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池田エライザが独特の人生観を語る「明日世界が滅びるとなっても、絶望はしたくない」

2022.01.06

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若者に絶大な人気を誇る作家・Fの小説「真夜中乙女戦争」が映画化。その中で、正義の象徴的存在である“先輩”を演じている池田エライザさん。独特の人生観を語ってくれました!

明日東京が滅びるとしても絶望はしたくない

――東京を破壊しようとする“黒服”。その“黒服”に惹かれ行動を共にし始める無気力な大学生の“私”。そして正義の象徴のような存在で、“私”が思いを寄せる“先輩”……。池田さんはその“先輩”を演じていますが、それぞれのキャラクター、そして物語への印象を教えてください。

3人のキャラクターは、誰もが瞬間的に持っているキャラクターでもあると思うんです。ある日は破壊者、ある日は守る者、ある日はその間で揺れ動く者、と……。だから私自身、どのキャラクターにも共感できたりできなかったり。私が演じた“先輩”からだけでなく、3人から同じように影響を受けていましたね。

――“私”と“黒服”による東京破壊計画は、虚構にまみれた現代の暗部を破壊しようとする青春の暴走でもあります。登場人物たちはまさにViVi読者と同世代ですが、この映画をどのように観てほしいと思いましたか?

私には、彼ら3人が私たちの代わりにいろんな過ちを犯してくれている存在に見えたんです。そして観る人たちに、アナタたちは取り返しがつくけどどうしますか?と問うている気がしました。

一方で、自分の好きな人の好きな人が自分ではない、といったような心のもがきも描かれていて。人と深いところで気持ちを分かち合いたいけど、どうしていいか分からない……。そんなふうに、劇場を出ていろいろ考えさせられる映画ではないかと感じています。

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――映画に登場する人たちは、ある意味、自分を壊したくて東京を破壊しようとするわけですが、もし明日東京が破壊されるとしたら、最後の日は何をしますか?

私、「ありがとう」ってすぐ言うんですけど、それは常に「明日死ぬかも」と思って生きているからなんです。で、最後の夜は、「人とこんなふうに出会いたいな」という理想の出会い方をしている夢を見て死にたい。そうしたら、来世で叶いそうじゃないですか? 明日世界が滅びるとなっても、絶望はしたくないんですよね。

――素敵ですね。では、最後のファッションとなると何を着たいですか?

質素なものを着るかなあ。普段から、どんなにお金を稼いでも死ぬときは死ぬし、最後は塵になっちゃうんだから、と思ってしまうんですよね。ごめんなさい、つかみどころなくて。でもずっとこんな感じで生きてきたもので……(笑)。

トップス¥54450/KLICHÉ リング左人差し指¥13200、リング左中指¥13750、リング右薬指¥13200、イヤカフ右耳¥13750/Soierie インナー/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2022年2月号のものです。

INFORMATION
『真夜中乙女戦争』 Amazon総合カテゴリーでベストセラー1位を獲得した小説が遂に映画化。鬱屈した大学生活を送る“私”(永瀬廉)は、ある日、凛々しく聡明な“先輩”(池田エライザ)と、カリスマ的魅力を持つ“黒服”(柄本佑)と出会う。そして“黒服”とその同志たちが仕掛ける「東京破壊計画」に、“私”と“先輩”は否応なく巻き込まれていく……。2022年1月21日(金)より全国ロードショー
PROFILE
池田エライザ 1996年4月16日生まれ。福岡県出身。女優、モデル、監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』など数々の話題作品に出演し、2021年にはELAIZA名義で本格的な音楽活動も開始。初のアルバム『失楽園』をリリースした。

Photo:Mirei Kuno Styling:Riku Oshima Hair&Make-up:ANNA.(SHIMA) Composition&Text:Naoko Yamamoto