濱田岳さんと夫婦を演じた映画『喜劇 愛妻物語』で、夫に罵詈雑言を浴びせる妻をコミカルに演じている水川あさみさん。20代から今日までの、様々な変化について伺いました!
恋愛でしかできない成長って絶対にあると思います
ViVi:水川さんが演じているチカは、売れない脚本家の夫を罵りながらも支え続けています。その愛憎渦巻く関係性が不思議で、夫婦というものについて考えさせられる一作でした。
水川:豪太はいつもヘラヘラしていて、何とか妻とセックスすることしか考えていない。本当にどうしようもないヤツなんですけど、それでもチカにとって一番重要なのは豪太の才能なんですよね。
その覚悟があるから、あんなに憎んでも夫婦でいられるんだと思います。
ViVi:才能に惚れる、というのは分かります! そういう意味では豪太みたいな男性はViVi読者にオススメできますか?
水川:えっ、それは到底オススメしません!(笑)でも若いうちは、いろんな恋愛を経験したほうがいいとは思います。
裏切られる経験も、自分が「この人じゃないな」と思って冷めちゃうような経験も。やっぱり恋愛でしかできない成長って絶対にあると思いますから。
ViVi:水川さん自身は、ViVi世代の頃と今とで恋愛観は変化しましたか?
水川:昔は価値観が近い人が自分に合っている、と思っていたんです。でも結婚して思うことは、価値観が近いことはそれほど重要じゃない。
それよりも価値観が違っていても許せる相手かどうか、が大事だなと。そのほうが長く一緒にいられる気がします。
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ViVi:なるほど! 美容面の変化についても教えてもらえますか?
水川:肌は、今のほうが圧倒的に調子いいですね。20代はつねに余裕がなくて、ケアをしても付け焼き刃だったんですけど、今はきちんとご飯を作って食べてしっかり寝てます。
休日ものんびり買い物したり、お昼からお寿司を食べに行ってちょっとお酒も飲んでみたり。日常を丁寧に過ごすことを心がけているので、それはもう、パックの効果が全然違います!

ワンピース¥125000、ブラウス¥68000/パラグラフ(Plan C) その他/スタイリスト 私物 ●商品情報はViVi2020年10月号のものです。
PROFILE
みずかわ・あさみ
1983年7月24日生まれ。大阪府出身。今年は映画『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』に出演。またhulu「住住(2020)」、Paravi「love⇄distance」が配信中のほか、公開待機作に映画『滑走路』(今秋公開)、『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)などがある。

結婚して10年になるチカ(水川あさみ)と売れない脚本家の豪太(濱田岳)。5歳の娘との生活費はチカのパートに頼っている状態。豪太の才能を信じてきたチカだったが、今や完全セックスレスで、口を開けば罵詈雑言が飛び出す日々。しかし豪太の企画を脚本化するために、家族3人で香川に取材に行くことになり……。9/11より全国公開。
Photo:Tetsuya Maehara Styling:Miho Okabe Hair&Make-up:Mizue Okano Interview&Text:Naoko Yamamoto