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最高再生回数が1300万回超え!話題のYouTuber『タイピー日記』を取材してみると……

2020.12.28

新潟県佐渡島で、釣りや山菜採りをしながら動物たちとのスローライフを投稿している、YouTubeチャンネル『タイピー日記』は、マツコ・デラックスさんや星野源さんなどもファンを公言。動物ファン、釣り好き、そしてスローライフに癒しを求める人など、世代を超えたファンがつく人気YouTuber、タイピーさんを独占Zoomインタビュー!

 対馬海流が流れる影響で、新潟の本土よりも冬の気温は高く、夏は涼しい佐渡島。四季の実り豊かな自然の中で、犬や猫たちと共に、好きなことして、自由に暮らすタイピーさんの投稿は、忙しさや人間関係の煩わしさに追われる我らに癒しを与えてくれます。彼の魅力はなんといっても、顔出しNGながらも声や行動から伝わってくる、優しさと自然を生き抜く知識の豊かさ。

道端で気絶しているノスリ(タカ科の猛禽類)に遭遇したり、巣から落ちたスズメを保護したり、側溝に落ちていた子猫やネズミ捕りに引っかかって捨てられていた子猫を助けたり……SOSを放つ動物の引き寄せがとにかくスゴイ! そうかと思えば、優しい声で魚の説明をしながらワイルドな海釣りで捕った魚を手際良くさばいたり。そんな可愛さと優しさと美味しさを兼ね備えたチャンネルは徐々に登録者数を伸ばし、今では55万人超え。そして、側溝で助けられた黒猫のリンちゃんは、猫ねこ協会による『推し猫グランプリ2019』でグランプリも獲得するほどの大人気猫に!

人生の本当の豊かさとは何なのか?を改めて考えさせられる、スローライフドキュメンタリーの沼。タイピーさんってどんな人なの!?というところから、まずは取材スタートです!

【YouTube】タイピー日記/taipi
https://www.youtube.com/channel/UCIDOHrFd4wl8P6pPyPKlG2A/channels

タイピーって何者!?
動画では明かされていない新たな一面も!

まずは、タイピーさん自身と一緒に暮らす4匹の犬猫たちの自己紹介をお願いします!

「こんにちは。『タイピー日記』というYouTubeチャンネルを配信しているタイピーと申します。出身は東京ですが、学生時代を過ごしたのは長野県で、2018年4月に単身で新潟県の佐渡島へ移住しました。20代の成人男性です」

ブリちゃん(♀♀メス)
「ブリは、オーストラリアンケルピーとボーダーコリーのミックスの1歳。ブリの母犬は虐待を受けていて病気になってしまい、帝王切開でなんとか生まれた7匹の内の1匹なんです。命を繋げてくれた友達のブリーダーさんから譲ってもらいました。まだ子供なので、加減が分からないところもあるけど、お姉さんとして猫たちの面倒をよくみています。ケルピー自体があまり日本にいなくて、珍しい犬種みたいです。名前の由来は、魚のブリです」

リンちゃん(メス♀♂)
「側溝に落ちていたのを保護した黒猫で、1歳。めちゃめちゃ頭が良くて、ごはんを食べる前に、待て! よし!が出来ます。観察力があって、よくブリ姉さんのマネをしています。ブリがお気に入りのものを僕のベッドの裏に持って行って遊んでいるんですが、リンちゃんもそれをマネて、好きなものを裏に持って行くようになりました。キン&ポンが家に来た時も、一気に距離を縮めるのではなく、遠くから様子を伺ってどういう子たちなのかを観察していました」

キン(メス♀♀)&ポン(♂♂オス)
「黒猫のキンちゃんは慎重で警戒心が強くて、引き取った時もシャーシャーしていて、野性味が強かったです。慣れるとすごい甘えん坊さんで、今では膝の上に乗っかってきます。サバトラのポンちゃんはとにかくフレンドリー。誰にでもすぐグルグル言っているグルグル病(笑)のやんちゃボーイです」

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タイピーさんの一日のスケジュールを教えてください

「大体毎朝6時に起きて、動物の世話をしてから二度寝しています。釣りに行く時は4時起きとか。それで朝7時頃帰ってきて、動物の世話してまた寝るみたいな感じです。今はYouTube1本で食べていけるようになったので、日中は動物と遊んだり、動画を撮影したりして、午後は編集作業がいつもの流れ。夕方は家事をして、ブリと一緒にランニングをして、23時過ぎとかには寝ています。一人暮らしなので、基本的に一人で過ごすことが多いです。特に自粛期間になってからは、誰かと直接会って話したりとかはあんまりしていないです。毎週1、2時間くらいZoomで友達と話したりしてますけど、直接会うのは隣のおばあちゃんくらいです」

YouTube1本で食べていけるようになったのはいつからですか?

「去年の8月からです。佐渡に引っ越して来てからもアルバイトを3ヶ月ぐらいしていたんですが、再生回数が伸びて来たのでバイトはやめました」

佐渡島へ移住する前はどんな生活を送っていたんですか?

「高校卒業後、職業訓練学校に通い、情報処理やアプリケーション制作、プログラミングを勉強しました。ちなみにYouTubeの編集は、特に学校では習っていなくて、すべて独学でやっています。卒業後、長野県内のシェアハウスに住んだんですが、そこには、18歳から70代まで、年齢も性別も職業も色んな人が住んでいて面白かったです。2〜3年シェアハウスに住み、建築系や配達、水道検針の仕事をしたりしていました。それで、じゃあこれからどうする?と考えた時に、せっかく自立しているんだし、好きなことを思いっきりしよう!と思ったんです。大好きな自然がいっぱいの所に住みたくて、佐渡島に決めました」

自然が豊かな場所は他にもありますが、あえて島生活、そして佐渡島を選んだ理由はありますか?

「佐渡島は四季がちゃんとあって、食べ物がすごく美味しいんです。海山があるし、人柄もみんな優しい。それが自分にマッチしたのもあって選びました」

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20代で古民家を購入!
自然を満喫し動物に囲まれた田舎暮らし
果たして本当の豊かさとは?

動画でも配信していましたが、佐渡島移住の際、古民家を購入されたんですね。

「最初はアパートを探していたんです。だけど佐渡島ってそもそもアパート自体が少ないので、だったら古民家を買った方がいい!と思ったんです。親にローンを組んでもらって、今の家を買いました。その時、僕はお金がなかったし、ローンを組めなかったので。それを毎月親に返していくって感じでした。今でもそうなんですが、僕、ここの生活だったら、月6万円あれば食って行けるんですよ」

なぜ、田舎暮らしを?

「昔から、濱口優さんが無人島生活をしていた『黄金生活』って番組が好きで、サバイバル生活に憧れていたんです。あとは、YouTuberのくーねるさんとか。そういう番組にも影響もされたし、小さい頃から新潟の海に行って潜って魚を衝いたり釣りしたりしていたんです。自然が本当に大好きだからです」

移住後に実感した佐渡島の魅力は? 反面、島生活の大変さは?

「近所の人たちが優しいです。困ったことがあったら助けてくれるし、本当に親切にしてくれます。隣の家に住んでいるおばあちゃんが、昔話に出てくるような腰の曲がった可愛らしいおばあちゃんなんですけど、よく、『大根いるか』とか野菜を持って来てくれます。この前は、松茸を2本くれました! あと、やっぱり海産物がめっちゃ美味しいです。回転寿司のレベルがとんでもないくらい高いんです。大変なことはあんまり思い浮かばないんですけど、冬は風が強くて、曇りの日が多いことかな。新潟県は曇天が多いんですけど、佐渡は雲がそのまま過ぎ去るので、新潟本土よりかは青空が見えるかも。雪は積もっても、30〜40cmとかそのくらいです。冬は本土より1〜2℃温かくて、夏は涼しい恵まれた気候なんです。冬は冬で魚が美味しいし……。それも良いんですよねぇ。大変さはなんだろうなぁ。強いて言うなら、島なので噂話は広まりやすいですね(笑)。でも悪い噂というより、良い噂が広まるような感じがします!」

佐渡に同年代の友達はいますか?

「同年代の友達はいなくて、年上の方ばかりです。一緒に釣りする人も30代だし、僕、テニスもやっているんですけど、テニスクラブも50代や60代の人が多いので」

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人間関係やルールに縛られない自由な生き方

勤め人にならず、好きなことして生きていく。そんな生活に憧れはありつつも、なかなか勇気を踏み出せず毎日を過ごす人も多いと思います。自由な生活を実現して思うことは?

「やっぱり会社勤めに比べてストレスは少ないです。人間関係で悩むこともないですし。好きな時間で仕事ができるし、決められたことではなく、自由な発想で取り組めるのも楽しいし、毎日がクリエイティブです。僕の場合はYouTubeでしたが、それが必ずヒットするかと言ったらそうでもないので、やっぱりそこは不安定ですよね。花が咲くまで10年掛かると言われているYouTuberの中で、僕はヒットするまでが早い方だったと言われていますが、今のようになるまでに3〜4年掛かりました。でも、最初はYouTubeだけで食べていくなんて思ってもいなかったんですけどね。記録として残したいということで始めたものなので。好きな釣り動画を残していくアルバムみたいなものが、結果、今に繋がっただけなので。どちらかと言うとこの生活は結果論に近いです」

YouTubeの編集時間はどのぐらいかかるんですか?

「短い動画は30〜40分で出来ます。きのこ狩りに行って、料理して食べるとかの長いものは、4〜5時間掛かります」

どういう動画作りを心がけていますか?

「佐渡島の美しい季節の風景を映したり、動物達の表情や仕草がダイレクトに伝わるように心がけています。」

自分の車が走っているシーンを映したり工夫していましたよね!

「あの車が走り去るシーンは、一度車の全貌が映る場所にカメラを設置して、車が通り過ぎた絵が撮れたら、バックして戻ってカメラを回収してっていうのを一人でやっていました(笑)。結構面倒なんですが、ああいうシーンがあると面白いかなぁと思って」

視聴者も気になっていると思うので、ちょっぴり恋愛系の質問を! 料理をしている動画で「嫁に行きたい!」というコメントが多く見かけられますが、現在、嫁は募集中ですか?

「今はそんなに募集してないです(笑)。結婚する目的で付き合うならいいんですが、結婚しないで付き合うのとかは別にいいかなって。今のスローライフにも満足しているので、一人暮らしを楽しんでいます」

どんな人がタイプなんですか?

「あんまり考えたことないです。うーん……。僕自身がのんびりしてるので、しっかりしてる人の方がいいんですかね。あとは料理がうまい人! 食事をちゃんと作ってくれる人とか? 性格が良ければいいと思います!」

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タイピーさんが動画では語らないお話を聞けたところで、Vol.1はおしまい。
次週、Vol.2ではタイピー母、登場! そしてドラマがたくさん詰まった子猫、デンちゃんの話を展開していきます。

観てにゃ
Don’t miss it !

Text: Yumiko Ito