2/26より公開の映画『あのこは貴族』で初共演を果たした門脇麦さんと水原希子さん。映画の中では共通点の少ない役どころでしたが、実際の二人はとても似ているよう……!
お互いキノコとコケ好きなので絶対合うと思う!
――初共演とのことですが、お互いの印象はいかがでしたか?
門脇:実は一緒のシーンが少なくて、もっと話したかったけど撮影中はあまり話せなかったんです。でもお互い旅行好きでアクティブだし、絶対趣味とか合うと思っていて。
水原:そうそう、麦ちゃんはキノコが好きだし、私はコケが好きだし。
門脇:キノコってコケのあるところに育つので、コケを見るたびに希子ちゃんを思い出しています。……大丈夫ですか、こんな話で?
水原:だから初対面からスッと入っていける感じでした、ということです(笑)。
――今回お二人は、山の手のお嬢様と地方出身女性という、対局の階層にいる女性を演じられています。お互いの演技に対する印象を教えてください。
門脇:希子ちゃんが演じている美紀は、東京に出てきてガムシャラに頑張っている女性。と言うと重たく聞こえるかもしれませんが、希子ちゃんが演じる美紀はどこか軽やかで、いろいろ悩みながらもこれからの跳躍が予想できる感じで。この映画を根本から明るいものにしてくれたんじゃないかと思います。
水原:麦ちゃんが演じる華子は、家族のしがらみの中でがんじがらめになっている。でもそういったものを全部振り払って、自分とも周囲とも戦って一歩を踏み出していく姿が、本当にカッコいいなと憧れたし、尊敬しましたね。
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――その華子と美紀は共に、ハイスペック男子である幸一郎を好きになるわけです。そこでお二人に、ハイスペック男子と付き合ううえでの心構えをアドバイスいただきたいのですが……。
門脇:面白い質問ですね! でもたしかに、ハイスペックな男性って安心感はありますもんね。
水原:どんなものか見てやろう、ぐらいの感じでいいんじゃないですか? 図鑑の1ページみたいな(笑)。
門脇:もしのめり込んで傷ついたとしても、それはそれで。やはり経験しないと何も学べないですから。
水原:で、次につなげましょう!
――なるほど、ありがとうございます。この映画は、女性たちの友情も見どころです。お二人にとって友情とはどういうものですか?
水原:私には大切な友人が3人ほどいて。今はなかなか会えないですけど、その人たちが自分の人生にいてくれたらそれだけで嬉しいかなあ。恋愛はちょっと猫かぶるので自分が分からなくなる感じもあるけど、友達といると「ここだな」という正しい場所に戻れるんですよ。だから友情は、恋愛より100倍大事。
門脇:友達といると、「楽しい」が壁を突き抜けるくらい楽しくなりますよね。同じことをしても、一人だとその感情までは連れて行ってもらえない。恋人や家族といるときともまたちょっと違っていて。童心に返ってワッとハシャげるのは、友達といるときだけな気がします。
――華子と美紀は結婚と向き合うことで、“自分にとっての幸せは何か?”を真剣に考えていきます。お二人にとっての“幸せ”とは?
水原:美味しいものを食べて、旅行して、温泉行ってサウナ行って、一緒に笑い合える友達がいればけっこう幸せ。それでいいかな。
門脇:私も幸福感度が高くて。すぐ幸せになるので、今が、一番人生を楽しんでいます。どんどん更新されていて、まだまだいくよ~みたいな感じです(笑)。
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PROFILE
門脇麦
1992年8月10日生まれ。2011年より女優活動を開始。映画『愛の渦』などの体当たり演技で注目を集める。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』ではヒロインを好演した。
水原希子
1990年10月15日生まれ。モデル、女優、起業家などマルチに活躍中。今年は、主演映画『彼女』がNetflixにて配信予定。

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Photos:Ikemitsu Kodai(TRON) Hair&Make-up:shuco(3rd),Naoki Ishikawa(for Kadowaki),Rie Shiraishi(for Mizuhara) Styling:Megumi Yoshida(for Kadowaki),Masako Ogura(for Mizuhara) Composition&Text:Naoko Yamamoto