初めて松村さんに会ったのは、今から２年半前。「国宝級イケメン」へのランクインをきっかけに「気になりすぎる男子」として特集を組んだ。その後の活躍は、みなさんもご存知の通り。CDデビューを果たしミリオンセラーを達成。紅白にも出場し、W主演映画をひっさげてViViに帰ってきた。飄々とした雰囲気も噺家のような口調も、あの頃から変わらない。けれど、いくつもの夢を叶えほっくんはスターになった。そんな今回は、“ほっくんの恋”について。自らを“めんどくさい”と語る、天邪鬼な男・松村北斗。でもだからこそ、攻略法を知りたくなるもの。独自の感性が溢れ出る、飾らない恋バナをどうぞ。
about
ほっくんの恋
「相手の一挙手一投足に一喜一憂してしまうから、恋ってしんどいですよね」。そんな一言からはじまった、ほっくんの恋バナ。Ｗ主演を務める映画『ライアー×ライアー』では、好きな人の前でだけ激甘になるツンデレ男子の透を演じているけれど、素顔のほっくんは恋をすると一体どうなるのだろう。
「ツンデレではないけれど、僕も心を許している人とそうじゃない人の前では、態度がガラっと変わります。でもそれが恋愛となると、また別。自分の感情を認めたくないから、誰にも気持ちを悟られないように振る舞おうとするんじゃないかな。もし仲良くなったとしても、恋愛的な意味では自分からはガンガン行けない。かと言って、向こうが僕の気持ちを察してくれても、“何、察した気になってるの？”とかえって気持ちが冷めてしまう。面倒くさいですよね、僕（笑）。
でも、ちゃんとわかっているんです。“好きじゃない”って否定する時点で、多分本当はもう好きなんだろうなって。だから“いや、これは恋愛感情じゃない”ってお互いに否定しているんだけど、同時に根負けして、“負けました、好きです！”と恋がはじまったら素敵ですよね。
例えば好きな相手にだけハートの絵文字を送るとか、そういうわかりやすいアプローチは僕には絶対に無理。僕が絵文字を使うのは、Johnny’s webのブログだけ。ブログではハートも使いますし、おじさんのＪＫメールみたいに絵文字で溢れています（笑）」
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『ライアー×ライアー』という作品名通り、この作品の恋愛模様は“嘘”からはじまる。しかし、実際のほっくんは嘘に敏感で、相手に嘘くささを感じると一気に冷めてしまうそう。
「恋愛に限らず、嘘はダメ。良いことも悪いことも、正直にストレートに表現してほしいんです。相手のことを思ったイイ嘘だとしても、嘘をつく人とわかった時点で、ちょっと引いちゃうかもしれません。とは言いつつ、僕は嘘をつきますけどね（笑）。
とくにメンバーには、話を聞いてないのに“そうそう”って嘘の相槌を打ったりしがち。嘘以外だと、自分の大事なものやこだわりを鼻で笑われると、恋が冷めちゃうかもしれないです。とくにグループのことを悪く言われたら、どんなに好きな子でも怒ってしまうし、もう無理だなって思ってしまう。僕も相手が好きなモノゴトを知ろうとするし、もし理解できなくても否定をすることはないので、相手にもそうあってほしいですね」
「恋愛をしていない方が感情の浮き沈みがないからラク」と思う一方で、「決して非恋愛体質なわけではなく、人並みに恋はします」とキッパリ。浮気に束縛、恋愛における難題にも“ほっくん基準”がちゃんとある。
「僕、できるだけ波風を立てたくないんですよ。他人の審査対象になりたくないと思っているので、いるもいないも同然みたいな扱いがちょうどイイ（笑）。だけど、多分人並みに恋愛体質ですし、恋はします。
僕が演じた透はプレイボーイでしたが、僕が思う浮気は、文字通り“気が浮つく”こと。浮気の何が悪いって、自分への思いがなくなっていることじゃないですか？ もしそれに気づいたら、辛いけど僕は身の引きどきなのかなって思いますね。反対に気持ちが強すぎるがゆえの束縛は、仕事への口出し以外は大丈夫。“今どこに誰といるの？”と聞かれたら正直に答えるし、“他の女の子としゃべらないで！”と言われるのも、イヤではないかも。ただ社会生活を送ってるから、無理なときも多いよって忠告はしておくかな（笑）」
と、ここでタイムアップ！ 摑めそうで摑めない、天然駆け引き上手なほっくんにドキドキせずにはいられない。
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Composition:Noriko Yoshii Cooperation:PROPS NOW
