４月29日より公開の映画『ホリック xxxHOLiC』。原作は累計1400万部超えの、CLAMPの伝説的コミック。蜷川実花監督と神木隆之介さん、柴咲コウさんのＷ主演という豪華製作陣で映像化されました。その中で、妖しい魅力を放つ女郎蜘蛛を演じている吉岡里帆さんに、役作りでのエピソードや映画の見どころについて教えていただきました！
セクシーな所作で、毎日背筋が筋肉痛でした（笑）
Ｑ.演じられた女郎蜘蛛とはどんなキャラクターでしょうか？
物語の鍵になるキャラクターですが、いわゆる悪女です。非情だけど、とにかくセクシーというのがポイント。色気がたっぷりあって、妖艶で、残酷な表情を見せています。
Ｑ.衣装やヘアメイクについても教えてください。
原作のキャラクター造形に近づけるため、メイクも衣装もみんなで工夫して調整して、何とか近い状態まで持っていくことができた感じです。女郎蜘蛛は、神木さん演じる四月一日（わたぬき）に触れるシーンが多いんですが、鋭利な爪も見どころかと思います。
あと特徴的なのは、金髪のロングヘアーです。シルバーに近い金髪で、絶妙なカールも入っていて素敵なんですけど、ここに至るまでにはかなりの時間を費やしたんです。監督が、アニメっぽさと現実の女の子の可愛らしさのちょうどいいバランスを探しに探してくださって。おかげで女郎蜘蛛のイメージをしっかりつかむことができました。
©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD.／講談社
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Ｑ.演じられていて難しかったのはどういうところですか？
セクシーな所作ですね。背筋を使い過ぎて、毎日背筋が痛かったです（笑）。工夫の連続なんだなと勉強になりました。もっと優雅で柔らかく漂うものが色気だと思っていたんですけど、全然違いましたね。撮影中はバキバキに筋肉が炎症を起こしていました（笑）。
Ｑ.最後に映画の見どころを教えてください！
『xxxHOLiC』という作品は長い間多くの方たちに愛されてきていて、私もとても面白く読ませていただきました。今回、映画になることによって、キャラクターの動きだったり、世界観などが、見ごたえあるものになっていると思います。
何より蜷川監督の色使いの美しさ、そしてお客さんに楽しんでもらいたいという想いを強く感じたので、公開されるのが楽しみでたまりません。これは劇場の大きいスクリーンで見ていただくと、より楽しめる映画かなと思います！
吉岡里帆
1993年１月15日生まれ。京都府出身。2015年にNHK朝ドラ『あさが来た』でヒロインの娘の親友役を演じ、注目を集める。その後、多くのドラマ、映画、そしてCMに引っ張りだこの存在となる。現在主演ドラマ『しずかちゃんとパパ』（NHKBS）が放送中、。待機作に、主演映画『ハケンアニメ！』、『WOWOWオリジナルドラマ 椅子』など。
『ホリック xxxHOLiC』 人の心の闇に寄り憑くアヤカシが見える高校生・四月一日（神木隆之介）。その能力を捨て普通の生活を送りたいと願っていたある日、不思議な「ミセ」にたどり着き、侑子（柴咲コウ）という女性と出会う。願いを叶える対価として一番大切なものを差し出すよう言われた四月一日は、同級生の百目鬼（松村北斗）、ひまわり（玉城ティナ）と出会い、“大切なもの”を探し始める。しかし、そんな四月一日にアヤカシを操る女郎蜘蛛（吉岡里帆）の魔の手が迫る……。４/29より全国公開。
Photos：Tohru Daimon Interview＆Text：Naoko Yamamoto Hair＆Make-up：Sawako Yuri（SHISEIDO） Styling：Hiromi Chiba
