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八木アリサ「暗闇時代も、負けてたまるか!って爆走したことも(笑)」ViViでの10年間を振り返る♡

2022.01.08

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10年前、ViViに憧れて、北海道から上京してきた女の子。いつのまにか「ViViといえば八木アリサ」と言われるまでの看板モデルに成長していました。でも、もちろんここまで、楽しいばかりじゃなかった。不器用で、自信がなくて、うまくいかなくて。泣いたことも、怒ったこともありました。でもそれはすべてViViを愛するゆえのこと。誰よりもストイックで、誰よりも完璧主義。そんな八木とViViの、愛の物語、最終章スタートです。

アリサとViViの10年間

ViViに呼んでもらえた初めての撮影でモデルを夢見てもいいのかなって思えた。

ViViモデルだった10年間を通して、一番思い出深い撮影は……やっぱり一番最初。そのときティーン誌でモデルをやっていて、そんなに呼ばれてなかったから「やぎの夢はこれじゃないんだ」ってところからのスタートだった。で、きっと語学を活かせるお仕事に就くだろうなぁって外国語科の高校に通ってたくらいだったのに、奇跡的にViViに呼ばれて撮影してみたら、現場で「かわいー!」って言ってもらえて。

「あれ、なぜだろう。意外と褒められるぞ」と。これ、もっと先輩たちを見て努力したら、私にもViViモデルっていう雲の上の場所に……ワンチャン行けるの? って思って。おやおやぁ〜って鼻の下が伸びた。と言いつつ、そんな最初の撮影の行きも帰りも、ロケバスの背もたれに背中をあずけることすらできずにピン! としてたくらい緊張してたんだけどね。あの日は台風で、車がめちゃくちゃ揺れてたのを覚えてる。ViViと出会った1日で、夢の行き先が180度変わったんです。

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今だから話せるViViモデル1年目

月に2回の撮影が全てだった、暗闇時代。

初めてViViに出てからしばらくして、また何回か撮影に呼んでもらえて。「チャンスがあるなら!」って、高校2年生になるタイミングで北海道から東京に出てきちゃった。学校も通信制に切り替えたけど、通学しないとやっぱり暇。月に2日、ViViの撮影に呼ばれる程度で、不安で仕方なかった。

当時はまだ友達もいなかったし、作る術もなかったし、ViViでは全員先輩で年齢も離れてたし、未成年で飲みにもいけないし。だから、たった月2日の撮影現場が全てで、先輩たちのポージングとかモニターを食い入るように見てた。残りの日は寮の部屋で過ごすんだけど……、正直あんまり記憶がない。

徐々に呼ばれる企画が増えてきて、「よし、今月は何ページ呼ばれたぞ」って確認できるのが嬉しくて、手帳にページ数を書き込んでた。「お仕事で入ったお金でお菓子も買える〜♪」って思うんだけど、食べすぎると太っちゃうから、体重も一緒にメモ、みたいな日々だったの。今思い返すと、けっこう暗闇時代だった(笑)。でも高3になって韓国のお仕事を頂いたり、やぎたま企画が誕生したりしていって、ぐわぁぁ〜〜って忙しくなっていったんだよね。

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ViViとは、モデルとは

大好きだから苦しかった。「負けてたまるかーーー!!」って、ランニングマシンでひたすら爆走してた!

やぎにとってViViは、手の届かない場所にあるかけがえのないバイブルだったの。そのモデルになれたことが誇りだったし、だからこそ理想が高くなりすぎていたのかもしれない。大切な場所だからこそ、自分が目指すモデル像が時代と噛み合わなくなってるのかもって、10年かけて少しずつ実感して、涙したときもあったよ。

一人では涙しないんだけど、人と喋ってると熱くなってきて涙が出てきちゃって! 一人のときは怒ってる(笑)!! より親近感が求められる時代になっていることも分かってたけど、自分がそっち側で頑張れなかったり、できなかったりすることが悔しかったんだ。だからもう、人知れず大荒れでしたよ(笑)。エアロスミスとかボン・ジョヴィを聞きながら、「負けてたまるかーーー」ってランニングマシンの上で爆走! 「うらぁああああっ」って。

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何においてもスロースターター

キャラが大事って気づいたのも、笑顔解禁も。とにかく、コンプレックスのかたまりだった。

先輩がいた頃のやぎは、追いかけるというよりも追いつかなきゃの一心で、学ぶことで精いっぱいだった。わたしは全くもって天才とかじゃないから、一つ一つに時間がかかって。みんな個性が立ってるのに、「何でも似合うモデルさんになりたいです」って初期のインタビューで答えたりして。

「個性がないのも個性じゃない?」って思ってたけど、ダメだって気づいたのはずっと先。4年後くらいに“色っぽ”キャラが定着したけど、常に「私の“個”って何だろう? 早く見つけてViViモデルらしくならなきゃ」って悩んでた。

センスに関してはお母ちゃんのお腹の中から生まれてくるときに多分持ってきてなくて、最終的には「ワンピースが好き」ってことにしたんだけど、もちろん一枚で完結できる感じが本当に好きなんだけど、それよりは自分のセンスに自信がなかったから。とにかくコンプレックスのかたまりで、美容とか努力とかで少しずつ自信をつけていくことしかできないなって思ってた。

それにね、ずっと笑わなかったのは、ティーン誌のハツラツ笑顔時代に呼ばれなかったってことは、やぎは笑うと人気出ないんだなって思いこんでたの。だから、「ViViでは絶対に成功したいから笑わない!」って決めて。ガキんちょでした(笑)。で、やぎの連載の『やぎのヲタ美容。』の#28で卒業を発表したとき、明るくお伝えしたいってことで笑顔の写真にしたんだけど、そしたらこれまた「かわいい!」ってスタッフさんたちから言われて「あれ、いいのか!」って。遅いよねぇ(笑)。

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ワンピース¥33000、つけ衿¥8800(ともに参考上代)、ブーツ¥53900/GANNI ピアス¥7150/レイ ビームス 新宿(ニンファ ハンドメイド) ●商品情報はViVi2022年2月号のものです。

ローズシアートップス¥118800/Charles Chaton ラフォーレ原宿(SANDY LIANG) 中に着た水着¥18800/ガブリエルペコ ピアス¥26400/サラース カスタマーサポート(SARARTH) リング(右人差指)¥110000、リング(右薬指)¥220000、リング(左人差指)¥148500、リング(左薬指)¥176000/イセタンサローネ六本木(カラットアー) ティアラ/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2022年2月号のものです。

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やぎが考えるViViモデルらしさ

“モデル”に憧れた人間のエゴかもしれないけど、それでも、後輩たちに背中を見せたいと思った。

やぎが考えるViViモデルらしさって、歴代の先輩たちのイメージ。“個”が強くて、努力する姿は見せないのにいつ会っても完璧で。早朝のロケ現場に集合したときも、「昨日も朝まで飲んじゃった〜」とか言っててもボロボロの状態で来る人なんて誰一人としていなかった。とにかくパーフェクトな方たちばかりで、やぎはそんな先輩たちに出会ってカミナリに打たれた人だから。

“モデル”っていうものに憧れた人間のエゴかもしれないけど、だからこそ、同じようにモデルとして頑張っていきたいって話してくれた後輩たちに背中を見せる存在でいたかった。ちゃんとモデルとして二本足で立てたはずの子たちが、頑張り方がわからなくなっちゃうことだけは絶対に嫌だなって。

今、雑誌がなかなか売れないって言われる時代になってきているけど、やぎはViViが好きだし雑誌が好きだから。変わりゆく姿を見続けた年は正直辛い時もあったけど、後輩たちに道を示してあげたいっていう勝手な気持ちだけで、後半は頑張ってきた気がする。

やぎ、1年以内の目標

今後、1年以内の新たな目標でぐつぐつしてる。色々やりたいから、結婚はまだまだ先!

これからもモデルを続けていくよ。色んなところで見せる、色んな自分がいてもいいのかなって思ってるし、自分でも見てみたい気持ちもあるし。ただ、外部の方からどんなイメージを持たれているのか、どんなことを求められているのかわからないから身を委ねていきたい。

早速美容の企画のお仕事が入りそうで、種を蒔けてたことを初めて最近実感して。ViViモデルとしてできることは全てやり切ったから、一ミリも不安はないよ。呑気だなぁって思われるかもしれないけど、自分なりに一生懸命走り切ったと思えてるから!

あ、あと写真集も作りたい。二十歳の頃に1冊出させてもらったけど、次はもっと制作にも参加してみたくて。あとね……、1年以内に他誌で表紙を飾りたい! やぎ、1年以内の目標しか考えられないのよね。しばらくはお仕事色々やりたいから、結婚とか何も考えてない。お家に人がいてほしくないの(笑)。

だって、筋トレしてぜぇぜぇしたりパックしたままウロウロするから、誰かいたら集中できない。そんな姿見られたくないし。お母ちゃんが結婚遅めだったんだけど、「いっぱい旅とかしてやりきってからでいいじゃーん?」って言ってたことも影響してるのかな。あぁ〜〜、旅行したい!!

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やぎにとってのViViとは!?

今のわたしは、メイド・イン・ViVi。ここは、戦場であり家族であり、軸!

この並び大丈夫!? でも、本当に戦場だったんだよ。私、前世はロンドンで戦死した兵士らしくて、そりゃそうかって自分で納得しちゃったよ。でもね、戦場だったからemmaちゃんや、たま(玉城ティナ)みたいな戦友もできた。幸せだったし、泣かされたし、成長もさせてもらえたし、モデルとしての基礎というか立ち振る舞いも身に付けられた。

いろんな感情がありすぎてひと言でまとめられないよ。ってことで、やぎにとってのViViとは、この3つだと思う。家族っていうのはほっこり温かいというよりも、居場所って感じだから。だって年もいた場所だもん。0歳から10歳になったって考えたら、凄まじい成長だもんね。うん、意外と整ってるかもしれない。言葉的には取っ散らかってるけど(笑)。

ワンピース¥22000/エスアンドティ(バウム・ウンド・ヘルガーテン) ピアス¥44000/サラース カスタマーサポート(SARARTH) サンダル¥22000/カンペールジャパン(カンペール) ●商品情報はViVi2022年2月号のものです。

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ファンのみなさんへ

ええと、かつて私がそうだったように、今もViViが、読んでいてワクワクするものになっていたら嬉しいです。そして、毎日毎日、可愛いあなたでいて下さい。世界で一人なんでね。みなさま、人生いろいろあるかと思いますが楽しく生きていきましょう! って、何言ってんだろう、酔っぱらってんのかな(笑)。

ViViスタッフのみなさんへ

やぎ、負けず嫌いだから人とも戦っちゃうし、自分とも戦っちゃうし、人知れず大暴れしたりて本当にいっぱい迷惑をおかけして……って、最後のご挨拶でみなさんに言うべきだったのに言いそびれてしまって。そんな迷惑をかけたわたしに、こんなに素敵な卒業企画を頂けて、本当にありがたいです!!

後輩のみんなへ

たくさんお仕事した人も、あまり会えなかった人も、みなさまありがとうございました! ViViを、これからも盛り上げていってください。このインタビューで何か感じてもらえることがあったら嬉しいな……って、なんか押しつけがましいかなぁ〜〜(悩)!

ジャケット¥148500、ブーツ¥12650(0参考色)/JW ANDERSON Isetan Shinjuku(JW ANDERSON) ブラトップ¥4950、ショーツ¥4950/ロサンゼルス アパレル ジャパン(ロサンゼルス アパレル) ピアス¥46200/サラース カスタマーサポート(SARARTH) ●商品情報はViVi2022年2月号のものです。

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Photography:Yasuhisa Kikuchi(vale.) Hair&Make-up:Shinobu Igari Styling:Yurika Nakano(LOVABLE) Model:Alissa Yagi(ViVi exclusive) Text:Kazuko Moriyama Asami Kotake Composition:Mayuko Kobayashi