イケメン

片岡千之助“歌舞伎界のスウィートボーイ”が思う観劇のコツやイケメンの条件とは?

2022.03.01

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伝統芸能の継承者でありながら、「アニメもファッションもスポーツもSNSも好き!」という、今ドキな感覚の持ち主。古き良きモノと新しいモノ、どちらもニュートラルに行き来できてしまう、21歳の歌舞伎役者・片岡千之助さん。自然と人を惹きつける、そのスウィートな素顔を覗いてみよう。

小さい頃からずっと、わがままで飽き性で負けず嫌い

自分の性格を3つの言葉で表すなら、わがまま・飽き性・負けず嫌い。わがままだと思うのは、最終的に思ったように事が進まないと気が済まないから。だからといって、何にでもこだわるわけではないし、基本的には人に譲ります。でも、自己完結できるものは徹底的に向き合う。

例えば僕、小さい頃、おしゃぶりがないと生きていけない子だったんですよ。それがある日、おしゃぶりを卒業すると決意して、勝手に「バイバ~イ!」とトイレに流しちゃって(笑)。自分の中でこうと決めたら達成できるまで、絶対に諦めないんです。それなのに一方で、飽き性。ダイエットに筋トレ、三日坊主で終わったことは数知れず……。

歌舞伎という、絶対にやり続けなきゃいけないものが一つあるからこそ、次々と新しいことに興味が出て、興味を無くすと一気に飽きちゃうのかもしれません。極端なんですよ、僕。最後の負けず嫌いは、もう文字通りで、僕の中に“負け”という概念がないんです。だから、体育の授業では厄介なやつだったと思いますよ。後ろの方で「なんでちゃんとやらなかったんだ」って、ブツブツ言うみたいな(笑)。

小学生の頃には、運動会の徒競走で接戦になった際、スライディングしてゴールに飛び込んだことも。今でも友達とオンラインゲームをするときは、勝つまで、納得いくまでやり続けますね。もしそれで負けたら? ヘッドマイクを外して天井を見上げ、ため息をつく! 万が一負けても、僕は認めません(笑)。

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会いたい人、やりたいことがありすぎて、体がもう一つ欲しい!

幼稚園から大学までずっと青山学院なので、学校といえばあの場所しか通ったことがなくて。今も比較芸術学科というところで、演劇や美術、音楽を学んでいます。歌舞伎の授業もあって、先生から逆に質問されたり、講師をお願いされたことも。先輩もいる教室で講義をするのは不思議な気分でしたが、よく聞く「教えることは勉強になる」を実感しましたね。欲を言えば、講師をする代わりに単位が欲しい(笑)。

僕は器用なタイプではないので、公演期間に入ると、どうしても学業まで頭が回らなくなっちゃって。卒業……、できるのかな? 可能性がある限りは、がんばりたいです。そんな風にずっと同じ学校に通っていますが、新しい人が来ると興味が湧いちゃうので、友達は増えていくばかり。だって、せっかく育ってきた環境も価値観も違う人がいるのに仲良くならないのは、もったいないじゃないですか?

会いたい人も行きたい場所もどんどん増えていって、体一つじゃ足りない! って思います。男同士でドライブしたり、映画を見に行ったり、友達のお家でウイスキーをチビチビ飲んでボーっとしたり、そういう時間に幸せを感じます。

ベスト¥222000、コート¥228000、シャツ¥90000、シューズ¥86000/エドストローム オフィス(LEMAIRE) パンツ/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2022年4月号のものです。

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型にハマらず、得体の知れない存在になっていきたい

歌舞伎は、敷居の高いものに思われがち。友達から「見に行くときの御作法は?」なんて聞かれることも多いのですが、映画や美術館感覚で来ていただければ、それで良いんです。チケットを買って、劇場に行って、イヤホンガイドを借りて(これは絶対!)、楽しむ、ただそれだけ。

もちろん周りには、お着物を着ている人やいい格好をして来る人もいるだろうけど、それに臆さず、逆に普段とは違うおしゃれを楽しんでいただくのもステキだと思います。実は僕も、祖父から「仕事場に行くときは襟ものをちゃんと身につけなさい」と言われ、去年からジャケットを着用して劇場入りするようになったんですよ。

最近よく考えるのですが、エンタメって衣食住みたいに必要不可欠ではないもの。でもだからこそ、求められる部分なんだろうなとも思っていて。そう考えたときに、エンタメを提供する側も、効率的に近道するだけじゃなく、一見無駄に思えるようなものに触れることが大事だと気づいたんです。

僕は、型にはまりたくないのかな? 常にいろんな人に会って、いろんな世界を見て、それを歌舞伎はもちろん、表現という大きな軸に還元できるよう生きていきたい。だから、将来どうなりたいか、その理想像を言うなら、”得体の知れない存在”なのかもしれません。とにかく目の前のことをがんばって、流れに逆らわず、自分らしくいられれば、そうなれるんじゃないかって、根拠のない自信と期待があります。

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イケメン3ヵ条を教えて!

一、多くを語らない
二、余白、余裕がある
三、自分の見せ方を知っている

「“沈黙は金”はその通りだと思いますね。他にも品があるとか、飾っている部分が見えないとか、いろいろ思い浮かびますが、やっぱりイケメンは、内面から出るものじゃないでしょうか」

PROFILE
片岡千之助2000年3月1日生まれ。東京都出身。O型。歌舞伎役者として4歳で初舞台を踏む。ファッション界からの注目度も高い。「歌舞伎以外の俳優業にも興味があるので、いつか恋愛映画や『静かなるドン』みたいな作品に出演してみたいです!」

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Model:Sennosuke Kataoka Photo:Tak Sugita(Y’s C) Styling:Marie Higuchi(TRON) Hair&Make-up:Yusuke Saeki(Beauty Direction) Composition&Text:Noriko Yoshii