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【藤田ニコルインタビュー】アンチコメントと炎上、私なりの対処法 連載「ニコ論」第13回

2022.03.07

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こんにちは! 藤田ニコルです。この連載では、私が23年の人生で感じてきたこと、学んできたことを通じて、どうやって今の藤田ニコルが出来上がったのかを考えてみることになりました。あまり過去は振り返るタイプじゃないけど、良い機会をもらったから、思い出して話してみようかなって。私の経験が、みんなの仕事や勉強、友達付き合いの参考になったら嬉しいです。第13回目の今回は、SNSでのアンチコメントや炎上について。

毎日みていると、大抵のことは
気にならなくなっちゃう

コロナの話題で中断しちゃったけど、今回は第11回の続きで、SNSの話。
SNSをやっていると、応援してくれる人からのコメントだけじゃなくて、批判的な意見もたくさんくる。
これに関しては、本当に根深い問題。顔の見えない相手からのアンチコメントで心を傷つけられてしまう人は、たくさんいるから

正直、私も最初はすごく傷ついていた。
私はSNSでエゴサするのが毎日のルーティンになってるから、自然と自分へのアンチコメントも目に入ってきちゃう。
「バカっぽい」とか「かわいくない」とか「性格悪そう」とか……。
本当にありとあらゆる悪口を書かれていて、最初はいちいちショックを受けてたよ。
でも、あまりにも見慣れちゃったせいか、今ではそのぐらいでは何とも思わなくなってる自分もいる(笑)

だからといって、この方法がみんなにオススメだとは思わないよ。
私みたいに、見れば見るほど免疫ができて何とも思わなくなる人もいるけど、逆に、見れば見るほど落ち込んで苦しむ人もいるから。
あくまでも私の場合は、だからね。

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ちょっとした悪口レベルではおさまらず、炎上しちゃったことも。
「藤田ニコルは整形している」とSNSに書かれたのを見つけたから、「してませんよ」って返したら、なぜか「整形している人をバカにしているんですか⁉」みたいなコメントが来て。

「う~ん、そういわれても、してないものはしてないから」と返すと、今度は「いちいち反応してバカみたい。スルースキル学んだら?」とか書かれたり……。
こういう時って、どんな風に反論しても裏目に出ちゃって、本当に疲弊しちゃうんだよね。

こんなこともあった。テレビで政治的な事柄についてコメントを求められたので、自分なりに考えて発言してみたら一気に広がっちゃって、もうボッコボコに叩かれて……。

「そういうつもりじゃなかったのにな」ということを説明したくてツイートしたら、それに対してまた批判が殺到して、火に油を注ぐ状態に……。もう、どうにもならないから、収まるまで見守るしかなかったよ。

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人のストレスのはけ口に
なってるだけって思えば
少しは気が楽になる

でも、炎上を経験して学んだこともたくさんあるよ。
それは、炎上の賞味期限は短いってこと
もっても1週間ぐらい。

たとえば芸能界のいろいろなスキャンダルに対して世間がウワーって一時的に盛り上がっても、1週間後には次の話題に移ってるでしょ。
炎上もそれと同じで1週間後にはみんな忘れてる。
実際、私の炎上の時も1週間後には何事もなかったように忘れ去られてたから(笑)。

もう一つ学んだのは、ネット上で叩いてくる人は私のことが大嫌いというよりも、むしろ私にまったく興味がないってこと。
たまたまそこを通りかかって、殴りやすそうなサンドバッグがあったからボコボコにしてみた……という感じだと思う。
ストレスのはけ口の対象がたまたま自分に回ってきただけ。
そう考えられるようになったんだ。
だから、ムキになって反論しなくてもいいやって思えるようになったし、適度にスルーすることも大事だって気づけた。

そういったことを経験してきたからか、今では精神的にだいぶ強くなって、「藤田ニコルはバカっぽい」とかSNSに書かれていたら、「いいね」を押しちゃう。
「このレベルの悪口なら、かわいいもの」って感じられちゃって(笑)。

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一方、悪口言っている本人からすると、「いいね」されるのは、ちょっと怖いみたい。
「やばい。今、藤田ニコルから『いいね』されたんだけど!」とフォロワーどうしでザワザワしていたりするので、その投稿にも「いいね」しておく。
そこまでやると、相手はきっと、悪口言う気もなくすんじゃないかなって思うんだ。

レアケースだけど、そのやり取りから、アンチだったのにファンになってくれた人もいるんだよ。
ただ、もともとのファンの人にはちょっと怒られたけど。
「そんな人に『いいね』するぐらいなら、私たちに『いいね』してよ」って言われたことがあって。本当にそのとおりだよね。

毎日ルーティンにしているエゴサだけど、実は、丸1日、一切エゴサをしなかったことがあるんだ。
それは炎上中、あまりにも心が疲れたって感じた時で。
初めて丸一日、まったく自分のことを検索しなかったら、すごく心が軽くなった
だから、疲れている時は「SNSデトックス」って絶対必要だと思う。

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そういえば、モデル同期の池田エライザちゃんは、2年前にツイッターをやめたんだよね。「ツイッターは自分の性格に合わない。SNSは無理してやるものじゃない」って感じたみたい。その話を聞いて、素直にすごいなって思った。

今の時代、フォロワー数やSNSでの影響度に応じて仕事が決まったりすることだってある。それだけに、大切に育ててきたSNSを手放すっていうのは、かなり勇気がいること。
でも、「いつかやめてもいい」っていう気持ちを持っておくことは大事かもしれない
もし、自分には合わないとか、もうやらなくていいかなって思う日がきたら、ムリをしないですっぱりやめて、全部削除しちゃえばいい。そう考えていれば、精神的にゆとりを持てるし、心ない意見に追い詰められることも減ると思うんだ。

ムリをしないって、心地よく生きていくために大切なこと。
私はSNSだけじゃなくて、リアルな人間関係でもできるだけ自分を偽らないようにしてるんだけど、それについては、また次回!

次回更新は3月21日(月)お楽しみに!

 

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Text&Composition:Miho Otobe Photo:Mayuko Kobayashi Stylist:Hitomi Imamura Hair&Make:Rei Fukuoka(TRON)