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勢いが止まらない♡Kōki,の夢を叶えるために大事な3つのこと

2019.05.11

彗星のごとく現れた。あの、話題のモデルKōki,さん。モデルを始めて、まだ1年も経っていないのに、カメラの前に立つと、誰もがそのしなやかな動き、くるくると変わる表情から、目が離せなくなる。見た目が可愛くて美しいだけじゃない。質問に答えているときも、内に秘められた向上心とか好奇心、観察力や想像力を言葉にしながら、瞳が、キラキラと輝く。だから彼女の美しさは、その内面の輝きと直結している。今回は、そんな彼女のロングインタビューをお届けします。

輝きの秘訣をもっともっと知りたい

新しい時代の風を感じて、ワクワクした。撮影風景を眺めていた誰もが、彼女の放つキラキラしたエネルギーに、ぐいぐいと引き込まれていった。

ただそこにいるだけで、人の心を動かす“何か”を発信することができる人。フルーツのような瑞々しさと、花のような可憐さ。宝石のような透明感を兼ね備えた人――。

昨年5月、モデルとして鮮烈なデビューを飾って以来、雑誌やニュースやSNSを通して、私たちに様々なサプライズを届けてくれるKōki,さん。可愛くて、スタイルが良くて、おしゃれで、語学が堪能で、作曲もできて、いつも堂々としていて、だけどちょっとだけミステリアスな部分もある。今回、彼女をインタビューするにあたって、読者からの質問を募集すると、短期間で驚くほどたくさんの数が寄せられた。みんな、その輝きの秘訣をもっともっと知りたいのだ。もっともっと、彼女に近づきたいのだ。

でも、例えば美しさをキープする方法について、「特別なことは何もしていません」と答えられてしまったら、「生まれ持った美しさや才能には敵わない」という、当たり前の現実を突きつけられるだけ。

では彼女は自分の内側にあるものを、どんな風に言葉で表現する人なのだろう? 撮影が終わって感想を聞くと、まずその澄んだ声の響きに魅了された。

モデルを志したのは、4歳か5歳の時だった

「今まで、撮影でこういうヴィヴィッドな色の服を着たことがあまりなかったので、すごく楽しかったです。服に合わせて、頭の中で、いろんなキャラクターを想像することができました」

モデルを志したのは、4歳か5歳の時だったという。

「家に、たくさん写真集や雑誌があったんです。その中でも特に好きだったのが、1990年代のスーパーモデルの写真集でした。そこに出てくるモデルさんたちは、ファッションやメイクによって、性格まで変わって見えて、最初はそれが不思議でした。毎日のように、飽きずに写真集を眺めているうちに、今度は、一人一人の女性にユニークな個性があることがわかったんです。その強さと美しさにすごく憧れました。
もともと、お母さんがおしゃれをしてお出かけするときとか、『今日はどんなメイクをするのかな?』って観察するのも好きで(笑)。女の人が変わっていくのを見ること自体に、すごく興味があったんです。その頃から、『将来は、モデルになりたい!』って思うようになりました」

それを聞いて、とても腑に落ちることがあった。この日の撮影で彼女は、衣装とメイクが変わるごとに、自分の中のキャラクターをコントロールしているように見えたからだ。

「服によって、『どんなキャラクターの人がこの服を着るのかな』というのは毎回イメージします。モデルを始める前までは、モデルに大切なのはポージングなのかなと思って、服がキレイに見える動き方を気にすればいいのかなって考えていたんです。でも、いざ洋服を着てみると、感情も作っていかないと、自由に動けないと気づいたので……。その服をキレイに見せることだけを考えていても楽しくないし、洋服を着ると、自然と気持ちが高揚するので、そのときどきで湧き上がる感情を大切にするようにしています」

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モデルを始めるまでは、“演じる”ことは、役者の仕事だと思っていた

「でも、モデルとして、素敵なお洋服を着て、メイクをして、カメラの前に立ってみると、モデルも演じる仕事なんだってことがわかった。それからは、モデルとして、“演じること”も楽しんでいます。当分はモデルのお仕事を頑張っていきたいですが、いつかは、演技のお仕事もしてみたい」

“変身すること”“キャラクターをイメージすること”に並並ならぬ情熱を注ぐ彼女の場合、洋服やメイクのイメージをそのままなぞるだけでは面白くないらしい。キリッとした眉やアイメイクの時ほど甘い表情をしたり、ナチュラルなメイクの時に強い視線を送ったり。自分なりに色色トライする。

「メイクでもファッションでも、強いとか可愛いとか、それぞれに受ける印象がありますけど、甘いメイクの時に甘い表情をするのは、私はちょっとつまらなくて……。せっかくなら、何か冒険したい方なのかもしれません(笑)」

英語は、自分の感情をストレートに伝えることができる

先日は、台湾で行われた会見で、流暢な英語を披露していた。インターナショナルスクールに学び、英語と日本語の他、フランス語も話せる。ちょうど読者から、「どの言語が一番話しやすいですか?」という質問があったのでぶつけてみると、

「3ヵ国語ペラペラではないんです。フランス語はまだ全然。海外に行かせていただくようになって、未熟さを痛感しています」

と言って、ほんの少し残念そうな表情になった。

「一番話しやすいのは、英語だと思います。英語の方が、自分の気持ちがちゃんと伝わりやすい気がして、お母さんと話すときは、つい英語と日本語がミックスになってしまう(笑)。英語って、日本語と比べて、自分の感情をストレートに伝えることができる気がするので。もちろん、家族で他愛のない話をするときなんかは日本語ですけど、正確に、自分の考えを伝えたいときは、一回頭の中で、英語で考えているかもしれません」

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作曲家としての顔も持つ彼女

ピアノやフルートなどの楽器を演奏し、アーティストに楽曲を提供するなど、作曲家としての顔も持つ彼女の場合、フランス語は、その音楽的な響きが気に入っているのだとか。

「フランス語では、2つの単語を繋げて発音するとき、単体のときとは違う発音になる、“リエゾン”という現象があったりして……。複雑だけれど、とても音楽的なんです。波がゆらゆらと揺れるような心地よさがあります」

夢を叶えるために大事なこと

「夢を叶えるために大事なことはなんだと思いますか?」という読者からの質問には、「自分の意思をしっかり持って前に進むこと」「諦めないこと」「ポジティヴな思考でいること」の3つを挙げた。

「私はまだ弱いので、大きな決断を前にしたとき、迷ってしまうこともあれば、過去には、頑張って努力してもうまく行かなくて落ち込んだこともありました。でも、そんな私を見てお母さんは、『落ち込んでいても何も変わらないんだよ』って優しく声をかけてくれました。それからは、とにかく、同じ場所に留まらないことを心がけています」

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コンプレックス? ないです!

「コンプレックスはありますか?」という質問に、きっぱりと

「ないです!」

と言ってから、少し間をおいて、

「そう言いたいんです。コンプレックスを口にすると、きっとみんなそこを見るから内緒です(笑)」

と答えてくれたKōki,さん。

動くパワースポットみたいな女の子

インタビューする前は、撮影風景を見学しながら、モデルとしての表現力に圧倒された。だからこそ、言葉でメッセージも発信できる人であってほしいと思った。そして、自分の内側について語る彼女は、こちらが想像していたよりも遥かに聡明だった。たとえどんな時代に生まれても、どんな馴染みのない土地に行ってもブレることのなさそうな、強い意志と向上心、好奇心を持っていた。彼女の動きの一つ一つが、発言する言葉の数々が、周囲に笑顔や幸せを運ぶ。なんだか、動くパワースポットみたいな女の子だ。“神様に祝福されて生まれてきた人”とは、きっと彼女のような人のことを指すんだろう。

新しい時代がやってくる。

昨年、彼女が彗星のごとくカルチャーシーンに登場したのは、たぶん必然だったのだ。新しさだけでない、どこか懐かしさも兼ね備えたビューティ・アイコン。彼女の存在は、きっと未来を明るく照らし、同じ時代を生きる私たちに、希望の光をくれる。

Photographs:Bungo Tsuchiya(TRON) Hair:HORI(BE NATURAL) Make-up:UDA(mekashi project) Styling:Kumiko Sannomaru(KiKi inc.) Prop Styling:Shizuka Aoki(TRON) Interview&Text:Yoko Kikuchi Composition:Mayuko Kobayashi