TikTokから人気に火がついた恋愛小説『桜のような僕の恋人』が、映画となってNetflixにて配信されます。難病を患う主人公を演じている松本穂香さんに、作品への思いを伺いました。
自信のない部分を「可愛い」と言ってくれる人に、私も出会いたい
――今作で松本さんは、「人の何倍ものスピードで年をとる」早老症という難病を発症する女性・美咲を演じています。撮影中はどのような心境だったのでしょう?
いつも、どの役も、『自分だったら』と重ねて演じたいと思っているんですけど、今回はやはり辛かったですね。見た目が変わるので、撮影中は美咲同様、私も人に見られたくないなと思っていました。
美咲は、中島健人さん演じる恋人の晴人くんに、すっぴんも見られたくないという女性。私もそういうタイプなので、後半の撮影では、監督が中島さんと私が会わないよう配慮してくださって。まわりに助けられて、何とか乗り切ることができた印象です。
――前半は、美咲と晴人のピュアな恋模様にキュンとしました。共演の中島健人さんへの印象を教えてください。
紳士的で隙がない一面もあれば、スタッフさんのモノマネをするような無邪気な少年みたいな一面もあって。最後までつかみどころがなかったです(笑)。一度、撮影が別々になるので1週間会えない、という期間があったんです。
そうしたら中島さんが、『これでお互いに7枚の顔写真を撮ろう』とチェキを持ってきて。『会えなくて寂しいけど、毎日1枚ずつ写真を見て頑張るね』と言ってくれたんです。
そんな甘い経験、人生でしたことがなかったので衝撃を受けて。この人は本物の王子様だなあと尊敬の念を抱きました(笑)。
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――さすがセクシー王子‼!! 撮影の雰囲気はいかがでしたか? Netflixの現場は、普段の現場とは違いがありましたか?
時間の余裕がありました。普段の映画撮影期間は1ヵ月ぐらい、撮休も2〜3日ぐらいで一気に撮るんですけど、今回は3ヵ月かけて、じっくり撮影しました。それだけに、ちょっと集中力を維持するのが大変だったんですけど。
あと、差し入れのドリンクが充実していました。バイキングのようにいろんな種類があって、さらに“今日のドリンク”みたいなスペシャルなのもあるんです。さすがネトフリ、豪華だなーと思いましたね(笑)
――最後に、ViVi読者にメッセージをお願いします!
晴人くんは美咲のすっぴんを見て『可愛い』と言うんです。私も、そういう欠点とか自分の自信のない部分を『可愛い』と言ってくれる人に出会えたらいいな、と思いました。簡単に『太ったね』とか欠点を指摘する人もいますけど、そんな人とは距離を置いたほうがいいと思います!(笑)。

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Photos:Munehiro Sito Styiling:Ami Michibata Hair&make-up:Izumi Omagari Interview&Text:Naoko Yamamoto