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何かに憧れているうちは、何の一番にもなれないって思う【佐藤ノア連載 コネクト#2 】

2019.04.29

Instagram、Twitter、YouTube、TikTok。全方位に多数のフォロワーをもち、若い女性から圧倒的支持を集める超人気インフルエンサー、佐藤ノア。キュートなルックスだけでなく、その内面にもファンが多い彼女は、一体今までどんなものを見て育ったのか。佐藤ノアが自分の言葉で綴る自分自身のはなし。【佐藤ノア コネクト#2 】

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私は「佐藤ノア」を一番好きでいたい。そして私の一番のファンはきっと私【佐藤ノア連載 コネクト#1】

「本でも映画でも、感動する作品に出会うと頭にきてしまう。 同じ人間にできることが何で私にはできないんだろうって」

感動するとイライラする。

本がたくさんある環境で育ったから、小さい頃から本はよく読んでいました。表紙がいいなと思うものをノージャンルで片っ端から。
でも特定のものに執着したくなくて、好きな作家とかこのジャンルだから読んでおこうとか、そうゆうのは一切ないかなあ。

なんか、素敵な本や映画に出合ってしまったとき、同じ人間なのにどうしてこんなにも感動させられなきゃいけないの?って感動することに抵抗を感じてしまって。
これって「この人のほうが私より何枚も上手なんだ。どうして私にはできないんだろう」って自分に腹が立ってイライラしているからなんですよね。多分(笑)。この感情は話してもあんまり理解されないことが多いかも。

なぜなのかは分からないんだけど、日本人が作ったものだとどうしても自分と比較してしまって。本は外国語で書かれたのを和訳してある作品がけっこう好きです。小説でも詩集でも、これを書いたのは日本人じゃない、と思うと悔しくならないからかな(笑)。日常から遠いから想像力が働きにくいのかな。
男性アイドルが雑誌で女の人と絡むシーンがあったとしても、相手が海外モデルなら、ファンの子たちは嫉妬しないのに近いかんじだと思います。

誰も幸せにならない作品。

それでもどんな作品が好き?って聞くなら、『マリと子犬の物語』って答えます。
一度しか見たことないし、もう一度見ようとは思わないんですけど、小さい頃に観たから心にスッと入ってきたし、純粋にいい話だった記憶。いい話だったなあって思ったから今は見たくないです。印象が変わるのが嫌っていうか。
あとは後味の悪い話が好き。最近だと『万引き家族』が面白かった。理由は誰も幸せにならなかったから。ふふふ。

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憧れの存在って。

子供のころから今までの間に、自分が何に影響を受けたとかってすごーくぼんやりしている気がする。
思えばめちゃくちゃ感動した! とかいう記憶があまりないのかもしれないです。物心ついた時からそういう感じで今日まできた気がします。

憧れている人と言われて、私にはパッと頭に浮かぶ人が居ないです。でも別に、憧れの存在なんかいなくていいんじゃないかな。居なくても成り立ってるし。
好きなものや目標は自分でつくっていけばいいしそもそも何かに憧れているうちは、超えられないというか、何の一番にもなれないって思うから。

今日のオフショット

ドラマの撮影終わりにパシャリ。

PROFILE
佐藤ノア(ViVi creator)
Birth:1997年7月9日生まれ
City:北海道出身
2016年にバンド『suga/es(シュガレス)』を結成、同時期からインフルエンサーとしての活動も開始。裏表のないキッパリした発言でも話題に。2月25日に1stフォトブック『白昼夢』が発売されたばかり。

2wayボリュームパフブラウス¥15800/lilLilly TOKYO(lilLilly) ショーパン/スタイリスト私物

NET ViViで新連載がスタート!
『佐藤ノア コネクト』
これまでの半生から仕事、SNSのコツ、おうち美容……etc。佐藤ノアにまつわるあれこれを、撮り下ろしフォトとともに綴ります。毎週月曜更新!!

佐藤ノア『コネクト』連載一覧 

Text:Noah Sato Photo:Kenji Nakazato Styling:Hitomi Imamura Hair&Make-up:Naya Composition:Megumi Yamazaki ArtDirection:Mayuko Kobayashi