エンタメ

目に余るほどのポジティブ芸人!9番街レトロ・京極風斗の連載【0か100かで生きてゆく】がスタート

2021.08.11

CMを見ると続きが読めます。CMを見ますか?

はい

毎日こんなに笑い転げながら、満足げに過ごせたら、人生どんなに楽しいだろう。神保町よしもと漫才劇場を拠点に活動している芸人「9番街レトロ」のボケ担当・京極風斗(きょうごく・かざと)さんは、極端なほどに“0100か”で生きている。衝動的にベッドを捨て、一枚のブランケットにくるまって眠る生活を送ってみたかと思えば、「キャンバスに絵を描いたことがない」という理由だけで、「実家の壁以来のデカい」キャンバスを買い、絵の具がないのでシャーペンで絵を描いてみたりする。その生活は、何はなくとも充実感で溢れている。彼の目を介して世の中を見れば、日常をちょっと楽しくするためのヒントが隠れているかも。

PROFILE
京極風斗
1995年8月9日生まれ。大阪府出身。2019年4月1日に9番街レトロを結成。コンビのYouTubeチャンネルのほか、「京極風斗の道楽ちゃんねる。」では好きなことを好きなように配信。絵が得意で、自らデザインしたオリジナルグッズを販売している。(https://suzuri.jp/kazato_kyogoku)

Illustration: Kazato Kyogoku 

9番街レトロ・京極風斗の連載
【0か100かで生きてゆく #1】

はじめまして。

本日から隔週で連載をすることになりました、吉本興業所属のお笑い芸人、京極風斗(きょうごくかざと)と申します。今年で26歳になりました。

普段は「9番街レトロ」なるコンビで活動しており、「なかむらしゅん」なる相方と「神保町よしもと漫才劇場」なる劇場で漫才をしております。

職業柄もあるのですが、自分を紹介する為に必要な固有名詞が多いんですね。これには逐一説明がいる訳です。

 「9番街レトロ」は僕達のコンビ名でこういう意味があります。「なかむらしゅん」は相方の名前で、こういう人間で、こうして出会いました。「神保町よしもと漫才劇場」は神保町にある芸歴8年目以下の芸人が出演する劇場で、「漫才劇場」と言いながらコントもやっています。

ここまで説明すると次に聞かれることは大体決まっています。テレビに出たことがあるのか。どんな有名人に出会ったのか。何か面白いことやってよ。

この定型化した問答に辟易するわけです。

ということもあり、今後会わなそうな人には「ベーシスト」と答えるようにしています。流石に「ちょっとスラップやってよ」とはなりませんから。

しかしこの前不意に言った「サックスプレイヤー」のウケが良かったので、今後はサックスプレイヤーと答えるつもりです。

このお仕事もサックスプレイヤーとしてお受け出来たら最高だったのですが、すぐにバレてしまいますよね。サックスプレイヤーじゃないので。

「サックスプレイヤーでもねぇのになんでViViで連載持ってんだよ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

僕もマネージャーから「ViViから連載の依頼が来ました」と聞いた時は廃刊を疑いました。「ViViが最後に無茶苦茶しようとしている」と。

恥ずかしながら僕は売れていない芸人の身。会議が午前3時の安居酒屋で行われているならなんとか頷けるキャスティングですが、この緊急事態宣言下でそんな狼藉を働く雑誌には思えません。

半ば疑いながら午後の方の3時、打ち合わせに伺うと、僕が個人でやっているYouTubenoteに目を留めたとのこと。

僕は目に余るポジティブシンキングでこの26年を生きており、出す動画や書く文章にそれがよく表れています。それが刺さったらしいのです。

詳しく聞くと、紙ではなくNET ViViでの連載で、「宇垣美里さん、佐藤ノアさん、とくれば次は京極風斗だ」となったのだとか。

変異株にも程がある。 

「ならばワクチンが出来る前に引き受けておこう」といった次第でございます。

大方のテーマは決まっています。

タイトルの通り、僕には「0100か」で考える癖があります。

芸人として売れて、日本中に自分の存在を知らしめた「100の世界」を志す反面、全てのつながりを断ち、誰も自分のことを知らない「0の世界」に思いを馳せることもあります。

些細なことでもそうです。

部屋には何も置かないか、好きなものを全部置くか。

飲み会では一切飲まないか、くたばるまで飲むか。

休みの日は一日中寝るか、どこまでも歩くか。

その日その瞬間の気分で0100かの選択を繰り返して生きています。


0100かを考える時、「どっちの方が良いか」ではなく、「どっちの方がしたいか」が重要です。

どっちの方が良かったかなんて存外終わってみないと分からないものです。

というより、どんな結果であれ僕は「良かった」と思える人間なのです。無敵なんですね。

そんな僕が、何を見て何を感じているのかを、文章を通じて読者の皆様にお伝えできればと思っております。

勘違いしないで頂きたいのは、自己啓発みたいなものではないということです。

というか僕は自己啓発本の類はあまり好きではありません。全て「著者の」成功法でしかないと思っていますし、そもそも啓発本に書かれてることが実践出来るタイプの人間は啓発本買わないですからね。

例えば『成功の鍵は朝ご飯に』って本の横に『成功者は昼まで眠る』みたいな本が平気で並んでたりするじゃないですか。更にその横に『勝つ人間の10の法則』なんて本があったら「もう12やんけ」となるわけです。(適当に考えたタイトルですが本当にあったらすみません)

全て因果関係が逆です。

「朝ご飯を食べたら成功する」じゃなくて、成功したそいつが朝ご飯を食べてただけなんですね。

 僕が書くのは「勝つ人間の10の法則」ではなく、「負け続けてもヘラヘラする方法」です。

 とにかく何も啓発するつもりはありません。

 むしろ50をコツコツ積み重ねる生き方を推奨しています。

 京極風斗という人間が0100かで生きていて、そいつが自分のことについて書いているだけです。

 「こんな人間でも楽しく生きてるなら私も全然大丈夫」ぐらいの気持ちで読んで頂ければ幸いでございます。


今日より隔週で書かせて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 最後に僕を起用してくれた方へ。

 あの時僕が「サックスプレイヤーです」って言った人じゃないですよね?

新連載『9番街レトロ・京極風斗の0か100かで生きてゆく』は第2・4水曜日に更新!

Photo by: Ryo(Kotora)

Information
9番街レトロ
吉本興業所属のお笑いコンビ。神保町よしもと漫才劇場を拠点に活動中。
▶︎http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho_manzaigekijyo/毎日更新!
▶︎コンビのYouTubeチャンネル


個人チャンネル
▶︎京極風斗の道楽ちゃんねる。

#京極風斗
『0か100かで生きてゆく』連載一覧

Photo: Ryo(Kotora) Text & Illustration: Kazato Kyogoku