「好き」なモノやコトを仕事にしたい。皆が憧れることだけど、それって実際どうなの? 「働く」と、楽しいことも大変なこともどっちもあるはず。自分らしく「コレが私の仕事です!」って、胸を張ってイキイキと仕事をしている先輩たちに話を聞いてみたよ。今回は、フードデザイナーの堀川藍さんをご紹介します♡
profile
1993年生まれ、東京都出身。Instagramに投稿していたスイーツの写真をきっかけにTastemade Japanへ入社。企画やレシピ開発から動画内での作業までを手掛ける。現在はクリエイティブディレクターとして仕事をしながら、個人でフードデザイナーとしても活動。作品制作やワークショップなどを行っている。

得意と好きの合わせ技で
「食×デザイン」を仕事として極めていく

―堀川さんの仕事について詳しく教えてください。
Tastemade Japanでクリエイティブディレクターをしています。入社当初は企画からレシピ開発、動画内の作業までしていました。今はマネージャーとしての仕事がメインで、クライアントとコミュニケーションを取ったり、チームをまとめたりしています。
美大時代からInstagramの投稿をしていて、それを見てくれた前社長が「一緒に動画を作らない?」と誘ってくれたんです。これから会社を立ち上げるというところだったので、任せてもらえる仕事も多いかと思って入社を決めました。
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―「フードデザイナー」として活動されている理由を教えてください。
小さい頃から大好きだった食と、学生時代に学んだデザインを活かして「食×デザイン」の仕事がしたいなと大学生の時に思い始めて。料理もデザインも写真も、その道のプロに比べるとやっぱり中途半端だなって思ってしまうんです。
だからこそ、その掛け合わせなら自分なりの付加価値を生み出せるのではと思って始めました。最初は趣味としてやっていただけなんですが、楽しく続けているうちにTastemadeに出会えたり、いろんな仕事につながったり。続けてみるものだなと思います。
―新入社員時代はInstagramをお休みしていたそうですね。
仕事で手いっぱいで。会社がレシピ動画を始めたばかりで、成長していく真っ只中でした。動画を出せば出すほどバズったり、海外の人にも見てもらえたり。反応が大きかった分、もっと楽しい動画を作ろうと思ったのを覚えています。
自分の頑張りによって会社の成果が変わる時期だったから、忙しくても「自分が伸びれば会社も伸びる!」と思っていました。
―堀川さんにとっては「好きなことを仕事にするために努力した」という意識ではなく、もっと自然な流れで今に至っているのかもしれませんね。
仕事と趣味という違いはあるけど、どちらも本業くらいのエネルギーはあるかもしれません。でも努力したという意識はないかも。自分を追い込んでまでやれるのは、作品を作ること自体も楽しいし、作ったものが誰かのためになっているのを見ると自分も嬉しいからです。
自分でもなんでこんな追い込んでやってるんだろと思うのですが(笑)。とにかく「食×デザイン」という仕事が好きなんです。
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レモンとライムのケーキ

フード作り→スタイリング→撮影→編集→納品というところまでを1人でする仕事はあまりないと思ったのと、デザインの中でも食に特化したものが好きなので、自分で「フードデザイナー」という肩書きを付けました(笑)。
バレンタインレシピ

今年のバレンタインに、2月1日から14日までバレンタインレシピを毎日投稿しました。それを見て作ってくれた人も多く、「彼氏が今までで一番おいしいと言ってくれました!」という反応もあって私も嬉しかったです!
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Tastemade JPのYoutube

今はマネージャーの仕事がメインですが、以前は動画内に出てくるフードを作ったり、自分も出演することが多かったです。ECサイトもローンチし、力を入れているのでぜひ見て下さい!
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Photos:Kae Homma Interview&Text:Koharu Ishizuka