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気楽に旅ができる日を夢見て…愛読家・宇垣美里の記憶にのこる本

2020.12.10

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宇垣美里さんのエッセイ連載。今月は、愛読家としても有名な宇垣さんに、“心に残っている本”をテーマに綴っていただきました。今週はちょっとかわいくて、ちょっと珍しい絵本を片手に世界を旅する気分を味わってみて。宇垣美里の【私から見えている景色】

第十八章 『心の本棚

(一)

ふらりと立ち寄った本屋で手に取ったひとつの絵本『誰も知らない世界のことわざ』(創元社)。

何年か前に買った絵本『翻訳できない世界のことば』(創元社)と著者が同じであることに気づき、迷わず家に連れて帰った。

温かく可愛らしい絵と共に紹介されている世界のことわざ。ひとつひとつの内容は普遍的であっても、その土地の文化や環境によってがらりと変わる表現がおもしろかったり、奇妙だったり、少し怖かったり……。

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例えば日本語や英語では「豚に真珠」と言われる内容は、ポルトガル語では「ロバにスポンジケーキ」と表現される。
これはきっと、ポルトガルではロバが身近だから、だろうか。

日本語からは「サルも木から落ちる」や「猫をかぶる」が紹介されている。
どちらも日本人にとって馴染みのある動物をモチーフにしたことわざだ。

スぺイン語の「あなたは、私のオレンジの片割れ」ということわざには、思わず米津玄師の『Lemon』が脳裏をよぎった。
彼の国では、自分の魂のパートナー、生涯愛する人のことを「オレンジの片割れ」と呼ぶそうだ。

そういえば、スペインでは空港は降り立った瞬間から爽やかなオレンジの香りが漂っていた。 このご時世、海を越え違う文化圏へと旅することはあまりにも難しい。

いつかまた、気楽に旅できる日々がやってくることを夢見て、私はこの絵本をめくる。

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宇垣美里にQ&A

Q. 今20歳に戻れるとしたら何をしますか? また、20歳の時しておいた方がいいことを教えてもらいたいです!(ゆた 20代女性)

A. 個人的には語学留学行っとけばよかったなーってすごく後悔しています。学生の頃は英語はいまからどんなに頑張っても、帰国子女ほど流暢には話せないだろうし、私がやらなくても別にいいかな、他の得意なことのばそ、って思ってたんですけど、愚かだった!
英語がちゃんと話せたらもっと楽しかったしもっと色々できたのに!って思うことが多すぎる。日本語だけじゃない視点を持つと世界が広がるし。今はコツコツオンライン英会話頑張ってます。留学行きたいなあ……。

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宇垣 美里(うがき みさと)
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。

宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg

宇垣美里『私から見えている景色』 連載一覧

※グレーパーカ、シャツ/全てスタイリスト私物
Text:Misato Ugaki Photo:Kisshomaru Shimamura Styling:Ruri Matsui Hair&Make-up:Miho Matsuda Composition:Mayuko Kobayashi