ViVi初登場は2013年12月号。ViVi創刊30周年記念専属モデルオーディションでグランプリを勝ち取り、前日まで普通の大学生だった女のコが一躍専属モデルとしてデビュー。見事夢を摑んだ、えりんこと立花恵理も、7年たった今、ViViを卒業することに。そんなえりんに、今だから言えるモデル時代の葛藤や、なぜ女優業を目指そうと思ったのかなど、聞いてみました。次のステップへ進むえりんのすべてをお見せします。
最初に仲良くなったのがゆいちゃん。自分が本当に成長したって思えたときに会いたいから連絡を取り合うのを我慢してた
えりんと同じオーディションでWグランプリとして合格したのが現在女優の佐久間由衣さん。一緒にViViモデルになり、悩みを相談し、励ましあったライバル。えりんにとって友達とはちょっと違う特別な人。
ViViモデルで最初に仲良くなったのが同期のゆいちゃん。当初、うまくポージングできなくて泣きながら帰ったことを相談したり、東京での生活や、恋愛のこと。よくカフェでおしゃべりしていたなー。
ゆいちゃんの卒業は誌面で知ったのかな? 急だったからびっくりしたけど、女優にやりがいを感じてるんだろうなってのは気づいていたからすっと受け入れられました。
当時、私はまだViViがホームだって思ってたから、先に卒業されることに不安を感じることはなかったかな。現場で会うことがなくなるのは寂しかったけど、いつか自分も成長した姿で会えるのをすごい楽しみにしていた。
だから、あえてそのあとずっと連絡は取らなかったの。自分が本当に成長したって思えた時に会うのがいいと思ってて。そしたらこの間ドラマで共演することができて、思いがけず早い再会にびっくりって感じでした。久々にご飯に行って、でもあの頃とまったく変わらない感じで。
いつもゆいちゃんの存在は頭のどっかにあるし、活躍してたら嬉しいし、私も頑張らなきゃって思う。本当にゆいちゃんはいつもいいエネルギーをくれます。

Page 2
ファンの方へ私からのプレゼント。
やりたいことをやりきって卒業させてもらいます!
打ち合わせに参加し、撮りたいビジュアルイメージやファッション、メイクなどしっかりとえりんとイメージを共有して行われたラストシュート。
卒業するからには自分がいた意味みたいなものをちゃんとViViに残していきたくて、今回はお願いして一緒にイメージ作りから参加させてもらいました。
やっぱり自分のことを応援してくれた人に何か残したいなって思って。最後に思い残すことなくやりきって卒業したいなと。
スタッフのみなさんに協力してもらって、一緒に作品を作れたのはすごい嬉しかったし、すごい楽しかった。思い出に残る撮影だったなって思います。

Page 3
辞めようと思うたびに、ViViの現場が楽しくて辞められなかった。でも、そろそろお互いのためにもステップアップする時期なんだと思いました
27歳っていう年齢もそうだし、ViViモデル歴を考えても卒業は自然な流れ。でも、毎月当たり前にあるViViの撮影現場に行けなくなると思うと最後の一歩が踏み出せなかった。
自分が大人になってきて、ViViで自分の魅力をだんだん最大限に出せなくなっていく不安がでてきたの。
新しい世代も入ってきたし、撮影現場で可愛い服を着ても、『あれ、私にはちょっと似合わない?』って思うことが現実的にでてきて。そしたらもうお互いのためにもステップアップしたほうが良いのかなって思い始めたんだよね。
女優業に専念したい気持ちもあったから、自分の環境をちょっとずつ変えて、気持ちを切り替えていくのがいいかなって思ったのも大きかったかな。
本当はもっと早く卒業したほうがいいのかなと思ったこともあったけど、辞めようって考えるたびに、すごく名残惜しくなるの。自分にとってViViはホームみたいなところで、撮影現場に行けなくなるのが考えられなくて。
ViViの現場って常に新しいものを探求してたり、勉強になることもすごい多いし、モデルも可愛くて刺激を受けるし。そこから離れるのが寂しかったんだよね。もうちょっと、もうちょっとってタイミングを見計らってるうちに、今になってしまいました。

Page 4
卒業を意識し始めてからは、自分は何かViViで残してこれたのかなって、そういう迷いもあったの。
ViViモデルをやりながら女優として成果を挙げて、何かをViViに還元するという選択肢もあったけど、私は多分すぐに芽が出るタイプの人間じゃないからなーって。地道に役者としてのスキルを身に付けて成功していきたいと思ったときに、それだとまだ時間がかかるなと(笑)。
それだったらViViは卒業して、役者として外で頑張って、また呼んでもらえるような存在になるのがベストだと思い、決断にいたりました。
モデルの仕事、ファッションの仕事はすごい好きなので、タイミングがあえばこれからもやりたい。役者の仕事を中心として、またファッションの仕事でも違う刺激をもらって、相乗効果みたいなのが得られたらいいなと思います。

黒トップス¥47000/ル・シャルム・ドゥ・フィーフィー・エ・ファーファー(Harvy Sautos) スイムボトム(スイムトップとセット)¥28000/ガブリエル ペコ(LESLIEAMON) イヤーカフ¥22000/H3Oファッションビュロー(クローゼット)●商品情報はViVi2020年10月号のものです。
Page 5
あわせて読みたい
Photos:MELON(TRON) Styling:Aino Masaki Hair&Make-up:Sayoko Yoshizaki(io) Model:Eri Tachibana(ViVi exclusive) Composition:Nirai Ikeshiro