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はたらく細胞LADYに学ぶ!日々のスキンケアで美容女子&男子の肌に起きていること

2021.12.20

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脱毛・保湿・UVケアは、今や男女問わず当たり前になりつつある美容習慣。それなのに、「なぜそのスキンケアが必要なのか?」、「もし行わなかった場合に体がどんなダメージを受けるのか?」など意外と知らないもの……。そこで今回は、定番のスキンケアを行った際、細胞にどんなことが起きているのかを探るべく、大ヒット中の細胞擬人化漫画『はたらく細胞』の“女性”に特化したスピンオフ『はたらく細胞LADY』のストーリーをもとに、医師に詳しくお話を伺いました!

今回教えてくれるのは……

皮膚科医 川﨑 加織 先生 皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科医として「皮フ科かわさきかおりクリニック」を経営する傍ら、雑誌やテレビ出演など幅広く活動中。外国の医療の最前線や流行の美容法、新しい治療法などを織り混ぜた“自然美+α”のための情報を提供している。クリニック公式HP▶︎https://hifuka-kkc.com/

無理な脱毛をした時、細胞は……

ピンセットやワックスなどで無理やり毛を抜いた時に皮膚で起きていることとは?

引用:『はたらく細胞LADY(2)』 第6話「真の美容は細胞から」(P.10〜11より)

Q. 無理やり毛を抜くことで肌にはどんな悪影響がある?

A. 毛抜きやワックスなどで無理に毛を引き抜いた場合、途中で切れた毛が毛穴内に埋もれてしまったり、引き抜いた毛が周辺の組織を巻き込むことで皮膚が損傷したりする可能性が考えられます。もし傷口から菌が入り込めば細菌性の毛嚢炎(もうのうえん)を引き起こす場合も

・無理な脱毛が原因の肌トラブル① 

表面に出られず皮膚の下で育つ「埋没毛」の正体とは?

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から 」(P.17より)

Q.「埋没毛」の原因は何?

埋没毛は、無理に毛を抜いた際に途中で切れたり、カミソリでの自己処理の際にわずかに剃り残した毛が毛穴内に埋没し、その上に角質が溜まることで発生します

Q. 埋没毛を予防するには?

まず無理に毛を処置しない、普段から保湿ケアをして柔らかい肌状態を保つ、肌の代謝を促すことが予防法として挙げられます

Q. できてしまった「埋没毛」の対処法は?

埋没毛は掘り起こすしか対処法がありません。とはいえ、細菌により炎症を引き起こしていたり皮膚の深い部分に毛が埋まっているときは、自分で無理に掘り起こすことで状態がさらに悪化する場合も。クリニックに相談するのがおすすめです

・無理な脱毛が原因の肌トラブル②

埋没毛を放置することでも発生する「毛嚢炎」の正体とは?

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から」(P.18より)

Q.「毛嚢炎」の原因は何?

かきむしりや摩擦などで毛穴に炎症を起こしたり、毛穴に菌が入ることで起こります。擦っただけでも小さな傷から菌が入って発症することがあるなど、原因も対処法も実に様々

Q.「 毛嚢炎」の予防法は?

無理に毛を抜かない、皮膚に刺激を与えないのが一番です。T字のカミソリは避け、電動シェーバーで除毛をするのがおすすめ。何度も鋭利な刃を押し当てて擦ると毛嚢炎だけでなく、色素沈着を起こしたり、強い刺激に耐えられる肌になろうと皮膚が硬くなり、埋没毛ができやすくなったりします。お風呂で体を温めて毛が柔らかくなった状態で、清潔なシェーバーを使用して除毛を行いましょう

Q.「毛嚢炎」ができた時の対処法は?

毛嚢炎になった場合、クリニックでは抗生剤や、場合によっては炎症止めの成分が配合されたお薬を処方します。除毛をした後に、保湿クリームや炎症止め入りのものを塗ることでトラブルを防ぐことも可能です

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光・レーザー脱毛を行うと細胞は……

光・レーザー脱毛は無理な脱毛よりも肌への悪影響が少ないって本当?

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から」(P.32〜35より)

Q. “光・レーザー脱毛”と“毛抜きで脱毛”の違いは何?

毛を引き抜く場合と光・レーザー脱毛の違いは、例えると木を根元から強い力で引き抜くか、木の根元に最小限の影響しか出ない爆弾を仕掛けるかの違いです。また光脱毛は効果が広範囲に及ぶのに対し、レーザー脱毛は毛根にピンポイントで熱を与えることができるため、毛以外の周りの組織へのダメージを極力抑えることが可能です

Q. 光・レーザー脱毛でもトラブルが起きることはありますか?

光やレーザーを毛に当てた場合も、カミソリによる除毛と同様に毛嚢炎やかゆみが発生する可能性はありますし、火傷のリスクも考えられます。そのため、必ずしもダメージがないとは言えません

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<化粧水だけ>で保湿をすると細胞は……

乾燥は肌の大敵!化粧水だけで保湿をすると肌にどんなことが起こる?

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から」(P.15〜16より)

Q. 化粧水だけでは「まったくの無意味」といわれる理由は?

表皮と呼ばれる部分は、「角質層(かくしつそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つに分かれていて、化粧水にはこれらの部分に水分や栄養を補う成分が入っていることが多いです。しかし、いくら有効成分が入っていようと、水分は乾燥している方に移動しやすいため、化粧水だけを使った場合は蒸発が避けられません。そもそも夏は、体温調節のため発汗や皮脂分泌が増えるうえ、湿度が高く肌の水分が蒸発しにくいために肌がベタつき、逆に冬は肌の水分が蒸発しやすいために乾燥するという現象が起きます。そういった水分の移動は油分で蓋をすることで防げるから、乳液やクリームは必要なんです
※角質とは、一般的な垢のこと

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<化粧水+乳液>で保湿をすると細胞は……

保湿は完璧!でも元々オイリー肌の人は栄養過多になる可能性も!?

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から」(P.28〜29より)

Q. 油分は肌を守るために必要不可欠って本当?

しっかり保湿をした翌朝、肌がテカテカしていますよね。それはもともと肌にある天然の皮脂膜によるもの。これに肌が覆われていることで、肌がバリアされ正常な皮膚の状態を保つことができます。これがないと肌に直接刺激が当たり細胞が傷んだり、かゆみが出たり、アレルギー反応が強く出たりする可能性も。「過度なこすり洗いやW洗顔は控えて!」といわれているのはそれが理由の一つです。つまり乳液やクリームといった油分は、洗顔をしたことで失った皮脂膜の代わりとしての役割を果たしているんです

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から」(P.37より)

Q. 油分による肌トラブルを防ぐにはどうしたらいいの?

皮膚にもともといる常在菌は油分を好んで繁殖します。健やかな肌であれば毛穴から油分が流れ出て肌がテカテカするだけで済むのですが、甘いものや油っこいものを食べすぎたり、メイクが残ったままにしていたりすると毛穴が詰まって白ニキビができます。そこにアクネ菌を代表とする菌が過度に繁殖することで赤ニキビが発生するという仕組みです。だから毛穴詰まりを解消するためにも丁寧な洗顔を心がけるのが基本。また、もともとオイリー肌でスキンケアに力を入れているのに肌荒れが治らないという人は肌が栄養過多になっている可能性も。そんな人は逆に乳液やクリームなど油分の補給を一旦やめてみるのも一つの手です

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UVケアを行うと細胞は……

365日降り注ぐ紫外線にはどんな対策が有効なの?

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から」(P.30〜31より)

Q.紫外線が肌に与える影響とは?

紫外線には波長の短いUVBと波長が長いUVAがあり、UVBとは皮膚の表面の表皮と呼ばれる部分にまでしか届かない紫外線のことで、主に日焼けやシミ、くすみなどを引き起こします。対してUVAUVBよりも深い真皮という部分にまで届く紫外線のこと。主に肌のコラーゲンに影響を与え、肌のボリュームを落としてシワやたるみ、ハリの低下を引き起こします。紫外線は季節問わず降り注いでいるので、UVケアは一年中行うことをおすすめします

Q.日焼け止めのSPFやPAって何の数値?

SPFはUVBの肌への浸透を防ぐ効力の目安として用いられる指数で、数値が大きいほどUVBによる炎症を防ぐ時間が長くなります※(1)。PA値はUVAを防ぐ指数のことで、+が増えるごとにその防御効果が高まります※(2)

※(1) SPF1で約20分持つと言われているそう。※(2) 参考:PA+:UVA防止効果がある、PA++:UVA防止効果がかなりある、PA+++:UVA防止効果が非常にある、PA++++:UVA防止効果が極めて高い、という意味。

Q. 一年中SPFやPAの数値が高い日焼け止めを塗るべき?

PAは数値が高いほどUVAを防ぐ効果が高まりますが、SPFの数値は炎症を防ぐ時間の長さの違いなので、SPFの低いものを何度も塗り直すのと、SPFが高いものを1回塗るのとでは理論的には違いがないはず。一日中外にいるか室内にいるか、こまめに塗り直せる状況かなどシーンによって使い分けることをおすすめします

引用:『はたらく細胞LADY(2)』第6話「真の美容は細胞から」(P.36より)

Q.日焼け止め以外でシミやくすみを予防する方法は?

シミ予防のためにはターンオーバーが欠かせません。そもそも赤ちゃんの肌が綺麗な理由は、肌の代謝や再生能力が高いから。歳を重ねると肌の代謝が悪くなるためシミができたり怪我が治りにくくなったりします。また一度できてしまったメラニンは外に出さないと、くすみやそばかす、シミなどとして色素が沈着してしまうため、予防するには継続して肌の代謝を促す必要があります。ビタミンやタンパク質、亜鉛を摂って自力で肌の代謝を上げるか、ピーリング作用のある化粧品を使って不要な角質を取り除き、細胞の活性化を促しましょう

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Information
はたらく細胞LADY(2)
原作:原田重光 漫画:乙川灯 監修:清水茜 生きとし生けるすべてのレディーに捧ぐ、愛しき体内の物語。女性特有の不調や病気を細胞目線で描く、大ヒット細胞擬人化漫画『はたらく細胞』の、“女性”に特化したスピンオフ! 2巻で取り上げるのは、UVケア、脱毛、膀胱炎、便秘、筋トレ、セックス。お嬢様の体内に侵入する未知の生命体、それは……。セックスの最中、女性の体内では何が起きている? 免疫細胞たちの壮絶な戦いが幕を開ける!

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