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【藤田ニコルインタビュー】ニコ活はコスパよし⁉︎ 連載「ニコ論」第10回

2022.01.17

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こんにちは! 藤田ニコルです。この連載では、私が23年の人生で感じてきたこと、学んできたことを通じて、どうやって今の藤田ニコルが出来上がったのかを考えてみることになりました。あまり過去は振り返るタイプじゃないけど、良い機会をもらったから、思い出して話してみようかなって。私の経験が、みんなの仕事や勉強、友達付き合いの参考になったら嬉しいです。第10回目の今回は、ファンミとかみんなとの交流について。

30秒でもファンと話せるイベントが、
私のパワーになってる

ファンは私にパワーをくれる存在。だから、ファンと交流できる場はできるだけ作りたい。
今は新型コロナウイルスの影響でできることが限られてるけど、コロナの感染が広がる前は、少なくても3ヵ月に1回ぐらいは、イベントとかショーとか、何らかの形でファンに会える機会を作るようにしていたんだ。

イベントで好評なのがツーショット撮影会。
並んで一緒に写真を撮るのは他の人の撮影会と同じだけど、私は参加してくれたファンと必ずおしゃべりすることにしてる。
この連載の第9回で、「ファンの名前を覚えてる」って話をしたけど、名前だけじゃなくて話した内容も覚えていることもあるから、「この前、こんなこと言ってたけど、最近どう?」なんてトークをしたり。毎回何百人も並んでくれるから、時間にしたら30秒とか一瞬なんだけど、少しでも楽しい思い出を作ってもらいたいなって。

イベントによっては、フリマをやることも。
私が自腹で購入した私服や私物を詰め合わせて、福袋を用意してて。お店で買ったら総額10万円以上になるような超お得福袋にしてるから、いつも一瞬で完売。
運良く買えたファンはその場で袋を開けて、欲しいものをファン同士で交換したりとか、いろんな楽しみ方をしてくれてるみたい。

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2年前までは年に1回、私の誕生日に「生誕祭」っていうイベントもやってたの。
生誕祭は17歳の時から毎年続けて来たんだけど、22歳の誕生日で最後にしたんだ。
たくさんのファンに会えるから私も楽しかったし、「今年で最後にする」って告知したら、「どうして⁉!? 残念~」って声も多かったんだけど、「毎年同じコンテンツを届けてもなぁ」という気がしてきちゃって……。
やっぱり、「ずっと同じことをやっていたら飽きられちゃうかも」っていうのがいつもどこかにあるんだよね。

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ずっとやりたかったファンクラブの立ち上げ

そういう思いもあったし、コロナでなかなか直接会う機会がなくなっちゃったこともあって、2021年にファンクラブ「nicochu」を立ち上げたんだ。
ブログとか動画を配信したり、ファンクラブ限定のイベントも開催してるよ。
生誕祭がなくなったかわりに、今後はハロウィンとかクリスマスパーティーとか、季節ごとに別の形のイベントができたらいいなぁって思ってるんだ。

私は、自分の仕事は全部自分で決めているんだけど、ファンクラブのイベントに関してもそれは同じ。
イベントの内容はもちろん、参加費の設定とかまで全部に関わってる。
特に参加費は、いつもすごく頭を悩ませるところ。

実はファンクラブのイベントは事務所には頼らず、ぜんぶ自分でやっていて。だから会場代や衣装代、運営を手伝ってくれている私のお母さんの友達へのお礼とか、イベントにかかる費用は自腹なんだよね。
大切なファンのためのイベントだから、気軽に参加してもらえる参加費にしたいのだけど、イベントを長く続けていくためには、やっぱり適正な金額を考えないといけなくて。
だからファンクラブイベントは今、1回5000円くらいに設定してるよ。

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芸能人のイベントって内容も参加費も人によって全然違うんだけど、私はわりとお手軽なタレントなんじゃないかな。
いっぱいCD買って応募しても当選するかどうか分からない……なんていうこともないし。
他のアイドルのファンと掛け持ちしている人には、「にこるん、マジでコスパいい」って言われてる(笑)。

実は私、高校生ぐらいの時は、自分のファンが他のアイドルのイベントに行ってるってTwitterで見たりすると、嫉妬してたの。「私のイベントに来てよ~!」って。
でも、しばらくしたらいつの間にか戻って来てくれる人がすごく多くて。
それは、やっぱりコスパがいいっていうのも関係してるのかもしれない。
せっかく大切なお金を使ってきてもらっているんだから、「損した」って思わせたくない。「また来たい」って感じてもらえるように、イベントの時はチケット代にも内容にもすごく気を配ってます。

あと、ファンの人によく言われるのは、「ファンどうしのつながりが楽しい」っていうこと。
SNS上でのファンの交流もさかんだし、イベントで仲良くなったりすることもたくさんあるみたい。

忘れられないことがあるんだ。
お母さんと二人でイベントに来てくれたファンの子がいて、
「うちの子、ずっと不登校だったんです。でも、にこるんのファンになって、他のファンの子と交流して友達ができたことで、毎日が楽しくなったみたいで。それで、また学校に行くようになったんですよ」ってお母さんが言ってたの。
それを聞いて感激して、心がじわ~っと温かくなったなぁ。
「ファンどうしのつながりが一歩踏み出すきっかけになった」って、私にすごくとっても嬉しいこと。
「自分がやってきたことには意味があったんだ」って実感できたし、「これからもみんながつながれる場所を作り続けていこう」って思ったんだ。

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私のファンの人って10代の学生さんが多いかと思いきや、同年代か年上が多いの。
私が10代だった頃から応援してくれていた人が一緒に歳を取っているっていうのもあるけど、SNSで私のことを知って新たにファンになってくれた人もたくさんいるみたい。
以前、ファンの人から「30代後半のおばさんだけど、好きでいていいかな?」っていうコメントがSNSで来たことがあって。何歳だろうと大歓迎だし、すごく嬉しい!
「もちろん! ずっと好きでいてください!」って返したんだ。
イベントの前には「もう若くないのに、イベント行ったら恥ずかしいかな」なんてコメントも来たりする。
いえいえ、全然恥ずかしくないですよ。
イベントには本当にいろいろな年齢層の人がいるし、何歳であってもみんなウェルカムです!

意外かもしれないけど、男の子もけっこういるよ。
イベントをやると、20代や30代の男性陣も何人かいたりする。
オラオラ系の男性じゃなく(笑)、穏やかそうな感じの人ばかりで、女の子のファンとも普通に交流してたりするみたい。
イベントの時は、いつも会場全体にほんわかした和やかな空気が漂ってるんだけど、それってファンの人柄によるところが大きいと思ってるんだ。

ファンと交流するにも、新しい情報を発信するにも、SNSは欠かせないツール。
SNSの活用でどんな工夫をしているかというと……その話はまた次回!

次回更新は1月31日(月)お楽しみに!

 

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Text&Composition:Miho Otobe Photo:Mayuko Kobayashi Stylist:Yurika Nakano(LOVABLE)  Hair&Make:Rei Fukuoka(TRON)