2月公開の映画『嘘喰い』で、ギャンブルの世界に魅了されていく青年を演じている佐野勇斗さん。昨年11月にデビューしたダンスボーカルユニット・M!LKのメンバーでもあり、大忙しの日々です!
(横浜)流星くんは撮影終了後も電話をくれるんです♡
――『嘘喰い』で演じられている梶隆臣は、ヘタレなんだけど人を信じる力がある、という親近感あふれるキャラクター。佐野さんとは似ていますか?
梶くんは、どこか人生を諦めていて限界を決めつけている青年なんです。それが横浜流星さん演じる斑目貘と出会って変わっていくのですが、正直、最初の頃の梶くんには共感できませんでしたね。クサイですけど、可能性は自分次第で広げられる、と信じている人間なので。
反対に梶くんの友達思いなところは素敵だなと思いました。原作では、梶くんは母親からひどい仕打ちを受けているんですけど、それでも見捨てない。僕なら、そこまでされたら……となってしまうと思います。
――賭けに負けると死が待っている、という物語。でも多くのギャンブラーたちの中で、梶くんは唯一普通の感覚を持った人ですよね。キャラクター作りで大変だったことはありますか?
リアクションが大変でした。梶くんは賭けに挑む貘を見守っている、というシーンが多いんですけど、そうするとだんだん「えっ!」というリアクションの引き出しがなくなっていって。
顔芸で乗り切っていたので、監督に「もう顔の筋肉が引きつって動かせません!」と訴えたときもありました(笑)。
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――バディを組んだ横浜流星さんとのエピソードも教えてください。横浜さんといえば、今をときめくイケメンですが、キュンとした瞬間とかありますか?
クランクアップ後も連絡をくれるんですよ。おうちにも何度かお邪魔しました。僕は撮影後は共演者とあまり連絡をとらないタイプなので、嬉しくて。そしたら流星くんも「僕も友達が少ないんだよね。本当に好きな人としか付き合いたくないから」と言ってくれました!
――そ、それはキュンとしますね!! 昨年はM!LKとしてデビューも果たすなど大忙しだったと思いますが、2022年はどんな一年にしたいですか?
昨年はグループ活動も俳優活動も両方忙しくさせていただいたので、ありがたいことに体力的な疲れは感じました。でもまだまだ、何十倍も忙しくなりたい。だから今年のこの時期は、もっと疲弊していたいです。それこそViViさんのインタビューへの回答もままならないぐらい(笑)。

ニット¥39600/トゥモローランド パンツ¥25300/ドレスヒッピー(ノーネーム) その他/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2022年3月号のものです。

Photo:Shotaro Yamagoe(TRON) Styling:Shogo Ito(sitor) Hair&Make-up:Hikari Mochizuki Composition&Text:Naoko Yamamoto