。一人で足を踏み入れたドラマの撮影現場。正直、最初は不安だった。でも、それはすぐに楽しみに変わりました。

今作は世界各国からキャストが集まっていて、お互いに現場にしか知り合いがいない状態。音楽フェスに行ったり、食事をしたり、プライベートな時間も共に過ごすことが多かった。とはいえ、四六時中一緒に過ごすわけではなく、一人の時間を大切にしたいときは誘いも断る。それが現地では普通で。お互いの意思や時間を尊重する、そのフリーな空気は自由な僕にとってすごく居心地が良いものだった。

お互いの家族や国の事情から芸能界のシステムについてまで、キャストとはいろんな話をした。日本と違って面白いほどオンオフのスイッチがハッキリしていて。空き時間はみんなプライベートな話しかしないんだよね。でも、セットに入れば全員が役者の顔に。自分の役に対する追求心がすごくて、監督とのディスカッションが終わらず撮影できなかった日もあったほど。ほんと沢山の刺激をもらったなぁ。

キャストやスタッフとのグループチャットでは「最高のチームだ」「みんなを誇りに思う」と全員が大絶賛。みんなにも早く観てもらいたい!

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いつだって“今”は“通過点”。これからも夢を追い走り続けたい

アイスランドの撮影は最初の数日間がオフで。車を借りて一人旅をしたんだ。アイスランドは主要道路が1本しかないような島で、車で走り続けた旅も感慨深いものがあった。土砂降りかと思えば、その先に虹が出て、ぱっと青空が広がったり……景色がどんどん変わっていくんだよ。まるで人生のように。そんな景色を眺めながら「僕も歩み続けなければいけないんだ」と改めて思ったりして。

今作ではエンディングテーマを担当させてもらえることに。役者として、歌手として、世界の人と仕事をする素晴らしい経験をさせていただきました。周りはそれを「すごいね!」と言ってくれる。とても有り難いことだけど、「夢を叶えた」とまでは思っていないんです。

僕はただ、ずっとやってきたことをやり続けているだけ。その過程で嬉しい出会いや出来事に巡り逢うことができる。僕にとって“今”は常に夢に向かうまでの“通過点”。どんな結果を出そうとも、いずれそれは全て過去になる。後ろを振り返るのではなく、前を向いて走り続けていたい。それが楽しい、だから楽しい。人生は挑戦あるのみ。息絶えるそのときまで“新しい一歩”を踏み出し続けていたいんだよね。

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撮影最終日に共演者と見たアイスランドの巨大なオーロラ

アイスランドでは現地コーディネーターが「俺はこの仕事を15年やっているが、こんな立派なのは数回しか見たことがない」と驚くほど、どえらいオーロラを見ることができた。しかも、クランクアップの日に。みんなと「これはきっと頑張ったご褒美だね」と言いながら見たオーロラはこれからもずっと忘れないと思う。

海外で過ごした約3ヵ月、お土産は何も買わなかった。買ったのは「そういえば家の塩が切れてたな」と思い出して手にした岩塩くらい(笑)。物より心に思い出を刻み込みたいタイプだからこそ、普段からお土産を買うのはあまり好きじゃなくて。

ViViの連載チームには何度か買って帰ったことがあるんだけど。あれ、本当にレアだから(笑)! スペインとアイスランドで過ごした日々、まるで新しい人生を生きたような経験の数々、それは自分の中にしっかり刻まれている。思い出の品がなくても忘れることなんてないからね。

前回の記事はコチラ

試練の裏側には“幸せのヒント”が隠れている!山Pのピンチをチャンスに変える方法【山下智久のP’s STYLE】

山下智久
1985年生まれ、千葉県出身。Huluの世界規模配信大型ドラマ『THE HEAD』がついに公開。毎週金曜22時より、全6話。

P’s STYLEはコチラ

Text: Miwa Ishii