3月8日は、世界中の女性の権利を守り差別の撤廃を目的とした呼びかけ運動や、女性の社会貢献や過去の功績を祝福をする「国際女性デー」です。世界中が一丸となってあらゆる活動や呼びかけを行うこの記念日に、東京・渋谷の宮下公園にザンビアの女性を支援する「チャリティー自動販売機」が設置されます。そこで、この自動販売機の支援先であるザンビアの女性たちが抱える問題に注目してみました。
決して楽観視することはできない
ザンビアの女性が抱える生理問題
ザンビア共和国の首都ルサカ市の郊外にある、20万人が暮らすスラム街。そこに住む人々は、厳しい生活環境の中、不安定な収入や感染症など、様々な問題を抱えています。
ザンビアの女性たちの多くは生理用ナプキンを買うことができず、古着や新聞紙などの不衛生なもので代用することも多く、劣悪な生活環境下で生理期間中も感染症などのさまざまな問題が発生しています。
また、文化・慣習的に生理について話すことがはばかれることから、生理や性に関する知識が不足しています。
学校でもトイレが備わっていないことも多く、トイレがあったとしても鍵がかからずプライバシーが保てないことから、長時間生理用品を交換できず、漏れやにおいの発生につながることがあります。そのことを同級生にからかわれることで、学校を休む女性が約10人に1人いるといわれています。
さらに、生理が理由で学校を休み、授業についていけずに退学してしまうことで、職業の選択肢が狭まり、貧困から抜け出せないといった女性が数多くいます。
衣食住に困らず、学校に通い、将来を選択するということ。日本の女性にとっては、当たり前のように感じるかもしれませんが、世界ではそんな当たり前の生活を送ることが出来ない女性がたくさんいるという現実に、改めて考えさせられます。
布ナプキン1枚から支援できる自動販売機
今回、渋谷区宮下公園に設置予定の、
再利用が可能な「布ナプキン」を配布することで、使い捨てナプキンを購入できないザンビアの貧しい女性も、洗うことでナプキンを継続して使用できるようになります。私たちの布ナプキン1枚の支援が、ザンビアの女性たちの学校生活の問題を解決し、将来の選択肢の幅を広げる手助けができるんです。
また、自販機を通じて支援をすると御礼品としてオリジナルエコバッグ(限定1000枚/260×330mm)も受け取ることができます。近くまで来た際に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


「ハートサポート2022」オリジナル支援販売機
渋谷区宮下公園で開催される夢に向かって努力する若者を応援するイベント『MIYASHITA CulturePARK ~ NEW STAGE ~』に期間限定で、自動販売機を通じてチャリティー活動ができるオリジナル支援販売機が設置。渋谷をお散歩がてら気軽に支援ができ、また御礼品のエコバッグを持ち歩くことで周囲への認知が図れ、さらなる支援の輪が広がることを目指します。
実施期間:2022年3月5日(土)~3月18日(金)11:00~22:00(6日のみ21:00)
会 場:渋谷区立宮下公園
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ハートサポートの活動とは
ーすべての問題を解決することはできないけれど、女の子たちの自立を少しでも支えたいー
エリエールブランドの生理用品「エリス」を展開する大王製紙株式会社が、「チャレンジし続ける女性を応援する」をコンセプトとした生理用品「エリス コンパクトガード」の発売をきっかけに、2018年より世界の女性のおかれた環境や課題について考えるきっかけとしてほしいとの想いから、ハートサポートプロジェクトを開始。世界の女の子をとりまく環境についてみんなで考え、行動できるプロジェクトとして活動している。
ハートサポート 公式サイト https://www.elleair.jp/hs/