2020年は出演したドラマや映画が立て続けに公開されて、俳優として急成長中の岡田健史さんにインタビュー! 刑事役に初挑戦した映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』で、主演を務めた綾野剛さんの役者魂に衝撃を受けたらしく……。“師匠”の凄さや撮影で得た収穫について、嬉々とした表情で語ってくれました。
綾野剛さんとの出会いが僕を変えてくれました
2020年は出演したドラマや映画が立て続けに公開されて、俳優として急成長中の岡田健史さん。映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』では、安楽死を手口にする連続殺人犯を追う警視庁の若手刑事である沢田を熱演。
今年の夏に大きな話題を集めたドラマ「MIU404」よりも前に撮影された作品であり、彼にとっては刑事役も主演の綾野剛さんとの共演も初めての機会となった。
「刑事として事件の状況を説明する台詞の言い回しが最大の課題でした。めちゃくちゃ練習したので、今でもスラスラ言えますよ。『馬籠健一は肺がんを患っており今月8日の11時42分自宅にて死亡が確認されました』みたいな(笑)。
蒸し暑い河川敷でスーツを着て捜査に駆け回ったり、他にも苦労はたくさんありましたが、そんなことが気にならないくらいの大きな収穫がありました。この撮影で、綾野剛さんに出会うことができたので」

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というわけで、ここから先は優秀な先輩を慕う後輩による怒濤の愛情表現をお楽しみください。
「クランクインの日に衝撃を受けたんですよ。お昼の休憩で一緒にご飯を食べようとしたら、急に綾野さんがいなくなって。15分後ぐらいに汗だくて戻ってきて……どうやら直前のリハーサルがしっくりきていなくて一人でやり直していたらしいんです。『なんだ、この人!?』ですよ(笑)。
僕がウザいぐらいにアレコレ質問しても、1から10を通り越して30ぐらいの答えを与えてくださる。作品との向き合い方や熱意など、本当に凄いんですよ! 俳優として『こうならなければいけない』と思わせてくれる人です。そうやって撮影現場で僕が尻尾を振って綾野さんを追いかける感じが、劇中の関係性とリンクしていたかもしれませんね。
そういえば僕、綾野さんから『お前は俺の弟だからな』って言ってもらったことがあるんですよ(照)。先輩から受け取った“志”や“魂”を、また次の世代に受け継いでいけるように、もっと頑張っていい役者になりたいなと! 期待を裏切るわけにはいきません」

ジャケット ¥60000/GALERIE VIE(SUPER a MARKET SHINJUKU) Tシャツ ¥11800/CURLY&Co.(Sakas PR) パンツ ¥28000/BRÚ NA BÓINNE(BRÚ NA BÓINNE DAIKANYAMA) その他スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2020年12月号のものです。
PROFILE
岡田健史
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。2018年の連続ドラマ『中学聖日記』の黒岩晶役で鮮烈なデビューを果たす。今年は3本のドラマと公開待機中の映画『新解釈・三國志』、劇場版『奥様は、取り扱い注意』(公開日調整中)など5本の映画に出演。

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Photos:tAiki Styling:Lambda Takahashi Hair&Make-up:KOHEY Interview&Text:Satoshi Asahara