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chelmico、新アルバム『maze』の収録曲にはトラウマ級ソングも!?

2020.09.04

メジャーデビュー前からViViに登場してくれているchelmico(チェルミコ)! NHK総合テレビアニメ『映像研には手を出すな!』のOPテーマソング『Easy Breezy』でさらなる飛躍を遂げた2人が、8月26日にニューアルバム『maze』をリリースする。

明るい、楽しい、強いだけじゃない!だるがって生きるのもよくない?

ニューアルバム『maze』(読み:まぜ)には長谷川白紙、U-zhaan、思い出野郎Aチームなどが参加し、タイトル通り音楽性がごちゃまぜ。「2人とも音楽の好みが様々だから、それを全部できたらいいね」ということでこのような内容に仕上がったそうだが、中には違和感だらけでちょっぴり怖さを感じる曲もある。

Mamiko:今回はちっちゃいときの自分へ向けて作る、トラウマを与える、というテーマもあったんです。小さい子たちに聴いてもらって、大人になったときに「なんか昔、女2人のラップグループいたよね? それで変な曲なかった?」というふうに言って欲しい。

ディズニーランドのイッツ・ア・スモールワールドに乗ったとき、ちょっと怖くて、各国の曲を聴かされて“何これ?”と思った記憶があって。そういうのを表現したかったんです。

新たな音楽性にトライするだけでなく、普段背負っている「明るい、楽しい」といったイメージの奥にある本心も音楽の中で深く表現。収録曲『どうやら、私は』では、表面だけを見て「強そうだね」などと言われることに対してくたびれた気持ちを書いている。この曲を聴いて、自分が蓋をしていた感情に気づくViVi読者もいるのではないだろうか。

Mamiko:「強いね」って、言われることありますか?

Rachel:「1人でも大丈夫でしょ」とかね。

Mamiko:そんなに仲良くもないのに、見た目とかだけで勝手にカテゴライズしてきたり、“あなたってこういうタイプだよね”みたいに言われたりするのが、まじでだるいなと思って。それを強要されるのは違うなって。

Rachel:疲れちゃうよね。

Mamiko:きっとみんなそういう気持ちになったことがあると思う。

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「chelmicoの曲は全体的にだるがってる(笑)」と自らは言うが、肩の力を抜きながらも楽しいことや好きなことを追求する生き方は理想的。「前を向け」だとか「頑張れ」などの熱血的なことは歌わないのに、chelmicoの音楽には周りを笑顔にするパワーがみなぎっている。いや、そういった言葉を無責任に言わないからこそ、楽しく心地よく聴けるのだろう。

Mamiko:頑張れよって、言うのが難しい言葉ですよね。それに柄じゃないので(笑)。

Rachel:頑張れ、って無責任だよね。確かに気をつけてはいるかも。それに頑張れよって言ったら、私も頑張らなきゃいけなくなっちゃうからイヤだ(笑)。

最後に、家で過ごす時間が長くなって読書の時間が増えたというRachelがおすすめの一冊を教えてくれた。

Rachel:川上未映子さんの『夏物語』。面白すぎて英語版も買いました。海外でも評価されているんですよ。ジェンダーの話でもあるんですけど、私は女として生まれて生きているからすごく興味深くて。普段本を読まない人でも読みやすいと思います。

PROFILE
chelmico(チェルミコ)
RachelとMamikoからなるラップユニット。2014年に結成。2018年ワーナーミュージック・ジャパンのunBORDEよりメジャーデビュー。自由奔放な等身大のリリックの面白さ、キャッチーなメロディに乗せる滑らかなフロウが様々な業界から注目を受け、『爽健美茶』のコマーシャルソングやドラマのテーマソング、アーティストへの楽曲提供、客演などオファーが殺到。音楽のフィールドを超え、様々な方面で活動中。

INFORMATION
maze
NHK総合テレビアニメ『映像研には手を出すな!』のOPテーマ『Easy Breezy』、JOYFITコラボソング『Limit』など全13曲を収録した3rdアルバム。OLGA-goosecandle-とのコラボレーションで生まれたかわいいキャンドルがジャケットを飾る。サブスク愛好者に向けて蚊取り線香+Tシャツ+エコバッグ+バケットハット付きの豪華パッケージも発売される。8月26日リリース。

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