B型、オカルト好き、家族愛──。 それは、がんちゃんを紐解く3つのキーワード。胸の奥が“ジュン"とするがんちゃんの素の優しさに、写真と言葉でそっと触れたい。
手相から紐解く『すがおのがんちゃん』
さて、今回はがんちゃんの素顔にトコトン迫る企画ということで、インタビューの最中、特別に手相を観させてもらった。とくに面白いのが、左手と右手でまったく違う手相の持ち主だったこと。端的に言うと、右手は経営者の手相、左手は芸術家の手相だった。つまり、がんちゃんにはビジネスとアート、両方の才能が備わっていることになる。
ちなみに主演映画『植物図鑑』でがんちゃんが演じた樹は、繊細で芸術家肌で慈愛に満ちていて、左の手相が備えているポテンシャルと完全に一致する。
「この間、テレビ番組で手相を観てもらったら、“メンバーの中で一番優しい手相をしてますよ。将来、ボランティア活動とかするんじゃないかな”と言われて、“え? ちょっと待って! それはあまり当たってないかも”と思った(笑)。でも、確かにその占い師さんは、僕の左手しか観なかった」

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手相の見方は人それぞれ。左手を先天的キャラクター、右手を現在と観る人もいるが、今回は、両方の掌に潜む可能性を探った。左の手相が持つ可能性は、感情の振れ幅が大きく、役者やアーティストとしては理想的だ。大学生で、三代目J Soul Brothersのパフォーマーのオーディションを受けたときは、「将来ダンスで食っていきたい」という思いと、「パフォーマーとして成功したい」という思いが、これで結びつくような気がしていた。そして、今のがんちゃんの中には、観る人に勇気や元気を与える、“スーパースターになりたい”という夢がある。

右手も左手も、“自分の力で運命を切り開く”ことを告げていた。パフォーマーとして、俳優として、広い意味の“表現者”として。より大きな成功を手に入れられる可能性も十分にある。
「“好きなことで成功したい”という思いから全てがはじまっている」
とがんちゃんは言う。
たぶん、彼にとって今の成功はまだ通過点でしかない。感受性豊かな芸術家の面と、一途でときに強引な将軍的な面。そんな相反するキャラクターを共存させられる人は、どんなときも強くしなやかだ。
とはいえ、ファンにとって気になるのは何よりもがんちゃんの恋愛、結婚運だろう。これについては、左右の手相とも同じ。
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「この人と決めたら最後まで添い遂げる。ただし、晩婚」
という結果だった。
Styling/JUMBO(speedwheels) Hair&Make-up/Chie Text/Yoko Kikuchi Design/ma-hgra