今年もバレンタインの季節が近づいてきました♡ 最近は本命チョコ以外に、友チョコ、自分チョコ、男子のほうから渡す逆チョコとバリエーション豊か! これまでチョコをたくさんもらってきたであろうイケメン俳優の松坂桃李さんは、意外にもバレンタインには、めちゃくちゃ熱い想いを持っていました!!
「バレンタインですか……。高校のときに一瞬、『これがモテ期か!?』と思う時期があって。バレンタインにも、チョコをもらえるんじゃないかと淡い期待を抱いたんですけど、本当に一瞬で、バレンタインの前に終わってしまったんですよね……」
そんな、ちょっぴり切ないバレンタインの思い出を語ってくれた松坂桃李さん。1月28日から公開される、顔を出さない音楽グループGReeeeNの軌跡を描いた映画『キセキ―あの日のソビト―』で主演を務めている。
「僕が演じているのはメンバーではなく、GReeeeNのプロデューサーであり、メンバー・HIDEさんの兄でもあるJINさんです。最初はプロデューサー役と聞いて『歌わなくていいんだ』とホッとしていたら、JINさんももともとはバンドのボーカルで。GReeeeNの夢に満ち溢れた軌跡を伝えるにはそこから描かないといけなくて、ヤラれた……と(笑)。実際にお会いしたJINさんは、山、川、風とともに生きているような感じで、惹き込まれました。本当にパワースポットみたいな方で、何事も『このほうが伝わるような気がする』とアイデアを出すんですよ。まったく理論的ではないけど、すごく説得力があったんですよね」
ここで松坂さん、バレンタインにおける“伝わる”について、ViVi読者に物申したいと言い出した!
「あのですね、友チョコって何なんですか? バレンタインて、正直、男にとってはかなりザワつくイベントなんですよ。気にしてない風を装って、『あ~、だりぃ』とか言いながら机に伏せつつ中を探っている(笑)。で、本当にあったときは『あ!』とか言いそうになるのを抑えて、教科書をしまうふりしてしっかりカバンに入れたり。それくらいザワついているのに、友チョコとか浸透しちゃうと、『女子同士で気軽にあげちゃうものなんでしょ?』と期待が抱けなくなるんです。だから、どんなチョコが好きかとか、どんなバレンタインデートがいいかとかじゃなくて、『好きな人にしかあげない!』と白黒つけてほしいんです。女子側が緊張感を漂わせていれば、どんなものより気持ちが伝わると思います!」
と、想像以上に本気な男性意見を授けてくれた松坂さんでした(笑)。
『キセキ ―あの日のソビト―』
© 2017「キセキ ーあの日のソビトー」製作委員会
医師である父の反対を押し切り音楽の道に進んだジン(松坂桃李)。ある日、歯科大に通う弟のヒデ(菅田将暉)が仲間と作った曲を聞き、その才能を確信。彼らのプロデューサーとなることを決意するが……。歯医者で歌手という覆面ボーカルグループ・GReeeeNの誕生を描いた感動の物語。共演は忽那汐里、成田凌ほか。 1/28より公開。
シャツ¥27000/オーバーリバー(エドウィナ・ホール) パンツ¥22000/CLANE DESIGN(クラネ オム) スニーカー¥12000/アシックスジャパン(オニツカタイガー)
撮影/窪徳健作 スタイリング/伊藤省吾(sitor) ヘアメイク/AZUMA(W) 取材・文/山本奈緒子