芸能の仕事をしながら、じつは大学でも学んでいたという谷まりあ&藤井サチのインテリモデルズたちの登場です~! 大学受験をするまでの中高生時代から、大学生モデルならではの苦労話まで、じっくりヒアリング。どうしても真面目な話になっちゃう~と言いながらも、勉強を通して得たものを真摯に語ってくれたよ。新年度、新生活がスタートするこの時期にぴったりな、何かを精一杯頑張ってみたくなるお話です♡
わたしと学び
谷まりあ:早稲田大学卒

答えを知ることが好きだから勉強は苦にならなかったんだよね。だから机に向かう才能はあったほうだと思う。だるいっていうよりかは、逆にもっと知りたいって気持ちが強かった。
中学生のときね、勉強も部活も頑張る女の子がいたの。しかも可愛いの(笑)。バレーボール部で一緒だったんだけど、うちのバレー部は勉強する子が結構多くて。だから勉強を頑張るのは必然的だった。それに勉強してるほうがイケてたんだよね。
その子とは、いい意味のライバル関係。お互いが一番気になるみたいな。いつも学校で1番、2番を争ってた。その出会いのおかげかも、勉強しようって思ったのは。
高2ぐらいから大学受験に向けての意識づけはしてた。早慶どっちかには入りたいって。実際に大学に行ってみたりもしたし。そしたらキラキラして見えるよね。こんなところで勉強できるんだ!って。
海外から来てる学生さんとかもいたし、結局しなかったけど留学制度もあったりで、大学に行ったら視野が広がる!って。絶対に行きたいって勉強した。
けど結果は、行きたい大学には受からなかった。塾の先生には女の子だし無理して一浪しなくていいと思うみたいに言われてね。それが良かったのかダメだったのか、女の子だからって何?えっ、全然関係ない!と思って、もう1年頑張った。負けず嫌いなのかな。
でも、できないことはないって思ってたから。受かる人がいるんだったら受かるでしょって(笑)。朝9時から夜7時までは塾で、家に帰ってからもちょっと、1日10時間ぐらいは勉強してたかな。その代わり日曜日は絶対勉強しないって決めて。
その1年間でじぶんに向き合ったりもしたし、いい時間だったって思ってる。その後もやっぱり自分にできないことはないって思ってるし。だからどっかのタイミングでめっちゃ勉強するというのはいいことだと思う。人生経験ですね。

勉強することでメンタルが鍛えられた (by まりあ)
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藤井サチ:上智大学卒

勉強、めっちゃ苦手だった。本当にダメで、一時期、悩んでたこともあったぐらい。両親はもう信じられないぐらい勉強ができるから、私どうしちゃったんだろうって(笑)。
それで家庭教師(笑)。ついていけなさすぎて、もう塾にも行けないから。ずっとつけてもらってたんですけど、家庭教師の人も辞めていくぐらい問題児だった。スポーツは得意で。めっちゃ足が速くて、女子リレーで学年1位だったくらい。でも、勉強は本当にやらなかったな。
中3のときにクラス替えで、めちゃめちゃ勉強する子たちとクラスが一緒になったの。毎回成績1番の子とか、おしゃれも勉強も得意な子とか、5人ぐらいの仲間ができて。
そしたら、みんなが勉強頑張ってるから自分も頑張ろうというふうになれた。おかげで私もいきなり成績が伸びちゃって! 環境ってすごい大事なんだなと思った。
そして、みんなもう将来のことも考えてたから、大学はどこに行こうってそのころから考えてて。私も、お母さんが国際NGOの人たちと関わってたから、なんとなく国際的な勉強ができる大学がいいなって、アンテナを張るようになったのね。
それで高1になるというタイミングで、上智に新しく総合グローバル学部という学部ができて! おお! ここに行きたい! ここに向けて勉強しよう!って決意しました。
ただ、そのときは何とか勉強好きにはなったけど、一般入試で受かるのは絶対無理と思って(笑)。いろいろ調べたら、高校3年間の総合成績で評価してもらえるAO入試というのが自分にはいいのかもしれないって。
でも出願するのに色々条件があって、なかでも評定平均4.0以上を取るのが一番大変で。高校の中間・期末テストで90点以上を3年間キープしないといけないの。ただ、入試と違って、高校のテストってここからここが出ますよって出題範囲がわかる。それなら私は頑張れるって思った。
そして3年間、日頃の学校生活はきちんと楽しんで、テスト前はめちゃめちゃ全力出して対策して、課外活動も頑張った。これでダメだったら合わなかったってことなんだろうなって思えるぐらいのところまで頑張れた。
中3のとき、将来のこと、大学で何を学びたいのかって意識させてくれた、あのときの友だちに本当に感謝です。

中3の仲間たちとの出会いでやっと勉強が好きになった (by サチ)
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実は、インテリmodels

まりあ(以降M):勉強を通して、集中力、忍耐力、人との関わり方とかが身についたよね。
サチ(以降S):確かに。あと、何かの番組に出るとなったときに準備ができる。学生時代、レポートをすごい書いたから、とことん調べて準備する癖がついてる。それは今も活かされてるのかな。
M:そうだね。でもうちら、仕事しながら大学行ってたからね。撮影のときもテスト勉強してたよね(笑)。人には教科書持ってるイメージって言われて、ほんとにそうかもみたいな。
S:そうそう。空き時間があれば宿題もできるから、パソコンと教科書を持ち歩いてて。
M:テスト前とか、テストに出るページだけとりあえず携帯で撮っておいて、それをずっと見てたりとか。撮影の合間、携帯いじってるふうに見せて、じつはずっと勉強してるみたいな(笑)。

【サチ】ワンピース¥18480/ザ・ウォール ショールーム(ゴスペル) スパンコールピン¥1430/ALAND/アダストリア(3.3Field Trip) 【まりあ】ワンピース ¥33880(参考価格)/ザ・ウォール ショールーム(ドリーム シスタージェーン) カチューシャ¥2200/ALAND/アダストリア(3.3Field Trip) ●商品情報はViVi2022年4月号のものです。
S:あと仕事柄、急に休まなくちゃいけなかったりとかするから、いつ小テストがあるとか、いつ提出物があるかっていうのを教えてくれる友達を、1クラスにつき1人は絶対見つけるみたいな(笑)。
M:(笑)。そうだね。助けてくれる人はいたね。
S:いなかったら卒業できなかった。ありがたかったです、ほんとに。
M:正直、今思うと忙しかった、あのとき。
S:うん。記憶ないくらい(笑)。
M:私、海外のロケもあったから、自分がどこにいるかわかんなかった。ずっと時差ボケで、帰ってきて学校のテストとか。でも当時は、仕事と大学のふたつが自分にとって当たり前だったから、別にどっちをやめるとかはなくて、両方やるという選択肢しかなかった。
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S:まりあの言うとおり、大学に行かないという選択肢はなかった。
M:自分が大学に学びに行きたくて行ってたからね。20歳ぐらいの大事な時期にいろんな価値観を持った人と出会えたというのは、本当に視野が広がったって思う。
S:そして今、大学時代の友達の頑張ってる仕事の話を聞くと、すごく刺激をもらえる。
M:確かに。みんなの仕事、かっこいいって思うよね。自分はこの仕事しながら何を得られるのかなとか、考えながらできるようになったかも。あと、たとえば自分に子どもができたときに、どっちでもいいよっていうのを教えられるのかなって。頑なに、大学に行きなさいとか、こうしなさいと言うよりは、寄り添って教えてあげられるのかな。将来の話だけど(笑)。

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一緒に学生時代を振り返ってみて……
ラブレターこうかん。

サチへ
撮影楽しかったね! サチのお絵描きが小さい子が描きそうな絵でみんなでいじってごめんね♡ 可愛かったよ♡
お勉強の話になるとサチとセットになることが多いね~。お仕事と勉強の両立の大変さを分かり合えた数少ない友達の一人。サチとは知り合ってもう5~6年くらい経ったかな? ViViに入る前に知り合ったから、今でもこうやって一緒に撮影できるのが嬉しいよん。
出会った時はサチが年下なこともあって、妹がもう1人できた感じでした。たくさんお話ししたし、たくさん一緒に踊ったね(笑)。サチとはまだお仕事も今より余裕があった時に仲良くなれたから、一緒に遊んだり話したりの思い出がいっぱいあるモデル友達の一人です。今でも会うたびに話し始めると止まらないし、毎回時間が足りないね!
私服のセンスももちろん、運動も頑張っていて、気づいたら先生になっていたり、サチの仕事に対する姿勢は、尊敬しています。なんかサチはどんどん素敵な女性になっていく気しかしない!(笑)
将来サチは海外に住んでそうだな~。遊びに行くから案内してね! さっちゃん最近茶道も習ってるよね。私もやってみたいから今度誘って~♡ これからも色々お話ししてお互い高め合えたらいいね! よろしくね♡
まりあより

まりあへ
今回、一緒に撮影できてめっちゃ嬉しかったよ~♡
私はね、まりあのインスタを見て勉強することが多いんだ! ファンの子とのコミュニケーションが上手くて素敵だなって。私はプライベートなこととか自分の気持ちを文章にするのがそんなに得意じゃないから、ふむふむ! こうしたらいいのか!って実は勉強してます。
私たちは、意外と17歳くらいのときから友達なんだよね! まりあの方が年上なのにタメ語でいいよって!ってくれて、20歳のときなんかは飲み過ぎた私を優しく介助してくれたり、おねーちゃんまりあに何度も助けられました(笑)。
よくファッションを教えてくれたのも懐かしいなぁ~。かわいいお店とか、合わせ方のコツも教えてくれたり♡ 可愛がってくれてほんとにありがとう♡
話すのが楽しすぎていつも5~6時間平気でガールズトークしちゃうけど、今度は一緒にお料理しようねん! またうちにも遊びにきてね♪
サチより

【サチ】カーディガン¥20500/ムシンサジャパン(Mardi Mercred) プリーツスカート¥2999/W♥C ヘアバンド/スタイリスト私物 【まりあ】カーディガン ¥14300/The Girls Society スカート¥10780/スクリーンショット(マーガリンフィンガーズ) バッグ¥9900/レイ ビームス 新宿(ヘイ ミセスローズ×レイ ビームス) ツイードベレー帽¥6600/スクリーンショット(マーガリンフィンガーズ) ネックレス¥22000/ショールーム ウノ(VIBE HARSLOF) その他/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2022年4月号のものです。
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Photo:Mirei Kuno Styling:Yuna Kume Hair&Make-up:Yukie Tsujimura Model:Maria Tani, Sachi Fujii(ViVi exclusive) Composition&Design:Orie Nakamura