この夏公開予定の映画『君が世界のはじまり』で初共演した松本穂香さんと金子大地さん。今回はそんな2人にインタビュー! 10代ならではの孤独と魂のぶつかり合いを描いたこの映画での演じた役どころや、プライベートなことまで聞いちゃいました。お互い人見知り同士という二人の、淡々としているけれども芯のある素顔をお届けします!
お互い、かなり人見知りなところが似ていると思います
ViVi 10代ならではの孤独と魂のぶつかり合いを描いたこの映画。お二人の役どころについて教えてください。
金子 僕が演じている伊尾は、唯一の東京出身。繊細で、環境の変化からいろいろな思いを抱えているように見えて、意外と視野が狭いところもあるという役どころ。僕も北海道から東京に出てきて大きく環境が変わったので、その経験を生かしながら演じていました。
松本 この映画で描かれている6人の中で、私が演じる縁だけがフワフワした存在で、抱えているものがハッキリ見えないんです。つかみどころがなかったので、縁自身もきっとそこまで自分の気持ちが分かっていなかったんじゃないかと思い、あまりこだわりを持たずに演じるようにしていました。
ViVi 松本さんと金子さんは今回が初共演ですが、お互いの印象は?
金子 お互いかなり人見知りというのが少し似ているな、と思いました。
松本 人見知り同士って、何となく分かりますよね(笑)。
金子 でも最初は、演じている縁のようにつかみどころのない人なのかなと思っていたら、全然違いました。すごくしっかりしていると思います。
松本 本当?(笑) でもたしかに縁とは違って、私は何事も考えすぎちゃうところがあるし、喜怒哀楽もハッキリしているほうだと思います。
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ViVi お二人は縁と伊尾の年齢の頃、何に悩んでいましたか?
金子 悩みなんて思い出せないくらい毎日楽しく過ごしていました(笑)。友達といつもワイワイしながら。
松本 私は演劇部の活動に打ち込んでいました。その頃から女優になりたいと思っていたので、今の事務所に履歴書を送ったのも、ちょうど縁の年齢の頃でした。
金子 すごいな!
ViVi では、ステイホーム中は何をして過ごしていたかも教えてください。
松本 今まで料理をやってこなかったので、基本的なものを作ってみました。肉じゃがとか魚の煮つけとか……。
金子 肉じゃがってドキッとしますよね。僕はどこまで夜更かしできるか、という生活にチャレンジしていました(笑)。実を言うとまだそのリズムが抜けていないので、仕事が始まってきた今は早く生活リズムを戻したいです。毎晩映画を4本くらい、ひたすら見続けて。楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
松本 充実のおうち時間ですね!

松本さん・ワンピース¥35000/muller of yoshiokuboベスト¥30000/OVERRIVER(HOMELESS TAILOR)その他/スタイリスト私物 金子さん・シャツ¥35000/ブルーナボイン代官山店(BRU NA BOINNE) パンツ¥24000/Sakas PR(SEVEN BY SEVEN)
PROFILE
松本穂香(まつもと ほのか)
1997年2月5日。大阪府出身。2015年に女優デビュー。2018年に『この世界の片隅に』(TBS)で主演を務め、広く知られる存在に。公開待機作に主演映画『みをつくし料理帖』など。
金子大地(かねこ だいち)
1996年9月26日生まれ。北海道出身。2015年に俳優デビュー。2018年に出演した『おっさんずラブ』(EX)の麻呂役でブレイク。公開待機作に主演映画『猿楽町で会いましょう』など。

©2020『君が世界のはじまり』製作委員会
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Photos:Mariko Kobayashi Hair&Make-up:Kana Oguchi,Taro Yoshida Styling:Lee Yasuka,Shinya Watanabe(Koa Hole inc) Interview&Text:Naoko Yamamoto