放送中のドラマ『シジュウカラ』で年上女性を惑わす色気フルな青年を演じている板垣李光人さん。間もなく二十歳。楽しみにしていること、逆に反省していることも教えてくれました!
僕みたいに好きなことだけしてのうのうと生きてください(笑)
――ドラマ『シジュウカラ』では、18歳上の女性漫画家・綿貫忍を惑わす若いアシスタント役を演じています。今まではあまり演じてこられていないキャラクターですが、どのように役作りをしたんですか?
僕が演じる橘千秋は、複雑な過去を背負っていて、負の感情を持って忍に近づいていくんです。その千秋の思惑をどれだけ見せるか悩んでいたんですけど、監督から「忍の前ではホストのように、忍が見ていないところでは憎悪を見せるといい」とアドバイスをいただいて。計算高さのメリハリを、露骨ではなく自然に見せられたらなと思っています。
――主人公の忍は、40歳を目前に漫画家として成功できず、夢をあきらめようとしたり、夫婦関係でも苦悩します。そんな忍の心理をどう思われましたか?
みんな、まわりに遠慮して生きているから苦しくなるんですよね、きっと。でもほどほどに図々しく、自分中心に生きたほうがラクになれると思う。だって自分の人生なんだから。僕はやりたいことをやって、のうのうと生きてますよ(笑)。

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――何か、のうのうと生きられるようになるコツってありますか?
人も物も、いろんな世界を知るというのが大事なのかなと思います。僕は子供の頃からこの仕事をしていて、親や近所の人以外の大人にたくさん出会ってきたし、親も僕がやりたいと言ったことは何でもやらせてくれたんです。だから、自分の居場所を見つけられていないと感じているなら、今いるところとは違う場所に行ってみてはどうでしょう? 新しいことに挑戦するのは怖いかもしれませんが、やってみれば意外とどうにでもなるかもしれないです。
――すでにいろいろなことに挑戦されてきている板垣さんですが、今、あらたにやりたいことってありますか?
今年、お酒が飲める年齢になるんですよ。だから最初に誰と飲もうかなあと考え中です。でも多分僕、飲んだらすごいめんどくさくなりそう……。撮影現場でも、まわりが同年代の共演者ばかりだと、疲れてくるとやたら絡みたがるので。なんか、人間が恋しくなるんです。
――それは全然めんどくさくないですよ、むしろ可愛いですよ! では最後に、2021年がダメダメで、今年リベンジしたいと思っているViVi読者に、励ましのメッセージをお願いします。
僕、運動しようと毎年思ってできていないので、人のことなんて言えないですよ。好きなことならどんなに疲れていても、いくらでも頑張れるんですけど。ずっと好きな仕事ばかりしてきて嫌なことをしていないから、だいぶワガママになっています……。


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Photo:Chihiro Tagata Styling:Yuto Inagaki(TRON) Hair&Make-up:KATO(TRON) Composition&Text:Naoko Yamamoto