6つ子に扮したSnow Manの面々を、キツい言葉でぶった切る! バラエティ番組でも活躍してきた髙橋ひかるさんにとって、映画『おそ松さん』のトト子はハマり役だった!?
「クソ童貞ニートが!」と全力で罵倒しちゃいました
――もともとTVアニメ『おそ松さん』にどんなイメージを持っていましたか?
「かなりカオスでおバカな作品……ですね(笑)。何も考えずに笑いながら楽しめるんだけど、不意を突くようにグッとくるエピソードもあって、何が出てくるか分からない“お楽しみボックス”みたいだなと。それを今回は主役の6つ子にオリジナルキャラクターも加えてSnowManさんが演じると聞いていたので、どんな作品になるのか予測不可能で。すごくワクワクしながら撮影初日を迎えました」
――髙橋さんは本作のヒロインであるトト子役。6つ子たちの残念な行動に容赦なく突っ込みまくる存在ですが、演じるのが大変だったのでは!?
「私は関西出身ですし、バラエティ番組で強めのツッコミを求められることも多かったので、そこに関してはあまり不安に感じていませんでした。むしろ、アニメのトト子がたまに見せる女の子らしい一面を表現することに苦戦しそうだと思っていて。でも、実際は可愛いシーンなんてほとんどなくて、台本にはパンチの効いたセリフばかりが並んでいました」

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――とくに印象に残っているセリフは?
「パチンコ屋に並んでいる6つ子と遭遇するシーンで『クソ童貞ニートが!』と言い放つのですが、現実の人生で一生発することがない言葉だと思うので、ドキドキワクワクしながら本番を迎えて。SnowManの皆さんが楽しい雰囲気を作ってくださったので、遠慮なく罵倒させていただきました(笑)」
――6つ子の中で髙橋さんの推しは誰ですか?
「学生時代から窓際で本を読んでいるような謎めいた男子に惹かれがちだったので、6つ子の中では、断然、一松です。映画では深澤(辰哉)さんのオリジナリティが加わっていっそう味わい深いキャラクターになっています。今回は皆さんの配役が本当にハマっていて、どのシーンでも笑いを堪えるのが大変でした」
――現実の世界で髙橋さんがダメ男に遭遇したら、トト子のように思い切り罵倒しますか?
「昔は正面からぶつかったかもしれないけど、今だったら、関わらないようにするかな……。普段はストレスが溜まったら、友達とシューティングゲームをして発散しています。プレイに熱中しているときだけは、言葉がトト子風になっているかも(笑)」
――素敵ですね! 最後に、今後の目標についてもお聞かせください。
女優、モデル活動ともに、もっともっと経験を積んで、自分の中で“宝物”を増やしていきたい。そしていつかは、海外の作品にも参加してみたいなと思っています。

ブラウス¥13200、スカート¥16940/SNIDEL ルミネ新宿 2店(SNIDEL) その他/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2022年5月号のものです。

リを受賞し、’16年に映画「人生の約束」で女優デビュー。’17年にはNHK大河ドラマ「おんな城主 直
虎」でドラマデビューを果たした。WOWOWのドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」に出演中。
Photos:Keisei Arai Styiling:Ayako Udagawa Hair&make-up:Makoto Morikawa Interview&Text:Satoshi Asahara