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北村匠海と井上祐貴、『明け方の若者たち』の理想と現実のギャップを語る

2022.01.01

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周りが見えなくなるほど恋愛にのめり込んだり、朝まで仲間と飲んで理想を語り合ったり……。20代半ば、人生の“マジックアワー”と言えるほどかけがえのない時間について、映画「明け方の若者たち」で親友役を演じた北村匠海さんと井上祐貴さんに語ってもらった。

若者ならではの青臭さや葛藤に共感できる部分があった

ーー映画『明け方の若者たち』は、主人公の“僕”が社会人になって理想と現実のギャップに打ちのめされていく姿が描かれています。2人にも同じような経験がありますか?

北村 僕は子役から仕事を始めて、10代後半の頃にプライベートで着る私服について、“柔らかめのこういう服装の方がいいんじゃない?”とか言われることがあって……。当時の僕のスタイルとは真逆だったから、あえて翌日、ヴィンテージのアロハシャツにサングラスで仕事に行ったんですけど(笑)

井上 めちゃくちゃ尖ってる(笑)

北村 当時は反抗してましたね。とにかく、ずっと何かに縛られている気がしていたんですよね。その感覚は二十歳を過ぎても残っている部分もあって……。いろんな事情を受け入れ続けて、良かったと思うこともいっぱいあるけれど、自由に生きている大人のことがまぶしく見えることもありました。もちろんその大人たちにもそれぞれ苦悩はあると思うんですけど。今回演じた“僕”の気持ちは理解できる部分が多かったですね

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井上 僕が理想と現実のギャップに悩んでいたのは大学時代ですね。大学生になったらやりたいことが見つかると思っていたけれど、実際は全然見つからなくて(笑)。モヤモヤした時期を過ごしていたからこそ、芸能界にはすごく強い覚悟を持って入ったので、『こんなはずじゃなかった』と思うような出来事はほとんどないかもしれません。

北村 井上君って、良い意味で目の奥がギラギラしているもんね。それこそ劇中で演じていた“尚人”と同じくらい熱い男で、やっぱり同世代でこういう役者さんがいると刺激を受けます。

井上 同世代でお酒を飲んだり、ワイワイ騒いでいると無敵になったような気分になりますよね。黒島結菜さんが演じた“彼女”を含めた3人で明け方の街を歩くシーンとか、まさに青春という感じがして最高に楽しかったです。この1〜2年で、すっかり外で飲むことがなくなりましたが。

北村 あの幸せをまた感じたいね(笑)

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人生の“勝ち組”と“負け組”を分ける境界線はどこにある?

ーー今作で描かれる僕と彼女の恋愛模様は賛否が分かれると思いますが、お2人の意見は?

北村 “彼女”は自分の欲求に正直に生きているというか、世間体とか常識に縛られていないような人で、肯定しにくい部分もあるのですが、どこか羨ましい気もします。

井上 そうなんですよね(笑)。“尚人”と同じように、親友の“僕”の幸せを願うしかないという感覚で見守っていました。いろんな人に見ていただいて、意見を聞いてみたいですね。

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ーー劇中では就職内定者が集まって「勝ち組飲み会」を開くシーンがありますが、人生の勝ち負けって何で決まると思いますか?

北村 あくまで僕の中の感覚ですが、収入とか肩書が重視された時代もあったのかもしれないけれど、今は好きなことをやっていれば『みんな勝ち』な時代だと思います。反対に、自分が何かに縛られている感覚があるのであれば、もしかしたら負けているのかもしれません。僕は今後も自分が着たい服を着ようと思います(笑)

井上 僕は誰かと自分を比べてもあまり意味がないと思っているのですが、自分自身に負けたくないという気持ちは持っています。人生、死ぬまで自分との勝負です!

【井上さん】シャツ¥27500/KOH’S LICK CURRO パンツ¥33000/SianPR(CULLNI) 【北村さん】シャツ¥111980/エドストローム オフィス(オーエーエムシー) パンツ¥72000/スクワット/ルメール(ルメール) 左手リング¥17600/ヘムト PR(ノース ワークス) ●商品情報はViVi2022年1月号のものです。

PROFILE

北村匠海 1997年11月3日生まれ。東京都出身。2021年は映画『東京リベンジャーズ』やドラマ『Night Doctor』に出演。公開待機作に映画『とんび』がある。DISH//のボーカルとしても活動中。井上祐貴 1996年6月6日生まれ。広島県出身。2018年、ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」でデビュー。翌年、「ウルトラマンタイガ」主演に抜擢され注目を集める。2021年は映画『NOCALL NO LIFE』に出演。

INFORMATION
映画「明け方の若者たち」 カツセマサヒコによる長編小説デビュー作を映画化。退屈な飲み会に参加した“僕”は、そこで出会った“彼女”に一目惚れ。世界が“彼女”で満たされる一方で、社会人になった“僕”は、理想とは違う人生に打ちのめされていく。12月31日(金)ロードショー!

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Photos:Takahiro Otsuji(go relax Emore) Hair&Make-up:Satori Asako(Takumi), Seigo Amano(Yuki) Styling:Shinya Tokita(Takumi), Tomoyo Nishiwaki(Yuki) Model:Takumi Kitamura, Yuki Inoue Text:Satoshi Asahara