「セックス依存症=性欲の強い人」って思ってない? 実際はもっと複雑で、さまざまな要因が絡み合った問題なのです。10代から60代、男女問わず誰にでも起こりうるセックス依存症。あなたは本当に「セックス依存症ではない」と言い切れますか? まずは、チェックリストで自分の傾向を診断してみて! もしかしたらドキッとする結果になるかも……!?
セックス依存症・自己診断のための10の質問
あてはまる項目がいくつあるか数えながら答えてください。
□ あなたの性的な思考や行動に関して、誰かの助けが必要と感じる
□ 性的な思考や行動をしているときのほうがリラックスできる
□ セックスや性的刺激によって、物事の優先順位がしばしば逆転する
□ なにかに耐えられず、不安や孤独感をやわらげるためにセックスを用いる
□ セックスの後、罪悪感や自責の念を抱いて落ち込む
□ 性的行動に時間をとられ、家族や身近な友人をおろそかにしている
□ 最近、性的行動のせいで集中力や仕事の能率が落ちている
□ 次から次へと性的関係を持つ相手を変えている
□ 性的行動を隠すため、嘘をつくことがよくある
あなたはいくつチェックがつきましたか?
このチェックリストは、精神科・心療内科で初診時に参考資料として活用しているものです。ひとつでもチェックがつくと性依存症の傾向があり、あてはまる項目が多ければ多いほど性依存症の可能性が高いといわれていますが、もちろんチェックがついたからといって、ただちに治療が必要ということではありません!
自らの性的習慣や周囲との関係性を見直すきっかけとして使ってみてください。
精神保健福祉士・社会福祉士 斉藤章佳先生
著書『セックス依存症』(幻冬舎)