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【藤田ニコルインタビュー】仕事って一つに集中しなくちゃだめ? 連載「ニコ論」第8回

2021.11.29

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こんにちは! 藤田ニコルです。この連載では、私が23年の人生で感じてきたこと、学んできたことを通じて、どうやって今の藤田ニコルが出来上がったのかを考えてみることになりました。あまり過去は振り返るタイプじゃないけど、良い機会をもらったから、思い出して話してみようかなって。私の経験が、みんなの仕事や勉強、友達付き合いの参考になったら嬉しいです。第8回目の今回は、モデルとその他のお仕事の関係について。

私の本業は10代の頃からずっとモデルです!

この連載の第4回で、「私の中では、メインはモデル業で、タレント業やプロデュース業は副業」って話をしたけど、その感覚は、10代でテレビに出始めた頃からずっと同じなんだ。

モデルとしてデビューした後、20代で女優やタレントに転身したりする人も多いけど、私にとっては、今もモデルが本業。

この前、「お店の『ViVi』を見たお客さんが「ニコルちゃんってモデルやってたんだ!」って驚いてたよ!ビックリだよね〜」って、担当の美容師さんに教えてもらったんだけど、いやいや、モデルのほうが本業ですから(笑)!

最近は特にテレビの仕事が多いから、「テレビばっかり出てるじゃん!」って思われてるかもしれないけど、実は、1か月のうち半分は『ViVi』の撮影をしていたりするんだよ。モデルの仕事にめちゃくちゃ時間とパワーを注いでるんだよ。

だから、マネージャーにも「他の仕事入れてもいいけど、ちゃんとモデルの仕事やらせてね」って言って、モデルの仕事の撮影スケジュールは、死守してもらってるんだ。

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モデルの仕事って華やかなようで、けっこう過酷。『Popteen』の専属モデルだった時は、太ったら体重公開されちゃうから体重管理もしなきゃいけなくて、かなりプレッシャーもあったけど、それでもモデルの仕事が好きだったの。

だから第7回で話したように、高校時代、勉強との両立が大変でどんなに忙しくて寝る暇がなくても、モデルの仕事はやめたくなかったんだ。

それに、テレビに出る時の自分は、モデルの自分とは別の自分。モデルの仕事では服をどうやって魅力的に見せるか、自分がどうやったら魅力的に映るかを常に考えているけど、テレビでの仕事では全然そんなこと考えない。

テレビでの“かわいい枠”は、アイドルや女優の人たちで、私はその立ち位置じゃないからね。

“本業”っていう意識が強いからか、うまくいかなかったときに落ちこんだり、悔しいって思うのは、モデルの仕事が一番多いかな。

他のモデルの子がファッションページにいっぱい出てたりすると「いいなぁ、うらやましいなぁ。私もこのぐらい出たいなぁ」って素直に思っちゃう。

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モデルとしてより活躍するために、
テレビでも頑張ってる

「そんなにモデルの仕事が好きなら、どうしてわざわざ時間を割いてテレビの仕事をやってるの?」って思う人もいるかもしれないね。

それも本業であるモデルの仕事のためっていう部分が大きいかな
私がテレビに出てたくさんの人に興味を持ってもらえたら、もっと『ViVi』読んでくれる人も増えるかもしれないし、有名になったらもっと表紙もたくさん飾れるかもしれないって考えて。
だから、テレビに出るのはモデルのためっていう感覚なんだ。

それに、モデル以外にもいろんな仕事をやっていることで勉強になるし、将来も広がる気がする。

次にどんな仕事をやるべきか――。それを常に考えてるんだ。
だから、モデルの仕事をやりつつ、他にもやりたいことを考えて少しずつチャレンジして、たくさん“種”をまいておくの。

だから、もし、モデルやタレントの仕事がなくなっても、正直あんまり困らないかも。

コスメ好きだからコスメの会社に就職するとか、ポケモンの会社でグッズの企画もやってみたい。カメラが好きだから、勉強してカメラマンになっちゃうのもいいな、とか。

動画の編集を勉強して、他のタレントのSNS動画の編集をするなんて仕事もニーズがありそう。

やりたいことがたくさんありすぎて、モデルやタレントをやめてもなんとかなるんじゃないかなって思えるんだよね。やりたいことは無限にあるよ!

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最近では、会社員の人でも他の会社で副業したり、特技を活かしてSNSで手作りのグッズを売ってたりするよね? そうやって、自分の興味の範囲を広げておくことってすごく大事だと思う。

正直なことをいうと、モデルの仕事って年齢がかなり関係あるから、長く続けられる仕事ではないんだよね。

たとえば、雑誌なら読者の人たちと年齢が近いモデルのほうがリアリティがあるから、『ViVi』の専属モデルの仕事は20代までかなってなんとなく思ってる。

10代からずっと仕事をしていて、すごく忙しい生活を送ってきたから、30代になったら、長旅に出たり、のんびり暮らしたいなぁって気持ちもあるよ。

でも、私、心配性だから「休んでいる間に自分のポジションがなくなっちゃったらどうしよう」ってすぐ考えちゃう。
そうならないで済むように、今頑張って種まきをたくさんして、少しぐらい休んでも、また戻ってこられるような自分になれたらいいな。

この先、どんな自分になっていくのか、どんな仕事をやりたくなるのかはまだ自分でも分からない。でも、一つだけ確かに言えるのは、どんな仕事をするにしても、ファンの人たちの存在がいつもパワーをくれるってこと。

次回は、ファンとの関係について話すね。

次回更新は12月13日(月)お楽しみに!

 

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Text&Composition:Miho Otobe