「デリケートゾーンがかゆいけどどうしよう。」「便秘がなかなか解消できない…。」誰にも相談できず、そのままにしていませんか? 女性特有の症状や病気まで、意外と知らないことって多そう……。ということで、専門医の及川明奈先生&福田千代子先生に、普段だったら聞きにくい女性のカラダについてネホハホ聞いちゃいました。今回はViViのインスタでお悩みを募集して、みんなのリアルな声を先生にぶつけてみたよ。人に聞きにくいことだからこそ、ここで解決!
デリケートゾーンの悩みを相談!
Q. デリケートゾーンのかゆみはどうしたらいいの?

デリケートゾーンにかゆみがある場合には、カンジダの可能性があります。市販の部位専用かゆみ止めなどを使用しても効かない場合は、病院へ。また、カンジダは洗いすぎにより悪化することもあるので、デリケートゾーンの洗浄しすぎには注意を。乾燥によりかゆみがでたり、皮膚のバリア機能が落ちることで感染症に罹りやすくなる恐れもあります。弱酸性石けんを泡立てて、優しく洗うようにして!
Q. デリケートゾーンにできものができて痛いです。どうしたら?

毛が太い部位のため、ニキビのようなできものができることはあります! それ以外にも、ヘルペスやコンジローマなど外陰部にできる病気の可能性もあるため、判断ができない場合には病院へ行くのが◎。きちんと受診して知ることができれば、安心感を得られるはず。わからないことは聞いてくださいね!
Q. デリケートゾーンは脱毛しても悪影響はない?

脱毛によって感染症が起こりやすくなるなどという噂もありますが、私個人的にはどちらでもいいと思っています。むしろデリケートゾーンを脱毛することで、生理用品をつけたときに起こるムレやかぶれなどが軽減されるということも。とはいえ毛が生えていることで悪いことが起こるわけではないです。自己処理の際には肌を傷つけないように、気をつけてくださいね!
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胸の悩みやケアについて教えて!
Q. 胸が小さいのが悩みです。大きくする方法はありますか?

胸の大きさは個性であり病気ではないため美容外科の範疇ですが、一つだけ注意点があります。バストアップ目的のサプリメントの中には、配合成分によってホルモンバランスを崩して健康被害が出るものがあり、危険を伴うことも。また、豊胸の手術をすることで乳がん検診を受ける際に制限が出ることもあるので、よく医師と相談しながら決めるようにしてくださいね!
Q. ナイトブラはつけるべき?

寝ているときに、胸が背中側に流れるのを防ぎます。形が崩れることを防ぐだけでなく、乳房が大きい人は寝返りを打つ際に胸が揺れて目が覚めることがなくなり、安眠を促す効果も。サイズや形が合わないものはカラダに当たり、締め付けがでて逆効果になるため、ナイトブラをつける際には専用のものを選ぶようにして!
Q. 陥没乳頭は治るの?

陥没乳頭とは、乳頭が凹んでいるものを言います。引っ張ると出てくる仮性と出てこない真性があり、10人に1人と比較的よく見られます。陥没乳頭による問題は2つで、1つは炎症を起こして膿が溜まること、もう1つは授乳障害が起こること。自然に治ることも多いのですが、気になる人は形成外科で相談してみてください!

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便秘やヘルペスで悩んでます…
Q.便秘がなかなか解消されないけれど対処法はありますか?

生理前症候群(PMS)によって、生理前には栄養を蓄えておきたいというカラダの判断により、腸の動きが悪くなって便秘になるということはよくあります。漢方などで改善する方法もありますが、まずは水分や食物繊維が多めの食生活を心がけると良いですね。腸のマッサージなども効果があると思うので、調べて試してみると少しずつ便秘も解消されるはず!
Q.ヘルペスって病気なの?

性感染症の一つですが、性交未経験者でも罹患する可能性があり、基本的に一生付き合っていかなければならない病気です。感染した場合はすぐに病院へ。初発の際は高熱が出たり、痛みで尿ができなくなることもあるので注意が必要です。また産道感染の可能性もあり、赤ちゃんが重篤な脳性ヘルペスになることがあります。ヘルペスの既往がある人が出産する場合には、事前に医師と相談するといいですね。
教えてくれたのは……

日本産科婦人科学会専門医。同クリニックはスタッフ全員女性のため、初めての人でも通いやすいはず。月経やPMSなどの治療や相談にも親切に乗ってくれる。

ブレストレディースクリニック院長。乳腺専門医と産婦人科専門医がタッグを組んだ病院のため、女性に多い病気について総合的に対応可能。オール女性スタッフなのも嬉しい。
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Composition:Makoto Tozuka Illustration:Honoka Yoshifuku@honoka_illustration