唯一無二の独創的な音楽で注目を集めるTempalayが待望のニューアルバムをリリース。楽曲のイメージを裏切らない(!?)、ちょっぴりクセの強いインタビューをお届け!
もう『ゲゲゲ』な気分でこの世界を楽しむしかない
——まずは最新作『ゴーストアルバム』の手応えを聞かせてください。
小原:昨年2月にシングル『大東京万博』をリリースした後に作った楽曲ばかりなので、やはり必然的に2020年を通して自分が感じたことがモロに出たアルバムになりました。でもViVIは若い女子が読む雑誌だと思うので、好きなスイーツの話をしましょうか?
——会話の方向転換がエグいですね。お気遣いありがとうございます。
Natsuki:僕、一昨日フルーツサンドを食べたらお腹を壊しちゃったんですよ。5日間くらい冷蔵庫に放置していたら、案の定、腐ってたっぽくて。
小原:賞味期限は守るべきですね。ちなみに僕は普段スイーツを食べません。
AAAMYYY:すみません。私もハマっているお酒の話しかできません(笑)。
Page 2
——……回答が尖りすぎなので、アルバムの話に戻しましょう(笑)。思い入れの強い曲を教えてください。
AAAMYYY:今回、1曲目の『ゲゲゲ』で、私の祖母が昔から大切に使っていた大正琴の音を取り入れました。家宝を受け継いだような感覚で、嬉しさと切なさが込み上げてきました。
小原:去年は生きているのか死んでいるのか、分からないような1年だったので。
Natsuki:個人的には『シンゴ』という曲のレコーディングが印象深いですね。難しいテクニックを詰め込みすぎて、自分の首を絞めてしまいました(笑)。
小原:『シンゴ』は僕が楳図かずおさんのSF漫画からインスピレーションを受けた楽曲。でもNatsukiは漫画を読んでいないし、ただただ3人で気持ちいい音を追求しただけですが(笑)。
——独創的なサウンドとブラックユーモアがちりばめられた歌詞がTempalayの魅力。中毒者が続出していますよね。
AAAMYYY:早くライブがしたいですね。
小原:僕はアルバムが売れたら沖縄に移住したいです。これはマジです!

PROFILE
左から、John Natsuki(Dr)、小原綾斗(Vo&Gt)、AAAMYYY(Cho&Syn)
インディーズ時代からFUJI ROCK FESTIVALに出演し全米ツアーも行うなど、各方面から高い評価を得る新世代バンド。昨年12月、メジャー第1弾シングル「EDEN」を配信リリース。

合わせて読みたい♡
Photo:Masaki Fujimura Styling:katsuyoshi kojima(TRON) Hair&Make-up:Kan Fuchigami Interview&Text:Satoshi Asahara