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「やりたいことや好きなことは人に伝える」自分のブランドをスタートするまでの軌跡

2021.03.30

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「好き」なモノやコトを仕事にしたい。皆が憧れることだけど、それって実際どうなの? 「働く」と、楽しいことも大変なこともどっちもあるはず。自分らしく「コレが私の仕事です!」って、胸を張ってイキイキと仕事をしている先輩たちに話を聞いてみたよ。今回は、Charles Chatonコンセプター 中村美由紀さんをご紹介します♡

profile
1991年生まれ、茨城県出身。18歳の時に服飾の専門学校入学のため上京。1年程で学校を中退、その後アパレルショップにて社会人として働き始める。転職を繰り返したのち、プレスとしての基礎を学ぶためプレスアシスタントとしてベイクルーズに入社。2018年に新規事業コンペに合格し、翌年にCharles Chatonをローンチ。

アパレルブランドに就職、社内コンペから自分のブランドをスタートすることに

― 中村さんの仕事について詳しく教えてください。

店頭での接客以外、ブランド運営に関わることは全てやっています。具体的には、商品の開発や販売に至るまでの計画、プレス、服のデザインまで。毎シーズン大体80〜100種類のデザインを出すのですが、私は短期集中型。デザインを考えるモードの時にバーっとシーズンの服のコンセプトやテーマを考えるのが向いてるんです。

― 一人でそこまでやるのは大変だと思います。今の仕事に就くようになったきっかけはなんだったのでしょうか?

元々違う会社でプレスをやっていたのですが、一からプレスの基礎を学びたいと思い、7年程前に今の会社でプレスアシスタントを始めたのがきっかけです。プレスになりたかったのに、実は私、結構陰キャで、華やかな世界がちょっと難しくなってしまって(笑)。退社を決意したのですが、そのとき置き土産的に渡したブランドの企画書が社内の新規事業コンペに気づいたら通り、それがあれよあれよという間に最終プレゼンに、そして事業化へという結果になったんです。退職土産の企画書がこんなことになるとは思いもしませんでしたね。

― 驚きの経歴ですね。実際に服を作るときに一番大切にしてることはなんですか?

着やすさなどはもちろんですが、服の元のイメージを聞かれたら答えられるようにしたいという思いがあって。どこからインスピレーションをもらってその服を作ろうと思ったかという背景を大事にしています。お店に来てくれるあの方が好きそうとか、こんなシチュエーションでこういう人が着てそうだなとか。具体的にその服を着る首から上を想像できる服を作っています。

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― 中村さんはどうやって自分の好きなことを見つけたのですか?

実は服屋さんをやるということ自体にこだわりはなくて……と言ったら誤解を生んでしまいそうですが(笑)。昔から「可愛い」ものが大好きだったのが大きいと思います。服、カルチャー、アート。どんなジャンルでも自分の可愛いと思うものの背景を知ることが好きだったので、ただただ可愛いモノに囲まれていればとても幸せで。その中で今の私には服作りという表現方法がフィットしただけだと思っています。

― 働き方が多様化している今、改めて「働く」ということについてどう思いますか?

学校と会社の違いが働くという意味の違いだと思います。学校はお金を払って時間と機会を買っているものだとしたら、働くってお金をもらう以上、目的と成果が求められるんじゃないかなと。自己表現をしたいならインスタなどのプラットフォームで十分で、仕事としてお金をもらうならちゃんと生産性のあるものを生み出すことが大事だと思います。

― 最後に、ViVi読者へ伝えたいメッセージをお願いします。

是非やってみてほしいことが2つあって、1つは目の前のことをフルスイングすることです。未来は今日という一日一日の積み重ねでしかないと思うので、まずは自分の目の前のことを一生懸命やってほしいです。2つ目は、思ったことはとにかく人に伝えるということ。言霊という言葉があるように、自分のやりたいことや好きなことを声に出していれば、思いがけない出会いを引き寄せるかもしれないと思います。あとは肩書なんて、結局ただの肩書だということ。自分の肩書が何であれ関係なくて、自分が自信を持ってやっている仕事であればどんな職業でも肩書でも素敵だと思います!

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Charles Chaton 2021SS

中村さんがコンセプターを務めるブランド、シャルル シャトンのアイテム。2021SSは自由な感覚で女の子と女性の間をいったりきたり、そんな危うさを反映したコレクション。

【A】forever ballet shoes ¥11000、【B】ribbon hat ¥9000、【C】shirring cami blouse ¥6000/Charles Chaton ●この記事は3月23日発売ViVi2021年5月号が元記事のため、記事内の商品価格は外税になります。

ブランドビジュアルとミューズのエイミーさん

最初ブランドを立ち上げる時にビジュアルをどうしようと思って。まず、個人的に数年前からインスタで知っていて、本当に顔が理想的だと思っていたモデルのエイミーさんには絶対モデルをお願いしたくて。ブランドのミューズとして、毎シーズンルックのモデルをお願いしています。

Photos:Kae Homma Interview&Text:Julie Giesen(for Miyuki)