ダイエット情報があふれる今。でも、実際に何をどうすればいいのかわからないと悩む人も多いのでは? ダイエットする前に、なぜやせるのか、そのためにはどうすべきかをきちんとお勉強しましょ♪

厚生労働省認定健康増進スポーツクラブやオンラインでダイエット指導を行う。日々簡単に続けられる食生活が好評。著書「食べて、やせる! おうちdeダイエット」(三笠書房刊)。
“正しくやせる”食事のお助けFOOD&DRINK


「甘いドリンクはカロリーが高めで牛丼1杯と同カロリーなことも。カロリーが同じならOKではありません! 栄養素は全く異なり、ドリンクは砂糖や脂肪分がたっぷり。無意識にゴクゴク飲むのは危険です」

「塩辛い、甘い味つけは食欲を増進させます。また、ジューシー、とろ〜りなメニューは脂肪分が多くこちらも食欲増進効果あり。注意が必要です。脂肪類はドレッシングやヨーグルト、肉類から摂取できるので意識的に摂る必要はありません」

「味覚は生まれつきのものではありません。大人になっても自分で育てられるので薄味に慣れることが必要です。段々、素材の味がわかるようになりますよ」
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緑茶▶︎食欲増進ホルモンを抑えエネルギー消費を増やす

「緑茶に含まれるカフェイン&カテキン類は、体内で熱発生を起こしエネルギー消費を増やします。肉汁に含まれる脂肪を燃やす効果もあり」
豆乳▶︎もう少し食べたい欲を満たす植物性タンパク質

「食事がもの足りないとき、小腹が空いたときにコップ1杯の豆乳を。満足感があり、ダイエット中に必要なタンパク質が摂れる」
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納豆▶︎脂肪燃焼&腸活にテキメン!

「脂肪を燃焼するビタミンB2が多く含まれる納豆。ネバネバが腸内環境を整え、脂肪燃焼を良くする効果も」
朝バナナ▶︎ストレスを緩和する

「バナナに含まれるトリプトファン、ビタミンB6、糖質がストレス対策物質“セロトニン”を作ります。+甘みでイライラが落ち着きます」
お味噌汁&トマトスープ▶︎食欲増進ホルモンを抑えエネルギー消費を増やす

「出汁やうまみ成分は食欲を鎮静化させます。難しく考えず、お味噌汁やトマトスープを食事に取り入れればOK。満足感もUP」
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あさり缶▶︎“やせやつれ”を防いで美肌へ

「新陳代謝を活発にする亜鉛を多く含む。亜鉛を摂って体内でコラーゲンを作りやすい状態にして美肌効果を。若くても起こる“やせやつれ”を防ぎます」
めかぶ▶︎食物繊維豊富なネバネバ食材

「めかぶをはじめとする海藻類は食物繊維が豊富でネバネバが腸活に◎。カロリーも低くミネラルたっぷり。積極的に摂りましょう」
ゆで卵▶︎お手軽タンパク質代表

「朝食に、サラダのトッピングにとタンパク質が手軽に摂れる便利なゆで卵。ただ、マヨネーズをたっぷりつけては効果半減。注意」
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食べる腸活で巡るカラダへ
食事からきちんと栄養素を摂取したら、不要なものはデトックス。腸の働きを活発にする「腸活」で巡りの良いクリーンなカラダへ。ダイエット効果はもちろんのこと、肌の調子も上がるはず!

良好な腸内環境は脂肪を燃焼させ、さらに脂肪の吸収を抑える
「口から善玉菌を入れると、腸内では通称・やせ菌(日和見菌)のはたらきが活発になり“短鎖脂肪酸”を作り出す。これが、今ある脂肪を燃焼させ、後から入ってくる脂肪分の吸収を抑えます」
食べる腸活3ヵ条!
1.朝、コップ1杯の冷たい水を飲む
「便秘がちな人は朝、コップ1杯のお水を飲みましょう。腸が刺激され動く可能性があります。便秘は不要な悪玉菌を増やすのでデトックスを」
2.善玉菌・ヨーグルトを摂る!
「腸内は善玉菌・悪玉菌・日和見菌で成り立っています。善玉菌が多いと、日和見菌も善玉菌のような働きをするので、善玉菌が多く含まれるヨーグルトを。飲むより食べるヨーグルトで摂取するのがオススメ」

「低脂肪タイプはヨーグルト分を減らして水&脱脂粉乳がプラスされている。やせるためには善玉菌が多く必要なのでお腹の調子を整える、特定保健用食品がよりオススメ。同じヨーグルトを1週間試して、お通じの様子を観察すると自分に合うかわかってきます」
3.善玉菌のエサ・食物繊維を摂る!
「善玉菌のエサになる食物繊維(野菜、きのこ、海藻)を摂ることで、腸内のやせ菌のはたらきが活発になります。さまざまな種類の食品から摂取を心がけて」
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Photos:Akiko Mizuno Illustration:itabamoe Composition:Masami Oguma