イケメン

「触れたいと思ったのが、男性だっただけ」金子大地、ゲイを隠して生きる高校生役を熱演

2019.04.18

ViVi2018年上半期NEXT国宝級イケメンランキングにもランクインした、注目の若手俳優金子大地さんが、NHKのよるドラに初主演! ゲイをひた隠しに生きる18歳の高校生というナイーブな役に挑戦します。ゲイの高校生役は初! LGBTをテーマにした作品が続き、多方面から注目を集める金子さんに、ドラマへの思い、今夏公開予定の映画『おっさんずラブ』、そしてプライベートに関するお話を聞いてきました!

NHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告る

主人公・純(金子大地)は自分がゲイということを隠し、「異性を愛し、子どもを作って家庭を気づく」という“普通”への憧れを持つ高校生。自分がゲイであることを隠し、腐女子の同級生・三浦さん(藤野涼子)と付き合い始めてみるものの……。ゲイのパートナー・マコトさん(谷原章介)との関係、世間の“普通”とありのままの本当の自分との葛藤。主人公が愛聴するQUEENの名曲に乗せ展開していく、青春ストーリー。

NHK総合4月20日(土)夜11時30分よりスタート。

『おっさんずラブ』ともリンクする同性愛をテーマにした作品ですが、どう役作りをしていきましたか?

このドラマでは、同性愛者であることを隠して暮らす18歳の高校生役を演じるので、明るくて生意気な『おっさんずラブ』のマロとはまた全然違うんです。今回は、かわいらしい……と言っていいのか、恋愛の話です。小説原作がある作品なので、とにかく原作を読み込んで忠実に!ということが、一番でしたね。
役作りのために特別にしたことは、実は特にないんです。なぜなら男の人を好きになる気持ちと、女の人を好きになる気持ちは全然変わらないことなので。僕も男の人へ愛を持って接することはできます。実際、仲の良い男友達には愛を持って接しています。ただ、そこに“触れたい”という思いがあるかどうかの違いだけなんだと思います。同性に“触れたい”と思う18歳の高校生・安藤純と、自分をどこまで繋げられるか。この役を演じる前にそれをよく考えていました。

純が触れたいと思った人が、40代のゲイの男性なんです。しかも自分と同い年の息子がいる、家庭を持っている人。好きな人が、家庭という“普通”を持っているから、純も“普通”を欲しいって思うんですよね。
……ただ、僕がどんな役作りをしたとか、こういう風に演じようと思ったなんていくら言っても、テレビに映ったもの、皆さんが感じたことが全てだと思います。伝えたいことは、日々演じています。ぜひ、観てください!!

小説原作『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の純は、世の中を俯瞰して見ているようなキャラクターですが、金子さんと重ねるとどうですか?

たしかに高校生にしては、冷静に考えているのかな。客観的に物事を考えてるなとは思います。「自分と重ねると」……か。でも実は皆そうじゃないですか? 表と裏の顔があって、世の中と関わってる。僕も心の声はあります。頭の中で考えてること。

同性愛者の役柄ですが、男から見ても格好いい男はどんな人ですか?

仕事を一生懸命頑張ってる人! どんな仕事でも。あとスポーツを一生懸命してる人もみんなカッコいいと思います。

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現場の雰囲気は?

本当にみんな、良い作品にしよう!という意気込みがすごいです。LGBTは日本ではまだまだ理解されていない部分もあるから、この作品をきっかけにもっと知ってもらおう!って。
LGBTの人たちって、日本の苗字で多い、佐藤さん、鈴木さん、高橋さん、田中さん……をまとめても、その数には達しないほどいらっしゃるそうなんです。なので皆さんも今までにどこかで関わっているはずなんですよね。今まで会ったことがないと思うなら、それはただその方たちが打ち明けていないだけで隠してるんだと思います。
今、LGBTを話題にするのが流行ってる……とか、そういうことではなく、もっと深いところで理解していきたいと思っています。
僕自身もこの作品に向き合うまで、LGBTについて全然知らなかったので。今は恋愛対象が女性だけ!なんて決めつけず、性別関係なく恋愛できたらなぁって思ったりもします。めちゃくちゃ重い話にはしたくないんですよね。テレビドラマなので、ぜひ、“うっかり”観てほしいです!

甘え下手で年上の男性に甘える純ですが、金子さんが実生活で好きな人に甘える時は、どんな風に甘えるんですか?

甘えるってなんですか(笑) でも、僕も年下の子には甘えられないんですよね。年上の女性には甘えたくなっちゃうかな。「ご飯作ってー」とか言うと思います。あとは添い寝したいですね(笑)。

ViViの『国宝級イケメン』の取材で、友達が少ないと話していましたが、その後増えましたか?

友達は変わらず少ないですね(笑)。役者の友達は本当に少ないです。仲が良い奴は、ずっと変わらないです。あと、カメラが回ってないと本当にひどい生活をしてます、引き続き(笑)。

最近楽しかったことは?

共演者の人たちとみんなでお酒を飲みに行ったことかな。お酒を飲むと僕も人とコミュニケーション取りやすくなるので。あとは、体育館でバスケをしました! 久々にバッシュ履いて、体育館で。ポジションはシューターとフォワードです。フォームには自信あります!(笑)。

夏に公開が控えてる映画『おっさんずラブ』について

純とは全く真逆のマロという役を演じることになるので、切り替えが結構大変です(笑)。よくマロと今の僕では顔が全然違う!と言われるんです。マロを演じている時は、よく「あ、マロだ〜!」って周りからも言われたりしたんですけど、それ以降は、他の作品に出ても、マロ=僕ということに全然気づかれない(笑)。顔がすごい変わるんですかね? 髪型のせいもあると思いますが。映画『おっさんずラブ』では、マロのことが結構描かれているので、そちらもぜひ楽しみにしててください!

PROFILE
                                              金子 大地 1996年9月26日生まれ。北海道出身。179cm。趣味はバスケットボール。アミューズオーディションフェス2014 俳優・モデル部門で受賞し芸能界デビューし、2018年ドラマ「おっさんずラブ」にて注目を集め、ドラマ・映画などマルチに活躍中。

Photo: Kodai Ikemitsu(TRON) Stylist: Syuhei Kai Hair & Make-up: Emiy Composition & Text: Yumiko Ito